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ミノムシの編集履歴2023/05/12 01:14:34 版
編集者:じゅん
編集内容:こっちの表記の方が一般的のため「みのむし」(2021/04/03 23:20 版)から移行+加筆

ミノムシ(蓑虫)とは、鱗翅目のうちミノガ科に属する幼虫芋虫)である。このミノガは世界中から1,300種ほど、日本から20種(推定40種)ほど知られている。

で綴り合わせて寝袋のような「」()を作る。

幼虫は蓑に入った状態で生活し、移動の際には蓑の開口から胸部まで出して蓑を引っ張るように歩く。幼虫は葉っぱなどを食べて育ち、蓑の中でになる。種類によっては糸を引いて、蓑を吊るように枝からぶら下げる。

蓑は名前の通り植物の破片を散乱に付けたようなものが一般的であるが、種類により特定の材料のみを使ったり、規則的な螺旋状のタワーとんがり帽子のような蓑を作る種類もいる。

オスの成虫は普通の蛾の姿に羽化し、羽毛状の触角と屋根状に畳むを持つが、メスの成虫は多くが蓑から出ることは無く、肥満な状で翅やもない(あっても痕跡的)。このようなメスはフェロモンでオスを引き寄せて交尾し、自分の蓑の中に産卵する。幼虫が孵化する頃にメスが蓑から出ていき、地に落ちて命を終える。

成虫と比べて幼虫の姿の方が知名度が高く、一般にもこの類全体を総称する「ミノガ」よりも幼虫を指す「ミノムシ」の方がよく使われている。

pixivではミノムシだけでなく、ミノムシが作るような「蓑」のイラストであれば、このタグや表記揺れのみのむしが付けられるようである。

幼虫が似たような習性を持つ蛾として、衣類を食害するイガなどが属するヒロズコガが挙げられる。しかしこちらの巣は扁平で細かな繊維で作られ、主に地衣や腐植、動物質の繊維など生きた植物以外のものを餌とする。成虫も小さく細長い体型でミノムシとは随分と異なり、分類上も近縁ではない。

主な種類

人間との関わり

基本無害であるが、オオミノガチャミノガのように農作物をも食草とする種類は、発生量が多い時に害虫になりうる。

取り扱えるサイズの材料であれば、植物の破片でなくても蓑を作り上げるため、細かく切った色紙や毛糸に蓑を取り除かれた幼虫を与えると、色とりどりな蓑を作り上げる。

枕草子』では、「みのむし いとあはれなり(哀れじゃなくて「ちょーかわいい」だからね)」と書かれ、著者は「のようなDV親に、粗末な布でぐるぐる巻きにされて「秋には帰るからな」と言われてネグレクト、8月(当たり前だが旧暦だ)になると「ちちよ、ちちよ(普通に「パパぁ」説がある他、乳親すなわち「ママぁ」説もある)」と鳴く」この虫に萌え死んでいる。なおこの声はカネタタキなのではないかと言う説がある。

関連タグ

表記揺れ:みのむし 蓑虫 みの虫

昆虫 鱗翅目  幼虫

 寝袋 吊り

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