概要
ニンテンドーDSで発売された、21世紀のスーパーマリオブラザーズ。
2Dマリオ本編の新作では『スーパーマリオワールド』以来、約16年ぶりとなる。
アーケード版『ドンキーコング』から初登場したマリオのデビュー25周年記念作で、
ニンテンドーDS用ソフトとしては、日本のみならず全世界で最も売れた作品である。
日本ゲーム大賞2007年度優秀賞を受賞。
キャラクターは3Dで描かれているが、ファミコン時代の2Dのスーパーマリオのような爽快な操作性をそのまま再現したうえで、3Dマリオ作品のようにヒップドロップやカベキック、2段や3段ジャンプが行えるようになっている。
今作ではスーパーマリオとファイアマリオに加え、巨大マリオ・コウラマリオ・マメマリオに変身できるようになった。
上記のアクション面の他にも様々な3Dマリオ作品の要素が取り入れられ、2Dマリオ作品では初めてマリオなどの主要キャラクターがムービーや一部アクション時にボイスを発するようになり、スーパーマリオ64と共通する無敵BGMや同作と同じ咆哮のクッパ、ミス時のクッパの顔が出て暗転する演出のほか、スーパーマリオサンシャインからクッパJr.やボスパックンの登場、スーパーマリオ64DSからはキャラクターの外見のみならず同作をベースにしたミニゲームモードの収録、パワースターを奪い合うことが共通する対戦モードの存在などが挙げられる。
後に発売されたWii以降に比べ、DSで発売された初代はクッパが溶岩に落ちて白骨化する、お化け屋敷ステージのBGM、8エリアの雰囲気など怖い雰囲気である。トゲツムリ、イガプク、カボちゃんなど本作品にしか登場しない敵キャラも多い。なおNewマリオシリーズの基礎を築いた本作ではあるが、以降のシリーズではWiiでのグラフィックやBGMが踏襲されているため、そういった面でも本作は異質である。
シリーズ一覧
タイトル | 機種 | 発売日 |
---|---|---|
Newスーパーマリオブラザーズ | ニンテンドーDS | 2006年5月25日 |
NewスーパーマリオブラザーズWii | Wii | 2009年12月3日 |
Newスーパーマリオブラザーズ2 | ニンテンドー3DS | 2012年7月28日 |
NewスーパーマリオブラザーズU | WiiU | 2012年12月8日 |
NewスーパールイージU | WiiU | 2013年6月19日 |
NewスーパーマリオブラザーズUデラックス | ニンテンドースイッチ | 2019年1月11日 |
シリーズには含まれていないものの関連作品として、NewスーパーマリオブラザーズUをモチーフにしたゲームスキンが登場しているスーパーマリオメーカーならびに続編のスーパーマリオメーカー2、スマートフォン向け作品としてシステムは変わっているもののNewスーパーマリオブラザーズU由来の要素が多いスーパーマリオランが挙げられる。
関連タグ
スーパーマリオ3Dランド・・・こちらは逆に、2Dマリオ要素を取り込んだ3Dマリオ