概要
表現規制を皮肉った作品、もしくは特定ゲームのプロデューサーへのヘイト作品にタグ付けされる。
いずれも他者の作品に付けることは推奨されない。
表現の自由と不快な表現
特定の人物や団体が、問題のある(と見なした)表現に対し、「不快である」として取り下げやゾーニングを求めることは、よくあることである。「不快な表現」とみなされやすい表現としては、性的な表現、政治的な表現、残酷な表現などがあるが、「さくら荘のペットな彼女」のサムゲタンなど、思わぬところで炎上することもある。
表現規制論の多くは、「子供の教育に悪い」「犯罪を誘発する」などをしばしば表向きの名目とするが、客観的な論拠を示すことはなく、結局は「この表現が嫌い」という感情論に基づいているとして、「不快な表現」という言葉は使われる。なお、「差別的表現」もしばしば「不快な表現」と見なされるが、上記の「さくら荘サムゲタン事件」に関しては、抗議者の根拠自体が陰謀論(ステマ疑惑)と結び付いた韓国への差別的感情に基づくものであった。
「不快な表現」といっても人それぞれであり、クレーマーの抗議に応じていちいち取り下げていたら、何も表現できるものが無くなってしまいかねない。とはいえ、ヘイトスピーチや誹謗中傷など、特定の人を狙い撃ちして「不快」にさせるような表現は正当性が認められにくい。また、過激な性描写や残酷描写など、多くの人が不快に思う可能性が高い表現に対し、人目に触れる機会を減らそうとするゾーニングも重要な論点となっている。
不快な表現(艦隊これくしょん)
艦これのプロデューサーに対する批判・中傷の隠語。由来はニコニコ動画において【田中謙介】タグが登録できなくなり、その理由に「不快な表現」という説明がなされたことによる。
それ以降、ニコニコの「表現規制」への皮肉を込めた同義語として【】がネット上で使われることになった。