概要
脚本:根元歳三
監督:辻本貴則
第19話予告
空がガラスのように割れた!?
その向こうの異次元空間から、怪獣を超えた超獣バラバが出現!
大ピンチになった俺たちの下へ、あのヒーローが光とともにやってくる!
次回、ウルトラマンZ!「最後の勇者」
ウルトラ驚くどぅえぇぇぇす!?
STORY
宇宙大怪獣ベムスターが襲来、どうやら2年前に地球防衛軍の偵察衛星を何機か飲み込んで帰っていったらしいが、それに味を占めて地球を餌場とみなしてしまった模様、これを迎撃すべくウインダムとキングジョーSCが迎撃に立ち向かう。
しかし、戦いの最中、ハルキの所持するエースのメダルが反応したかと思えば空に真っ赤なヒビが入るという異常事態が発生する。ベムスターもこの光景に何か恐ろしい物を感じ取り地球から逃げ去っていった。
ストレイジの面々が警戒を強める中、ハルキはゼットに呼ばれインナースペースを訪れる。
実はゼットにはこの事態を引き起こした存在に心当たりがあった。その存在とは『ヤプール』。かつて超獣とよばれる怪獣たちを生み出して侵略を企てた事、ウルトラ兄弟の一人ウルトラマンエースによって阻止された事、そしてそのエースはゼットにとって恩人に当たる人物であった事を話す。そして二人はこれから現れるであろう超獣にともに立ち向かうことを誓い合うのだった。
そしてついに空が割れ稲妻と共に地上にナニカが現れた…
ヘビクラ「お前か、殺し屋超獣バラバ!」
中から現れたのは殺し屋超獣バラバ。ヤプールの残留思念によって恐るべき力を持って地獄から舞い戻ったのであった。バラバはパイロットがエースの力を宿すメダルを持ち、なおかつエース同様にトサカがあるゆえにウインダムをエースと誤認、恨みを果たそうと襲い掛かる。キングジョーSCも攻撃するが新たに空間に穴を開け攻撃を送り返す能力を身につけており打ち返されダウン、ウルトラマンゼットデルタライズクローで立ち向かうがベリアロクがはじき飛ばされオリジナルに戻され、倒れたところに今まさにとどめを刺さんと頭部の「テリブルソード」を振り下ろす。
その時、どこからともなく十字の刃が飛んできてテリブルソードを弾き飛ばす。
「弱気になるな、ゼット!」
空から赤い光の球が舞い降り、中から現れた光の巨人、その名はウルトラマンエース。かつてヤプールと戦ったウルトラ兄弟の一人であり、ウルトラメダルに導かれこの地球に降臨したのである。
彼は再び現れた超獣に対し果敢に立ち向かい、その姿に奮起したゼットもベータスマッシュにチェンジして戦線に加わる。
しかし怨念のパワーを身に纏ったバラバは強固、二人のウルトラマンからの攻撃を受けても倒れる気配がない。
その時エースはゼットを見て何かを思いつく。彼はリング状の光線を放ちバラバを拘束。その間に二人はゼットの頭部にエネルギーを集結、合体光線「スペースZ」を放つ。さすがの怨念を身に纏ったバラバもこれには耐えきれず、テリブルソードを残し木っ端微塵となった。
夕陽の前に再会する二人のウルトラマン、彼らの語らいの中で実はゼットの名付け親はウルトラマンエースだったと判明、彼は『宇宙の戦いを終わらす最後の勇者となってほしい』という彼への期待と平和への願いを込めて最後のアルファベットΖを名前としたのだった。
戦いが終わり空へと帰っていく二人のウルトラマン。
いつもならゼットの軌跡がで空にはZの文字が浮かぶのだが、今日はエースの軌跡で一本ラインが入り大きなAの文字が浮かんでいた…
余談
エースのCVはTVシリーズで北斗星司役で知られる高峰圭二。なお、高峰氏はこの当時、口の中を手術したばかりで不安から出演しようか悩んでいたが、奥さんが励ましながら背中を押してくれ、出演を決意したとのこと。
バラバとゼットが戦ってる時、ゼットがバラバに押し潰されてるシーンにいた男性3人は武居監督とメイン監督の田口氏田口氏と助監督の越監督である。