データ
別名 | 超翔竜 |
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全長 | 50メートル |
翼開長 | 80メートル |
体重 | 1万2千トン |
飛行速度 | マッハ4 |
概要
太古の地球に生息していた昆虫怪獣の一種であり、メガニューラの変異態である。
水没した渋谷の湖底深くで羽化しないまま眠っていた巨大なメガヌロンに、メガニューラの群れが「テリトリー周辺で特に強い生物」であるゴジラから奪ったエネルギーを自らの命と引き換えに供給し続けた事により変態・怪獣化した姿で、メガニューラが周囲の敵を倒しテリトリーを広げるために生み出した最強にして究極の戦闘形態である。
昆虫とは思えない爬虫類じみた面構え(これは奪ったエネルギーの主(ゴジラ)に影響するらしい)と、凶悪・攻撃的なデザインの身体が特徴。性格も好戦的かつ凶暴な性格で、周囲の敵を倒しながらテリトリーを広げる習性を持つ究極の戦闘体。そのため、ゴジラのようなテリトリーに邪魔な存在を見つけると排除しようと襲い掛かってくる。自身が優位に立った時は醜悪な笑みを浮かべ、ゴジラが飛びかかってきた時は驚きのあまり目を見開く等、昆虫の割には表情豊か。
瞬間移動したかのようにすら見える高速飛行によってゴジラの放射火炎も回避する俊敏な動きを見せる。また、翅を高速で擦りあわせて強力な高周波を発生させる事も可能。
両前肢の鋏、針のついた尻尾が武器で、尻尾の針は相手に突き刺すことでエネルギーを吸収することができる。これにより敵の光線兵器(ゴジラの火炎)の放射を食い止め、さらに吸収したエネルギーを光球として撃ち出す攻撃も可能。最大の武器であるがゆえに弱点にもなっており、これを破壊されると戦意を失い急速に弱体化する。
また、素早さに関しては圧倒的であるが、大きな欠点として防御力の低さも挙げられ、すれ違いざまにゴジラの背ビレで鋏を切断されたり、尻尾の針を容易く噛み砕かれた他、熱線に関してはいざ直撃を受ければ爆発炎上するなど打たれ弱さが目立つ。
また、『超全集』では当時の生態が描かれており、天敵である翼竜プテラノドンに対抗するべく、バリオニクスなどの肉食竜からエネルギーを奪いメガギラスを生み出していたと推測されている。
戦歴
お台場のフジテレビ本社に隣接する空中庭園ビルの前でゴジラと遭遇し、戦闘になる。高速飛行能力でゴジラを翻弄、ゴジラの熱線も俊敏な動きで回避してみせた。尻尾の針で突き刺してエネルギーを吸収し、ゴジラの熱線の放射を止めた上でさらに吸収したエネルギーを光球として撃ち出すという離れ技も見せる。
ゴジラの鋭利な背ビレで左の鋏を切断されてもなお怯まず、ハイジャンプからのボディプレスなどの反撃を受けつつも終始優勢に戦いを進めていたが、ゴジラの頭部に尻尾の針を突き刺そうとしたところを逆に噛み砕かれたことで形勢逆転され、それまでの勢いが嘘のように弱体化。最後は逃げようとした所へゴジラの放射火炎を2発受け、空中で炎上、落下して爆死した。
余談
- 概要にも書かれているが、『空の大怪獣ラドン』に登場した小型怪獣メガヌロンを元に生み出されたキャラクターである。旧作では幼虫のメガヌロンがラドンに捕食されてしまっていたが、戦闘形態であるメガギラスであればラドンとかなり良い勝負ができるのではないかと考えているファンは多く、しばしばどちらが強いかという話題が持ち上がることも。また、同じ昆虫型の怪獣であるモスラやバトラとも比較されることが多い。
- 『ゴジラ FINAL WARS』でも冒頭のライブフィルムに少しだけ登場している。
- 小説の『怪獣黙示録』にも登場。元々ヨーロッパ大陸周辺に潜んでいた怪獣の一つだが、ゴジラに追われて東に移動。同様にヨーロッパからシベリア鉄道を経由して東へと逃げる難民をラドンと共に襲い、多数の死傷者を出した。また、そのラドンとはお互いに天敵として敵視する関係にあるという。
- 何の因果か、『ガメラ3』では渋谷が火の海になったのに対して、こちらでは文字通りの海(湖)になった。
- ソフビ人形も発売されたが、実際に劇中プロップを制作した人が造形を担当されたので非常に出来が良い。ただし当時劇中と同様のカラーをしたソフビはセット売りの物で、単品は銀色をベースとした劇中とは異なるカラーであった(それはそれでフィギュア映えする)。2022年に発売されたのは劇中と同じカラーである。
- アトラクション用の着ぐるみも存在していたのだが、それには二本の足が生えた怪人のようなスタイリッシュな外見になっている。本編中でも操演に加えて、人が入って演技ができる上半身のみのスーツが製作されて使用されていた。人間的な脚(leg)の生えたメガギラスであることから、海外ファンからは「レガギラス」と呼ばれることも。
現在唯一『初代ゴジラと戦った怪獣』である。
関連タグ
メカギラス・・・名前が似ているが無関係。
ハイドラグーン・・・・最終形態繋がり。