当記事は本作品におけるメインストーリー第2部のネタバレが含まれています。
プロフィール
概要
メインストーリー第2部より登場するキャラクターで、無印版では登場しない、Re:Diveの新規キャラクター。
人物
ギルド【レイジ・レギオン】に所属する少年。種族は明言されていないものの、身体的特徴からおそらくは魔族。
口が悪く自分のためなら誰であろうが躊躇なく攻撃し、嗜虐目的で動けない者を痛ぶる事もする残忍な性格の持ち主。
カリザが【レイジ・レギオン】に所属することで叶えたい「願い」は、「自分の好きなように生きる」こと。
彼は自分が生まれる前の大人達が決めた規則や制度に縛られることを徹底的に嫌っており、そのようなルールを「勝手に押し付けてくる」大人に対して日々苛立っている。そんなルールは踏みにじり、「誰も自分に指図しない、逆らわない世界」を作ることが彼の目的である。
自身に対して子供扱いするようなことなどは、たとえ同じギルドのメンバーであろうと嫌悪感を示している。
誰に対しても大口を叩くだけあり戦闘の実力は中々高い。自身の戦闘力もさることながら、二体の強力な魔獣「アーノルド」「イーノリス」を使役しており、それらの魔獣を得物の鞭で叩くことで強化する能力を持つ。この強化能力は叩けば叩くほど効果が増していく性質を持っているため、彼を怒らせ、強化させられるとその分魔獣へ手が付けられなくなってしまう。
また魔獣達は特殊なオーラを纏っており、プリンセスフォームといった強力な力でないと傷一つ与えることもできない。
なおカリザはその二体をまとめて「クソ魔獣(バカ)ども」と呼ぶことが多い。
本人の傲慢な人間性がすぐ足を引っ張るものの、その戦術を始めとする頭脳や行動力の高さはギルドマスターのゼーンも高く評価している。
また、その魔獣とは別に「キイロ・アカ・アオ」の三色のスライムをペットとして飼っている。戦闘の際はカリザに対し攻撃支援を行うことがあるほか、彼が不機嫌になった時は八つ当たりされている。しかし「キイロ」に関してはカリザが攻撃してもすぐに避けてしまう。この他にもキイロにはどこか不審な点が多い。
主人公一行に対しては乱暴なあだ名で呼んでおり、例えばコッコロのことは「チビエルフ」、ネネカに対しては「ロリババア」と罵っている。また、同じく口が悪いことでお馴染みのキャルとは非常に折り合いが悪く、交戦すると罵り合いが始まる。
なおネネカが自身の年齢が24と主張した際に「オレの倍も生きてる」と発言したことから、カリザの年齢は24歳の半分=12歳であると推測できるようになった(その後公開された公式サイト内のプロフィールにて12歳である事が現在は確定している)。
本編での動向(ストーリー)
第1章第5話より、ランドソルのお祭りの中に出没したシーンが初登場。物語で最初に登場した【レイジ・レギオン】メンバーとなる。第6話ではクレジッタが総工費10億ルピをもって建築した「クレジッタ・タワー」をあっさりと爆破してしまった。
第1章の後編では主に主人公一行とカリザとの戦闘が描かれている。
自身が使役する強力な魔獣と共に一行に苦戦を強いたが、最終的に主人公の力によってペコリーヌとユイが「プリンセスフォーム」へと変身、その圧倒的なパワーによってカリザは撤退せざるを得なくなった。
第3章では、第1章の仕返しも兼ねて再びランドソルを襲撃する。
今度はアゾールドによる後方支援もあり所々はうまくいったようだが、痛めつけた主人公にとどめを刺そうとした瞬間、ラビリスタによるオブジェクト変更が間に合って逃げられたり、プリンセスフォームに変身したヒヨリの攻撃によって戦闘不能に追い込まれたりと、結果的にいい戦果が上がったとは言えない活躍であった。
第6章ではミソラやランファと共に「オーエド町」へ潜入。彼女達が入浴する際は柱へ無理やり縛り付けられたり、主人公の夢の中の世界における戦闘では、ミソラのイメージによってぺんぽこりんの着ぐるみを着せられつつ巨大化したりと、この章でも碌な目にあっていない。
第7章ではネネカの拠点となるアジトを単独で襲撃し捕らえようとするも、彼女を「ロリババア」と罵り続けたことで怒りを買われ、大量の分身を召喚してからの集中砲火が直撃。彼女に「教育」されることになってしまった。
このように振る舞いこそ悪辣だが、他のメンバーと違って冷静さの欠如や慢心によるポカが目立つ為か、途中からは何かといじられやすいキャラになってしまっている。
第8章にも登場。誓約女君クリスティーナや変貌大妃ネネカをミソラ(と彼女の背後に控えているエリス)が捕らえたことで、アストルム内にいる残りの七冠となる迷宮女王ラビリスタと覇瞳皇帝を狩るべく、ゼーンを拠点に残してランドソルへと赴いた。
第9章では、第3章以来となる【サレンディア救護院】での戦闘を繰り広げる。
途中キョウカやアヤネなどの年少組の作戦に翻弄され、ラビリスタが予め用意したトラップによる攻撃も食らうが、それらを物ともせずサレン達に襲いかかる。
しかしその後、ラビリスタによる援軍となるマサキが救護院に駆けつけた。彼はカリザにネネカの所在などを吐かせようとするが、カリザは答えなかった。そのためマサキが固有能力の「煌輝創正(デカダントライト)」を発動。それによってアーノルドとイーノリスにバグが発生し混乱したため、魔獣達がその場を去ってしまう。
ただ、マサキはエリスによる襲撃を受けたばかりだったため、魔獣達を封じ込めた所で戦う力が尽きる。そしてサレン達や、ランドソルに帰還したヒヨリ・キャルへカリザとの戦いを託し、「レギオンウォー」と呼ばれる戦争が幕を開けた。
しかし彼女らに敗北し、他3人と違って撤退する余裕すらなかったもののスキをついてスライムたちによって逃されてしまう。
その後回復しゼーンたちと合流して再戦。普段から跳ねっ返りな言動をする彼だったが、ゼーンに「仲間」と断言された時は悪い気はしていない様子だった。
決戦後は欄干に引っ掛かって伸びている等、相変わらず散々な扱いだったが、意識を取り戻すと意外にも(年を考えると)潔く「殺るならさっさと殺れ」と言い捨てる。
しかし、ペコリーヌが和解を提言した事で処分は免れ、他の面々が差し伸べられた手を取っていく中で彼はヒヨリに後ろから抱えられてジタバタしていた。
しかし直後にエリスが現れ状況が一変すると、カリザもスポンサーといえど顔は知らなかった為に彼女の顕現やそれに伴うミソラの行動に困惑する事となる。
その後、自分たちがエリスの掌の上でいいように動かされていたことやゼーンを殺された(ただし実際の生死ははっきりしていない)事に激怒。アーノルドとイーノリスをけしかけエリス一行へ攻撃を仕掛ける……が、あれだけ主人公達を苦しめた二体の魔物がエリスの手によって一撃で消し飛ばされてしまう。
流石にその事実には慄くも、怒り収まらない彼は尚も攻撃を仕掛けようとしたが、無謀と見たアゾールドにより気絶させられ、ランファへ託される。その後はランファと共にレイジ・レギオンの拠点へと逃された。
レギオンウォー
魔物を意のままに操り、強化する辣鞭の少年。
赤黄青のスライムを従え、機敏なる猛攻を行う。
2021年8月17日に開催となる特別イベント「レギオンウォー」ではボスエネミーとして登場。
45兆のトータルHPを持っており、「スライムたちと共にマルチターゲットを持つボス」「前方範囲に強力な物理ダメージを与える」と紹介されている。
ストーリー中では生意気かつ一番弱そうな面が目立っていたため、レギオンウォーというカリザと直接戦える舞台が整うや否や、積年の恨みと言わんばかりに彼を「わからせ」に行くプレイヤーが続出。Twitterでは「カリザくん」がトレンド入りした。
彼のトータルHPが一番早く削られているのはそれらが要因の一つでもあるだろう。前回でいう所のサーヴァント・ロクスポジションとも言える。
さらに他の要因を挙げると、
- 4人のボスの中では攻撃の癖が少ない(UB以外先頭キャラしか攻撃しない)
- マルチターゲット方式(範囲攻撃で複数分のダメージを与えられる)
- アドバンス(特効)効果対象キャラが最早カリザ側が挑む相手を間違えたのではと疑うレベル
- サポートを無料かつ複数人使用できるため★6サレンや★6ミミ等の主力級を誰でも使える
UBのみ高威力の全体攻撃であるものの耐久は十分可能な範囲。しかも高威力が災いしてこちらのHPを中途半端に残してしまうが故に、HPが少ない程強力となる★6サレンのUBを勝手に強化してくれる。ここに範囲高火力の鬼である★6ミミが加わると編成次第でフルオート放置も可能となり、見ている事が可哀想と思えるレベルの作業ゲーと化してしまう程に難易度が緩い。
そのため、開催初日時点では最もトータルHPが削られていた。
ストーリー上のカリザは、スライム以外にも上述した「アーノルド」「イーノリス」という二体の魔獣も従えているが、そちらは前述の通りマサキが封じ込めたという扱いになっているため、今回のバトルではそちらの魔獣達の出番がなくなってしまった。
イベント開催から1日半後となる19日の0時を迎えてもその討伐スピードは留まる所を知らず、その頃になると、イベントのトップ画面を更新する度にトータルHPが10億近くの単位で勢いよく削られる光景が見られるようになった。
そして8月19日の4時23分頃、ついにカリザが「完全討伐」された。その際は「カリザくん」が再びTwitterのトレンド入りを果たしている(それも別のゲームシリーズの話題作の順位を超えて浮上した)。
無論、レギオンウォーで最初に完全討伐されたメンバーである。ギリギリのところで19日の朝日を拝むことはできなかった模様。
余談
カリザはプリコネRの名前有りキャラの中では初めてとなる、低身長の少年キャラとなっている(高校生の年齢だと主人公やオクトーといったキャラが既にいるが、小学生の年齢の少年キャラはカリザが初)。
レギオンウォーでは3色のスライムの中で前述の「キイロ」だけが他と違った動きをしている。
- カリザを含めたターゲットの中で唯一ブレイクしない
- UBの演出にて、作中の描写通りカリザの鞭を回避する(アカとアオは砕け散る)
- 撃破するとカリザと他2体が消える中、キイロだけが逃げ去る
後者2つはまだしも、1つ目については「本来はカリザより強いのでは?」「エリスやミソラが裏で仕込んでいるのでは?」という疑念を抱かせるような仕様。少なくともアカとアオとは明らかに別格の存在であることは確かのようである。
さらに撃破後の6.9話のムービーではアカとアオが慌てたように倒れたカリザを見ているのに対し、キイロは平然とした表情でカリザの背中でぴょんぴょんとしていた。
このキイロはストーリー中でも不審な点があり、主人公の夢の中に潜入した時にも何故かキイロだけがついてきている。
そして第10章ラストにおける第11章の次回予告。そこには巨大な黄色いスライムの雪崩に逃されるペコリーヌ達と、驚愕するカリザの目の前で尻尾のついた人間の姿に変化していくキイロらしきスライムの姿が……!?
関連イラスト
関連項目
プリンセスコネクト!Re:Dive / レイジ・レギオン(レギオンウォー)
ゼーン / ランファ / ミソラ / アゾールド…同じギルドに所属。
ネア…後の第11章に登場したキイロスライムの正体。
リムル=テンペスト…中の人且つスライム繋がり、但しこちらは自身がスライムである。
レギオンウォー以降は
アゾールドの手助けによって辛くも拠点の中へ転移させられたカリザとランファ。ゼーンとアゾールドが斃れ、何よりミソラが【レイジ・レギオン】から離れた事によるショックで泣き崩れるランファを尻目に、カリザはミソラ達への復讐を果たすべく単独行動を開始する。
ランドソルに戻ったカリザは、王宮内の玉座の間へ向かうペコリーヌ達の後をつけ、自身のブチ殺リストに入ってるミロクを発見、彼に攻撃を仕掛けるが、ミロクが持つ能力によって鞭攻撃は一切通用しなかった。更にミロクは傀儡と化したゼーンを呼び寄せ、カリザを含む味方は一気にピンチ状態になってしまう。
だがその後、カリザのペットのスライムの一匹である「キイロ」がゼーンに向かって突撃、彼の剣で斬りつけられた…かと思いきや、そこから出現したのはまさかの人間の姿をした美少女だった。
彼女が現れるやいなやカリザに抱きつき、そのまま粘液で押し流される形でペコリーヌ達共々ランドソルの地下水路へと避難させられる。
そこで彼女は自身をネアと名乗り、彼女からプリンセスフォームと称した女装をさせられるなどのやりたい放題に付き合わされるハメになるのであった。
13章では女装姿のまま登場しランファに女の子だったと勘違いされ(本人は即否定)、ネアがレイジ・レギオンに入ると言い出した際は脅される形で説き伏せられ(この頃の二人の主従関係は逆転している)、ギルドメンバーが三人になったことで自分の意見を多数決で却下されるというまたまた可愛そうなことになっている。
最早以前よりわからせられてる気がする…カリザ君の明日はどっちだ。
2023年度のイベントストーリー「Dears おかえりとただいまの約束」にて再登場。
レンジャーアニマルの競技会に「アカ」「アオ」「キイロ」と共に参加。
同じく競技会に参加していたコッコロやシオリ、ミミやミサキに喧嘩を売るような態度を取る。
特に年齢や性質の近いミサキに対しては同族嫌悪的に噛みついて来ている。
競技に関しては割と順調に進み、直後に会場に乱入してきた魔物の群れに対しても勇猛果敢に立ち向かうが、主人公の援護を受けたミミ達のフルパワーによって吹き飛ばされてしまった。
現実では… ※ネタバレ注意!!
ネアのキャラストーリーにて判明した現実世界の名前は狩崎座太郎である。
クロエ同様苗字をアストルムネームに設定した数少ないキャラの1人ということになる。
小学生らしくランドセルを背負っておりクロ(黒い犬)とチャイロ(茶色い犬)を連れていた。