概要
2001年にTBS系にて放送された。
よく見られる略称は「スラゼロ」である。
ゾイドシリーズのアニメ作品二作目である本作では、前作から一転しゾイドによる対戦競技をメインに据えたストーリーが展開されている。
また、基本的にシリアスだった前作に比べてコメディ色が強く、終盤まで明るく前向きなストーリー展開が特徴。
その一方で、「生物としてのゾイド」や「主人公とライガーの関係」に関しては前作よりも細かく描かれており、とくにゾイドの動きや重量感などのCG技術に関しては「もはやオーバーテクノロジー/ロストテクノロジーである」や「現代のオーパーツ」と言われるレベルにまでなっている。実際、現在では人事の問題などもあって再現不可能なロストテクノロジーらしい。
あらすじ
もはやゾイドが戦争の道具ではなくなった時代の惑星Zi。そこではゾイドバトル連盟の公正なルールのもと、ゾイド対ゾイドの戦闘競技「ゾイドバトル」が繰り広げられていた。
バトルフィールドを回ってゾイドパーツを収集していたジャンク屋のビット・クラウドは、ふとしたことからチーム・ブリッツのゾイド・ライガーゼロと出会い、ゾイドバトルに参戦することになる。
キャラクター
チーム・ブリッツ | ビット・クラウド、リノン・トロス、バラッド・ハンター、ジェミー・ヘメロス、スティーブ・トロス |
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チーム・フリューゲル | ナオミ・フリューゲル、レオン・トロス |
チーム・チャンプ | ハリー・チャンプ、マリー・チャンプ、ベンジャミン、セバスチャン |
チーム・ライトニング | ジャック・シスコ、クリス・タスカー、ケリー・タスカー |
チーム・タイガース/チーム・ニャンニャン | カークランド、オマリー、ラインバック |
バックドラフト団 | ポルタ、ストラ・スフィグマ、フーマ、ピアス、アルタイル、ラオン、ベガ・オブスキュラ、ダークジャッジマン |
ゾイドバトル連盟 | ジャッジマン |
余談
- よく勘違いされるが、「半年で打ち切りになった」というのは誤りであり、実際は、「前作が製作者サイドの想像を超えて人気を得た為に当初の予定だった1年を延長しガーディアンフォース編で1クール延長、秋スタートの『ウルトラマンコスモス』までの間に残りの3クールを放送する」というのが当初の予定だった。しかし『コスモス』が円谷英二生誕100周年を記念し、7月に放送開始を前倒しになった結果短縮され放送期間が半年になったのが真相である。
- ゾイドアニメで唯一、ゾイド関連での人間の死者はおらず、殺人描写はない (ジャッジマン達はカウントしていない)。幽霊はいるが。ただしゾイドに関してはバラッドのコマンドウルフ、ラオン博士のホエールキングなど明確に死亡した個体が描写されている・・・。
- 全体的に明るく、人の死亡シーン及び殺人描写がない為か海外では前作を差し置いて本作を先に放送している。そのため、こちらをアニメゾイドの最初の作品だと勘違いしたり、こちらをアニメゾイドの代表格と見なす人もいる。
- この作品では、レオンも含め、チーム・ブリッツのメンバーは、ビット以外は全員が愛機を乗り換えている。
- 前作の時点よりもかなり後年の話であるためか、金属細胞を隠すための顔のペイントをしている人物が見られない。このため、惑星Zi人における古代ゾイド人の影響が薄まり、地球人との混血の度合いが進んだと思われる。
関連動画
ED曲 DASEIN 流離人〜さすらいびと〜
関連タグ
- ゾイド-ZOIDS-(前作)
- ゾイドフューザーズ(放送局が変わった次回作)
- 機獣創世記ゾイドジェネシス
- ゾイドワイルド
- ゾイドワイルドZERO
- ゾイドワイルド戦記
- スーパーロボット大戦OE<第4章のDLCミッション『盗賊団の悲劇』にて、ナオミ・フリューゲルとリノン・トロスが登場。クリア後にそのまま仲間に入る。>
ゾイド-ZOIDS-(1999年秋-2000年)→本作((2001年冬春)→ウルトラマンコスモス(2001年夏秋、2002年冬春夏)