阪急京都本線大宮駅(HK-84)
概要
京都府京都市下京区にある阪急電鉄京都本線の駅。1931年3月31日開業。
開業時は京都線の終点駅で最初は京阪電気鉄道の「京阪京都駅」として開業。また西院駅と当駅間は関西初の地下線である(大阪の地下鉄御堂筋線の開業はこの2年後)。
戦中に阪急との戦時合併があり「京都駅」(旧国鉄→JRの同名駅名とはまったくの別位置である)に改名、戦後京阪が阪急から独立した際は阪急の路線として帰属。1963年の河原町駅延伸で「大宮駅」に改称、中間駅となる。
隣駅の西院駅と共に、かつてホームの有効長は7連分しかなかったため、1972年の特急・急行8連化以降、1986年に有効長を延伸するまで、上下電車とも最後尾の車両のドアカットを行っていた。現在のホーム有効長は10連(10両運転は現在実施されず)。
相対式2面2線の地下駅。
読みは「おお⤵みや」と最初に高く発音する。
地上の交差点は四条大宮交差点で、日本信号初代丸形のある交差点で有名だった。(現在はLED灯器に取り換えられている。)
2001年までは特急が停車していたが、現在は通勤特急と準特急が停車する一方で、特急や快速特急「京とれいん雅洛」は通過する。
下記の京福四条大宮駅と乗り換える際は、地上の交差点を渡る必要がある。乗換の徒歩時間で見れば阪急の東改札口及び乗換通路が新設された隣の西院駅が便利だが、当駅は京福の始発駅でもあるので着席目的(特に行楽シーズン)で阪急から京福へは当駅で乗り換える客が未だに多い。
観光目的での京都市バスとの乗り継ぎ利用については東寺、京都水族館、京都鉄道博物館へのアクセスに便利(河原町・烏丸方面から来るが、両駅からの乗換は渋滞に巻き込まれやすい)である。また、右京区京北周山町方面への西日本JRバスも通っている。どちらもバス停留所名は「四条大宮」である。
2001年のダイヤ改悪で特急が通過するようになって以来、利用客が減ってはいるものの、京福(嵐電)及び路線バスとの乗り継ぎによる観光利用で重要な駅の1つ。
西院駅にも言えるが観光列車の「京とれいん雅洛」が通過するのがおかしいレベル。
京福嵐山本線四条大宮駅(A1)
京福電気鉄道(嵐電)の嵐山本線の始発駅である。上記の阪急大宮駅とは隣接するが、乗り換える際は地上を出て交差点を渡らなければならない。
1910年、嵐山電車軌道の京都駅として開業。大正14年に四条大宮駅に改称。
ホームは櫛型の3面2線。
利用状況
近況
阪急大宮駅
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は、30,694人である(京都府統計書より)。
京福四条大宮駅
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は、5,836人である(京都府統計書より)。
利用状況比較表
事業者名 | 阪急電鉄 | 京福電鉄 |
---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 32,416人 | 6,707人 |
2009年(平成21年)度 | 28,570人 | 6,449人 |
2010年(平成22年)度 | 28,808人 | 5,797人 |
2011年(平成23年)度 | 25,923人 | 5,901人 |
2012年(平成24年)度 | 26,329人 | 6,115人 |
2013年(平成25年)度 | 26,802人 | 6,164人 |
2014年(平成26年)度 | 27,493人 | 6,400人 |
2015年(平成27年)度 | 28,181人 | 5,235人 |
2016年(平成28年)度 | 30,888人 | 6,274人 |
2017年(平成29年)度 | 30,778人 | 5,792人 |
2018年(平成30年)度 | 30,258人 | 5,912人 |
2019年(令和元年)度 | 30,694人 | 5,836人 |