「お腹がなくて冷えちゃったのね~!」
CV:大友龍三郎
概要
第39話「特別編だよっ!!」に登場する妖怪軍団に与する妖怪の1体で、自称「妖怪世界で1番恐れられている殺し屋」。ちなみに劇中ではイッタンモメンも「殺し屋」を名乗っている。
青と白の斑模様にツギハギだらけの人形を思わせる姿を持ち、原典と違ってこちらは目と鼻は無いのに口だけは縫い付けられてはいるが存在する。
昔の「のっぺらぼう」は目や口等が無く、夜中に通り掛かった人間を驚かして喜んでいるだけの他愛ない妖怪だった。
何度倒されバラバラにされても瞬時に元に戻る程の不死身の再生能力を有する。
しかし復活したての時はボロボロでその都度誰かに縫ってもらわなければならず、それ以外に大した武器も持たないため、殺し屋と呼ぶには心許無い(ただ、劇中では妖怪大魔王の手で無数の武器を体内に内蔵してもらっているため、何とか殺し屋としての面目は保たれた模様)。
活躍
大魔王よりカクレンジャー抹殺の依頼を受けるや、5人を誘き出すべくドロドロと共に人々に襲い掛かる。
騒ぎを聞きつけてカクレンジャーが駆けつけるやそのまま戦闘に突入。シャークドライバーを喰らって倒されるも、持ち前の再生能力によってボロボロの姿で復活してその場は撤退する。
本拠地である洋館に帰還後、ドロドロに裁縫で全身を修理してもらうと同時に、大魔王から「新しい力」として無数の武器を授かり体内に装備。改めてカクレンジャー抹殺に動き出す。
その一環として、挑戦状を送りつけてカクレンジャーを自身のホームへ誘導し、鎖による罠で5人を拘束すると、左手に装備された「のっぺらマシンガン」でレッドから蜂の巣にしようとする。レッドは何とか逃れようと身をよじるも、スーツ越しに鎖が凶悪に食い込む苦しさに悶えるることしかできなかったが、レッドが後ろ手に隠し持っていたリモコンで猫丸に内蔵された大砲による砲撃に花のくノ一組と共に怯み、その隙に猫丸が鎖を噛み砕いたことで5人は自由の身となってしまう。
改めてカクレンジャーとの交戦に移ると、再度レッドをのっぺらマシンガンで銃撃し。更に左膝から「のっぺらミサイル」を発射して攻撃するも通用せず、そのまま隠流・雷鳴斬を受けて敗北する。
直後に妖怪エネルギーの落雷を浴びて巨大化すると、召喚された5体の超忍獣と交戦。対するゴッドサルダーが「サルダー分け身の術」でレッドサルダーとバトルサルダーを分身として召喚するや、バトルサルダーのサルダークローに切り裂かれ、更にレッドサルダーに投げ飛ばされた挙句、ゴッドサルダーのゴッドサルダー二刀斬りを叩き込まれて再度倒される。
だが、すぐに自慢の再生能力によって復活し、右肩の「のっぺら銃」で反撃。参戦したニンジャマンを圧倒するも、禁句である「青二才「]」と言ったためにサムライマンへの変身を許してしまう。サムライマンとスーパー隠大将軍の両者からの連続攻撃に倒されてもしぶとく復活するノッペラボウだったが、腹部の破片をサムライマンに踏まれて完全に復活できなかったために腹を壊してしまい、そのまま上記の台詞と共に爆散した。
余談
妖怪モチーフはのっぺらぼう。その他のモチーフとしてフランケンシュタインも含まれている。デザインは顔の部分の皮がないというコンセプトである。
ノッペラボウの登場した第39話では、講釈師が実に15話ぶりに本編に登場。カクレンジャーと妖怪軍団の24時間密着取材をTV局のスタッフと共に決行し、その際にテントで熟睡中の鶴姫に寝起きドッキリを仕掛けてキスまでしようとしたり、プールで戯れているビキニ姿の花のくノ一組に「おじさん、こーゆーの大好き」と言いながら小型CCDカメラを近付ける等、スケベ心全開でやりたい放題だった。
しかし、妖怪軍団のアジトである洋館に忍び込んだ際に「人間の臭いがする」と妖怪大魔王に勘付かれてしまい、とある橋の上でドロドロを2体撃退する善戦ぶりを見せ付けるも、結局は落とされて大怪我を負う羽目になる。本編での彼の出番はもうこれで終わりだが、何気にダラダラの登場回までカクレンジャーが潜入できなかった妖怪軍団の拠点に逸早く潜り込んでいる点は見逃せない。
声を演じた大友氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となった。次の出演は『電磁戦隊メガレンジャー』の邪電王ジャビウス1世役である。
関連タグ
忍者戦隊カクレンジャー 妖怪軍団 妖怪(カクレンジャー) のっぺらぼう
イッタンモメン(カクレンジャー):同じく殺し屋を名乗る妖怪。
ナリスマシ:『侍戦隊シンケンジャー』に登場する、のっぺらぼう繋がりの後輩。