CV:日笠陽子
概要
ラブライブ!シリーズのゲーム『スクールアイドルフェスティバルALL STARS』(以下スクスタ)と、TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の登場人物。
スクールアイドル同好会に所属する三船栞子の姉。
赤いメッシュの入った黒髪ロングに革ジャンと、だいぶロックな外見。あれ?ブシロードで赤メッシュってどっかで.....(後述)
妹の栞子と同様に、口から八重歯が覗く。
アニメ版では明確に元スクールアイドルという設定が与えられたが、現状のスクスタではそのような描写は見当たらない。あくまでファンとして楽しんだだけの模様。
教育実習生という立場から大学3年生か4年生と思われる。留年していなければ20~22歳。
スクスタ
メインストーリーFirstシーズン17章にて初登場。
「あなた」たちが参加しようとしていたスクールアイドルフェスティバルの実行委員の代表を務めていた。
自分のやりたいことを念頭に行動する、豪放磊落という言葉が似合う人物。
他人に対してはある程度弁えて接しているが、家族である栞子に対しては遠慮がなく、常に引っ張り回す、栞子にとって頭の痛い姉。
栞子に対しては、昔の印象のままに保護が必要な存在と思っている部分もあり、それにまつわる物語が第27章で描かれている。
Firstシーズン
- 第17章より前
スクールアイドルフェスティバルの実行委員の元代表として、下の名前だけ登場していた。
実行委員会の解散で開催できなかったスクフェスを再度開催へ導こうとするあなたとメール等でやり取りをする。
その際は、顔の見えないやり取りであったため、容姿は登場しなかった。
- 第17章
開催にこぎつけたスクフェス会場にて、あなたと顔を合わせる。
無事開催できたことを祝福したのち、生徒会長である三船栞子を探して、あなたと別れる。
その後、学内で栞子と再会。そこで、2人が姉妹であると明確に語られた。
栞子は、スクールアイドル活動にのめりこみ過ぎて三船の家から出て行った薫子が不幸であると思い込んでいたのは間違いであったと認め、そんな栞子を薫子はスクールアイドル、そして心のままに動くことの大切さを知ってくれた、と喜ぶ。
そのうえで薫子は、裏方ではなくスクールアイドルとして表舞台に出たいのではないか、と栞子に問いかける。
その場では否定した栞子だが、アンコールの際にニジガク、μ's、Aqoursから勧められ、彼女たちとともにメインステージへ立つのだった。
2ndシーズン
- 第25章
最後に登場し、虹ヶ咲学園に教育実習生として派遣されたことを明かした。
- 第26章
新たなイベント、「スクールアイドルエキシビション」を行うためのオーディションを行うことを告げ、スクールアイドル同好会とスクールアイドル部の面々を合宿に連れていく。
- 第27章
栞子との因縁が改めて語られた。三船家の跡取りになれると期待されていたが、スクールアイドルにはまり全てを投げ出してしまったことで栞子がスクールアイドル同好会廃部に執着するようになってしまったこと、幼いころからキャンプでは探検に行くと言ったきり帰ってこない、自転車に栞子を無理やり二人乗りさせて坂道を猛スピードで走る、栞子がそのトラウマで外に出られなくなったため自由研究の昆虫採集ができなくなったら今度は部屋に大量のセミを放すなど幼いころからやりたい放題やってきたとのこと。
高校生になるとスクールアイドルにはまり、休みの日には宿題そっちのけで夜中までスクールアイドルの動画を見続けて次の日昼過ぎまで寝ていたり、そのせいで夜眠くないからと栞子を叩き起こし遊びに付き合わせていたこと、もうここまで来たら両親も手に負えなくなったのか何も言わなくなっていったことも明かされた。
そして不満が爆発した栞子により自分の意思を伝えるべくして行われたライブで妹の成長を実感し、一人のスクールアイドルとして見守ることにした。
3rdシーズン
- 第39章
3話「活気溢るる!」(※活気溢れる!の間違いの可能性あり)の、佐月、右月と、吹奏楽部の全国優勝の話になる途中でノックも無く登場(当然栞子には怒られている)中型免許(限定無し)を取得した模様。また、同好会の人気が追い風となった影響もあり、虹学の部活の予算が年度途中にもかかわらず増額されたのと因果関係は不明だが、マイクロバスの台数を増やした話も頭に入っており、もしかすると教育実習生の枠を越え、本気で虹学職員になるのでは?と思われる。
- 第40章
沼津で行われるAqoursのライブを見に行くニジガクメンバーの引率&マイクロバスでの運転による送迎を買って出る(39章の免許取得はこの伏線)。
夜中、皆が寝静まった中、自分だけが自分のやりたいことを見つけられていないと感じて眠れない「あなた」の悩みを聞き、自分がスクールアイドルフェスティバルを立ち上げた過去を語る。
当時はスクールアイドルが今ほど知られていなかった。そんな中で出会った、小さな公園の野外ステージで歌うスクールアイドルの姿に魅せられ、そこからスクールアイドルにハマっていき、「スクールアイドルとなら、何か楽しいこと、今までにない新しいことができそう」と思い至り、当時のスクールアイドルたちと作り上げたのがスクールアイドルフェスティバルだった。
そうした経験を通じ、「スクールアイドルの姿に、自分だけが置いていかれる焦りを感じ、悩み、迷い続けている」先達として、「目の前にあるやりたいことを全力でやる!」ことが一番大事だと助言する。
- 第41章
前回に引き続き、ニジガクメンバーの引率役として登場するが、また自分の運転で東京まで帰ることも考慮してか、ライブは見たものの、打ち上げには参加せず先に車内で仮眠。あなたと歩夢を送り届けるところで3rdシーズンの出演は終了。また、よいつむトリオの出演もなく後述のいつき役の金元氏との共演もなかった。
4thシーズン(順次更新)
テレビアニメ
第2期のオープニング映像で一瞬だけチラ見せ。2期4話ラストを経て、第5話から本編に食い込んでくる。
少しばかりウザいところはあるものの、基本的には栞子のことをいつも想っているやさしいお姉さんという人物になっている。スクスタにおける破天荒な印象はオミットされた。
第5話
実家に戻り栞子に甘えるが冷たく返される。
その後、教育実習生として虹ヶ咲学園に勤務する事を栞子に伝える。
第6話
なんとその赴任先は、高咲侑とミア・テイラーが在籍する音楽科であった。担任の先生の紹介のもと、自己紹介を行う。その後、休み時間に侑と会話した上で、侑に「栞子は私の妹。これからも仲良くしてあげてね。」と伝えた。なお、赴任の際は、差分がなく私服で授業を行ったスクスタとは異なり、スカートスタイルのスーツを着用している。また、虹学のOGではないことが初めて明かされた。本人曰く「音楽科のあるところに行きたかっただけ」で、たまたま行き先が虹学なだけだったと思われる。
第7話
栞子メイン回。紫苑女学院OGであることや、スクスタでは明かされなかった薫子の過去が明かされる。
スクールアイドルを始めたのは、鐘嵐珠が香港に帰ってしまったことで意気消沈していた栞子を励ますためだったが、努力は実らずラブライブ!全国出場を逃して引退。夢破れて涙する彼女を見た栞子は、スクールアイドルが原因で後悔を背負ってしまったと思い込む。しかし、「確かにあの時は悔しかった。けど色んな体験をしたからむしろプラスになった」と語り、栞子にエールを送る。そしてアニガサキにおける栞子初のソロ曲であり、栞子としての4曲目である「EMOTION」に繋がる....
第8話
スクールアイドルフェスティバル運営として一瞬だけ映るのみ。
第13話
1stライブ中、栞子の「翠いカナリア」の曲中に登場。彼女の活躍を自身ありげな表情を浮かべながら静かに見守る。
にじよん あにめーしょん
第11話で侑と栞子の会話の栞子の回想に、紫苑女の制服を着た高校時代の姿として1カット登場している(ただしセリフはない)
余談
スクスタにおける、部屋に大量のセミを放ったエピソードはプレイヤーにも衝撃を与えた。二次創作でもこれに関連したネタが見られるほか、アニメ第13話で「翠いカナリア」が披露された際には、「アニメ時空でも薫子はセミを放っていたのでは?」と話題になった。
バイクが好きなのか、アニメ第5話では栞子をツーリングに誘っている(恐らくタンデムという意味で)。
関連タグ
関連・類似キャラ
葉月花:スクールアイドルをやっていた過去を持つ、家族がスクールアイドルの人物。しかし花はとある理由で家族のスクールアイドル活動を見ることはかなわなかった。
宇田川巴(BanG_Dream!):声優が同じ姉属性。余談だが妹の「宇田川あこ」の声優、桜川めぐはラブライブ!シリーズに出演したことがあり、しかも脇役ではなくライバルユニット「A-RISE」の綺羅ツバサという重要な役どころだったりする。ただ、A-RISEのスクスタ出演の実態(現在は名前のみで、登場がない)もありスクスタでの共演はなく、お互いラブライブ声優であることも把握していない。
日笠氏のアニメ出演を機に、宇田川姉妹のキャスト双方がスクールアイドルを演じる(現役OG関係なく)かたちとなった。彼女が所属するAfterglowというバンド、後述の美竹蘭役の佐倉綾音が絢瀬亜里沙役である他、羽沢つぐみ役の金元寿子がいつき役であるが、3人ともスクスタに出演している。
美竹蘭(BanG Dream!):黒髪赤メッシュつながりで、上記の巴と同じバンドに所属する。ただしこちらはショートヘアかつ低めの声。
声優の佐倉綾音もラブライブ出演経験があるものの、こちらは脇役の絢瀬亜里沙を担当していた。また、亜里沙はツバサと同じ作品に登場したので櫻川氏(当時は桜川めぐ名義)とここでも共演している。
なお、佐倉氏は日笠氏と同じ養成所の卒業生で、かつては同じ事務所に所属していた(現在は後述の佐藤氏と同じ事務所に移籍)。
秋山澪(けいおん!):日笠氏の音楽作品における前々身となる。同じくスクスタの脇役である夏川マイ役の佐藤聡美とも共演。
日高日向(僕は友達が少ない):声優が同じ姉キャラ。自由奔放で実妹(幼少期の声優が前述の佐倉氏)から凄まじく苦手意識を持たれている点で共通しているが、こちらは育ちの関係から三船姉妹以上に殺伐としている。
橘陽菜(ドメスティックな彼女):声優が同じ姉キャラで高校生の実妹を持つ高校教師。妹との関係は当初悪くなかったものの親の再婚で出来た義弟(幼少期の声優が近江彼方役の鬼頭明里氏)をめぐって後に三角関係という三船姉妹以上に険悪な関係に発展してゆく。
七海澪(やがて君になる):三船栞子役を務める小泉萌香氏が舞台版で演じていた七海燈子の実の姉にあたるキャラクター。燈子も姉である澪への憧れの強さから、結果的に彼女自身を縛る呪いを生み出してしまうキャラとなっている。先述の葉月花と同じくとある理由のためアニガサキと異なり澪自身で燈子の呪縛を解くことが出来ず、燈子は栞子以上に深刻な状況となっている。