概要
小説やマンガなどの書物のうち、およそ万人受けはしないと判断された作品に対するある種の隠語、もしくは賞賛と揶揄の入り混じった評価。迷作・奇作・問題作、もしくは玄人向けと似たような意味である。
『読む人を選ぶ』と評価される理由
- 表現の奇抜さや独特さが行き過ぎている。
- ストーリーの構成に難がある、もしくは破綻している
- キャラクターの魅力が薄い、もしくは掘り下げが浅い。
- エンタメ的な面白さよりも、作者の政治思想や個人的な主義主張が優先されている
- メディアミックスや原作付きの場合、原作クラッシャーや原作レイプ、キャラ崩壊になってしまっている。
...といった尖りすぎた個性により、作品や作者と同じ感性や波長を持っていない限り理解や共感、感情移入が困難になってしまう。
ただし、必ずしも「読む人を選ぶ=駄作」という訳ではない。そのやりすぎな表現や独特の世界観のトリコになってカルト的なファンを生み出すこともある。上記の欠点や好き嫌いの割れる表現があっても、他の部分にそれをカバーするだけの魅力があれば、万人受けはしなくともヒット作になる事例もないわけではないのだ。
また、単に読者のターゲット層を誤っている場合もある。少女漫画誌で男のロマン満載の作品を連載したところで、読者の少女たちの共感は期待できないだろう。
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人を選ぶ 読者を選ぶ マニア向け 人類にはまだ早い ガロ系 なろう系