曖昧さ回避
- アメリカのカートゥーン(アニメ)、『The Impossibles』の吹替え版『スーパースリー』に登場する掛け声、ラリホーという言葉の初出。
- RPG『ドラゴンクエスト』の全シリーズに登場する呪文の一つ。
- RPG『ファイナルファンタジー』シリーズの『1』『3』『4』『5』に登場するドワーフのあいさつ。
- 漫画・アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』に登場するスタンド、「デス13(死神13)」の口癖。
スーパースリーのラリホー
『ドラゴンクエスト』が1986年に発売されたのに対し、『スーパースリー』は日米ともに1966年制作放映されているためこちらの方が歴史が古い。原語では"Rally-Ho!"。
諜報部員である主人公たち三人は普段は人気ミュージシャンであり、原語版では数種類の曲を歌うが、吹替え版では主題歌でもある「スーパースリー」のみを歌うためチームの掛け声のみならず様々な場面でラリホーを多用する。
古い作品だが、当時の子供の間では大変流行った言葉であり、後発の作品のラリホーが全く関係無いと主張するには無理がある。
ドラゴンクエストのラリホー
敵1グループを眠りへいざなう。同系統の上位呪文に、ラリホーマがある。知名度が高いため、眠りを誘うものの代名詞として使われることもある(例:校長先生の長話、午後の退屈な授業など)。
初代『ドラゴンクエスト』より登場していたが、当時は技術的な事情により、1人vsモンスター1体の戦闘しか存在しなかったため、かなり強力な呪文だった。特にFC版では敵のラリホーは必中なため、使い手と戦う際にはマホトーンが無ければ常に死と隣り合わせとなる。
続く『ドラゴンクエストⅡ』でもモンスターが全体的に強いため、攻略には必須レベル。
『ドラゴンクエストⅢ』以後では耐性が細かく設定され効かない敵も増えたものの、一部のボス相手に有効だったりするのでやはり重要である。
習得する職業は魔法使いだったり僧侶だったりでまちまち。
敵の動きを完全に止められるという点が開発陣の中でも高く評価されているようで、『ドラゴンクエストⅨ』以降では成功率が攻撃魔力に依存するようになったが、ラリホーを習得する僧侶はその攻撃魔力が上がらない(『ドドラゴンクエストⅨ』)、MAXで無耐性の敵に7割前後の成功率(『ドラゴンクエストⅪ』)など、後発のタイトルでは成功率が渋めなラインに抑えられがちである。
対抗する呪文としては「ザメハ」が『ドラゴンクエストⅢ』から登場していたが、予防してくれるわけではなく
あくまで眠り状態を解除させるだけなうえ、同作ではパーティーアタックによって、微ダメージだけで確実に起こす事が出来るため非常に影が薄かった。
『ドラゴンクエストⅤ』では両方削除された為に眠るとどうしようもなかったが、『ドラゴンクエストⅥ』以降は眠りなどの解除は全てキアリクに統合された。……かと思いきや、『ドラゴンクエストⅨ』以降またザメハが復活したりと解除系の呪文の扱いは二転三転していたりする。
ちなみに堀井雄二氏によるとドラクエの呪文として「ラリホー」という名前を使ったのは「完全に語感だけで決めた」との事で、特に深い意味はないらしい。
ジョジョの奇妙な冒険
⇒デス13の詳細は該当記事を参照
『ジョジョの奇妙な冒険』第3部、「スターダストクルセイダース」に登場するスタンド、「デス13(死神13)」の口癖。
エジプトへと向かう主人公勢を倒すために送られた刺客のスタンド使い、マニッシュボーイが操る死神13の能力は生き物が寝ている時に、寝ている者の精神を自身が作り出した夢の空間に引きずり込むというもの。
そのためドラクエの呪文の意味を込めて使った掛け声ともとれる。