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見せしめだろう 大事な事だ…

概要

四皇百獣のカイドウ”率いる百獣海賊団の一員で、一味の内では総督、大看板に次ぐ幹部クラス“真打ち”の一人。同時に、その真打ちの中で最強の六人とされる“飛び六胞”に名を連ねている。現在判明している四皇率いる海賊団の幹部でも最年少の青年。

当初は恐竜および人獣形態での登場だったが、後に一味の本拠地である鬼ヶ島での大宴会の席で、他の飛び六胞共々人間の姿で登場。また、同じく飛び六胞の一人であるうるティとは実の姉弟であることも明かされており、彼女からは「ぺーたん」と呼ばれ非常に溺愛されている。

海賊だった父親が死んだ後、父親と因縁のあったカイドウに引き取られた過去を持つ。その後、カイドウが持っていた2つの悪魔の実を姉が盗んだ事で姉弟揃って能力者となり、飛び六砲まで登り詰めた。

プロフィール

本名ページワン
年齢20歳
身長171cm
懸賞金2億9000万ベリー
所属百獣海賊団飛び六胞
悪魔の実リュウリュウの実 モデル“スピノサウルス”(動物系古代種)
覇気武装色見聞色
出身地偉大なる航路
誕生日2月10日(うるティラザー)
星座みずがめ座
血液型X型
好物ナチョス
趣味釣り(一人になりたい)
笑い方ヒヒヒ
初登場単行本92巻 第929話『ワノ国将軍 黒炭オロチ』
CV青山穣

人物

容姿

全形態の共通として顔の右側にウェーブのかかった紫色の前髪を流したヘアスタイルが特徴的。

当初は恐竜の姿で登場。体の前面(右上腕から胸部にかけて)には「PAGE1」の文字列を斜め上に向けて綴った刺青を彫っている。また、他の一部の船員たち同様に二本角らしき突起も確認され、彼の場合は短い三日月型の角が左右の眉骨辺りから生えている。

人獣形態では、リザードマンを彷彿とさせる推定3mを超える筋肉質な体格に変貌。髑髏のバックルが付いたベルトに緑色のタイトパンツ、更にその上に腰マント付きのコルセットとかなりパンクな出で立ち。

転じて人間形態は変身時と同じ角かは不明だが、頭のコメカミ辺りに色違いの二本角が生え、角が通る穴の開いたチューリップ帽にマスクを着用し、体にはワイシャツにネクタイ、サスペンダー、革手袋にマントを羽織るなど、姉の美脚などと比べても極端に肌の露出が少ない出で立ちとなっており、上述の前髪で右目を隠しているため、人間時に彼の表情(というか地肌)を確認できる部分は左の目元のみとなっている。コミックス97巻の表紙絵にてカラーリングが発覚するが、衣装は全体的にモノクロ風で統一されており、マスクと帽子と角は右半分が白、左が緑と黒のツートンカラーになっている。

性格

他の百獣海賊団の船員たち同様、冷酷残忍な性格で、見せしめのためなら無関係な人間を巻き込むことも辞さない凶悪さを持っている。

一方、敵が正体を隠すためにふざけているとしか思わないだろう名前を名乗りはぐらかし続けても、それ自体には怒らず律儀にその名で呼んだり、大宴会の招集命令での席では体育座りのように膝を抱えて縮こまり、フーズ・フーササキからも一方的にからかわれるなど、何処か立場の弱そうな姿を見せていた(これには前日におそばマスクを取り逃した失態が一因しているようで、アニメではその点をササキから指摘されていた)。それでもある程度は同じ飛び六胞には信頼を寄せていたのか、ドレークがナンバーズの十鬼を仕留める裏切り行為に出た際はその様子を見て困惑していた。

また彼自身も他人から突如理不尽な目に遭ったりとばっちりを受けたりすることが多く、後述の生い立ちから無関係な者を巻き込むこと自体悪事だとは認識していないのかもしれない。

先述の通り、姉であるうるティの感情の起伏の激しさに常々頭を悩ませているようで、自身にべったりと甘えてくることに鬱陶しがり、遠ざけようとしても今度はその際の荒い言葉遣いに噛みつかれて怒声を浴びせられたりと頭が上がらない模様。

しかし、姉がヤマトの雷鳴八卦で昏倒させられた際は心配そうに駆け寄り、部下達にも医療班を呼ぶよう命じているなど、普段は姉の前だと素直になれないだけで、実際は彼自身も姉思いな一面を見せている。

なお、うるティが目覚めた時にはスッといつもの態度に戻っていた。

戦闘能力

悪魔の実リュウリュウの実 モデル“スピノサウルス”(動物系古代種)
能力茶色(帆と背中の棘は赤茶色)のスピノサウルスに変身できる

名前の通りスピノサウルスに変身することが出来る。ただし現実での復元図とは違い帆は魚のものに寄った形をしている。

レイドスーツを着用したサンジが足で受けても押し返すほどのパワーを持つ。さらに、大型恐竜の能力者だからか、彼の蹴りを何度もくらっても倒れず、ルフィのゴムゴムの象銃を顎へまともに受けても「顎が外れそう」程度で済んだりという動物系特有の異常なタフさも持っている。

ウソップとナミから当たれば大ダメージなりそうな急所を狙われ続けても、足止めにしかならない程度のダメージにしかなっておらず、戦闘を続行できるタフネスを二人に戦慄を抱かせた。

一方スーツのステルス能力を使用された時には全く位置を掴めていなかったので見聞色の覇気は使用できないと思われたが、姉のうるティの技を喰らったルフィが生きていることを察知していたため、単純に見聞色でサンジのほうが上回っていただけとも考えられる(後にビブルカードにて武装色と見聞色の覇気を習得している事が明らかとなった)。

しかし、後述の活躍から姉を含む他のリュウリュウの実能力者のように技名ありの技は作中では使用されなかった。

本編

同じ飛び六砲のドレークと共に現れ、狂死郎の部下相手に暴れたサンジを見せしめのため探すという名目で彼が開いていた店と同じ蕎麦屋を誘い出すために幾つも破壊し(ついでに盗み食いをして)周る。そこへ駆け付けたサンジと対峙するが、レイドスーツを着用したサンジの透過能力に翻弄され、取り逃がした(原作では決着がどうなったのか不明であったが、アニメ版では少し続きが描かれている)。

その後、鬼ヶ島における飛び六胞の集合シーンで人型形態が判明し、上記の様にうるティに振り回される姿を見せた。

カイドウからヤマトの捜索を命じられてからは、姉と共に城内を駆け回る中でおんぶをねだった姉に飛びかかられ階段を顔面スキーさせられるという散々な目に遭うも、その道中で遭遇したルフィと対決。スピノサウルスの姿で襲い掛かるも攻撃をかわされ、顎にゴムゴムの象銃の一撃を受けた。

しかし本人曰く「顎が外れそうだ」程度のダメージしかなかったようで、ヤマトに昏倒させられた姉がすぐに復活した後は再度ルフィとヤマトの捜索に向かうも、途中で見失ってしまった。

討ち入りが始まると、ヤマトを単独で追いかけていたうるティと合流。キングからの連絡により、ヤマトの捜索を打ち切って麦わらの一味や侍達の侵攻を阻止するために戦闘を開始した。

そして再度ルフィを見つけ、侍達を薙ぎ払いルフィを攻撃しようとするもウソップのドクロ爆発草が顔面に直撃(直前にページワンに顔面スキーさせたうるティはそれを見て「きゃー!!ペーたん!!」と悲鳴を上げていた)。

さらに姉弟を挑発しながら逃走するナミとウソップに標的を切り替え、姉と一緒に2人を追跡した。

ナミとウソップに追いつくと、ウソップのデビルや竹ジャベ林などの攻撃をまったくものともせず圧倒し、戦意喪失させるまでに追い込むが、敵船から潜入してきたお玉が乱入し2人を救出。さらにお玉に手なずけられたひひ丸に足止めされ、逃亡を許してしまった。

その後再度お玉達を発見し、狛ちよの尻尾に食らいついていた。ウソップナミから散々喉元目玉など急所を攻撃されるも一時的な足止めにしかならず、全く倒れる気配もなかった。

そこへ記憶を取り戻したビッグ・マムがやってきて、お玉から「おこぼれ町はカイドウの部下に攻撃されて壊滅した」と聞かされる。記憶を無くしていた時、お玉とおこぼれ町の人達に親切にしてもらったビッグ・マムは、それを聞いて大激怒

だがページワンが実行犯だとこの時点ではっきりしておらず、「カイドウの部下」というだけで攻撃対象になった挙句、ビッグ・マムの覇王色の覇気を纏った渾身の一撃を受け、自身の盛大な首の骨が折れる音を鳴らす羽目になるのだった。

とばっちりのような形だが、途中でルフィ側に寝返ったドレークを除き、飛び六胞の中で最初の脱落者となった。現状、生死不明。

余談

  • 名前の由来について

他の百獣海賊団の船員と同じように、彼の名前は実在するトランプゲームに由来している。

彼の由来である「PAGE1」は多人数で対戦するゲームで、最初の親が台札として選んだカードのスートと同じカードで強さを競い、最も強いカードを出した者が次の親となって台札を決める…という勝負を繰り返し、先に手札が無くなった者が勝利となる。

アメリカ発祥の「アメリカンページワン」との区別のため「ヨーロピアンページワン」とも呼ばれるが、実は欧州発祥のゲームではないらしい。日本では、昭和頃にこれと似たルールの「芋掘り」というゲームが広まっている。

  • スピノサウルスについて

彼の悪魔の実のモデルである魚食恐竜「スピノサウルス」は、2014年以降の研究では四足歩行でワニのように水陸両用の恐竜であった説が有力になっていたが、2020年5月に扁平なナマズのような形状の尾の化石が見つかり、水生生物である可能性が浮上した。

ただし、彼の変身時は二足歩行…つまり、2013年以前の復元図(分かりやすく言えば映画ジュラシック・パークIII』のアレ)の姿であり、悪魔の実の能力者は能力の代償として泳げなくなるが現実でのスピノサウルスのように泳げるかは定かではない。また、ジャンプ掲載時は尻尾が他の陸上恐竜と同じ形状で描かれていたが、後に発売されたコミックス版では上述の新発見された化石に倣いヒレ状の尻尾に描き直されている。

  • 担当声優について

ページワンを演じる青山穣氏は1965年生まれであり、キャラ年齢(20歳)に反して飛び六胞の声優陣では最年長。登場当初の人獣形態や獣形態時はドスの効いた威圧的な演技を披露していたが、飛び六胞全員と人間形態で再登場した際には、その風貌に合わせて若々しい声作りも披露しており、1キャラでここまでの演じ分けを卒なくこなす姿には視聴者も感嘆の声を漏らしていた。

対して、姉のうるティを演じる黒沢ともよ氏は飛び六胞の声優陣では最年少で、青山氏とは親子程の年の差があったりする。本作アニメに限らず、こうした担当キャラと演者同士の実際の年齢差はよく発生する事例ではあるが、黒沢氏もまた「ぺーたん」に対する猫なで声と、弟やその他に噛みつく際の粗暴な口調を見事に演じ分けてみせており、またアニメ版オリジナルの追加シーンや台詞でのコミカルかつ(もしやアドリブでは?とも受け取れる)自然なやりとりは好評を博した。

ペ「うるせェ、お前なんか……お前だッ!

う「はぁッ!!?

ペ「お前お前お前お前ッ…!!

う「はぁあ“ッッ!!!?

  • 趣味

単行本104巻のSBSにて趣味が「釣り」であることが明かされたが、その理由は「一人になりたいから」らしい。

姉にかなりイジリ倒されてるから、たまには一人になって息抜きしたいのだろう…

関連タグ

ONEPIECE

海賊  苦労人

能力者 動物系 古代種 スピノサウルス

百獣海賊団

飛び六胞 X・ドレーク フーズ・フー ブラックマリア ササキ うるティ(実姉)

カイドウ 大看板

中の人繋がり

ランドール・ボッグス(モンスターズインク)…スピノサウルスに変身するページワンと同じ爬虫類系キャラで、ランドールの体色も髪の一部と同じ紫色をしている。

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