概要
初登場は『ドラゴンクエストⅢ』。半魚人のようなモンスター。基本的に海の中で生息するが、陸の上でもけっこう平気だったりする。
主にに爪でひっかいて攻撃するが、「ルカナン」(『ドラゴンクエストⅤ』以降は「ルカニ」)で相手の守備力を下げてくることもある。
『ドラゴンクエストビルダーズ2』では全体マップの濃い青色のゾーンに出ると「強力な魔物の気配がする」というメッセージが出てからしばらくすると出現し、海中ではまず回避不可能の渦潮攻撃でプレイヤーを引き寄せて大ダメージを与えてくる。その他にも「ヒャド」を唱えてくる。
クリア後に入れるザブザブ島でようやく対等に渡り合える。
マーマン系のモンスター
- マーマンダイン
マーマンの強化版。名前の由来はマーマン+アンダイン(水の精霊ウンディーネの別読み)。
「ヒャド」や「ホイミ」を使ってくる。
『ドラゴンクエストⅤ』では、「ヒャド」や「ホイミ」の代わりに「マホトーン」を使ってくる。
上位種であるキングマーマンとは、すれ違いが多く『ドラゴンクエストⅧ』には登場していない(データ上に残骸のみが残っているため、開発途中でボツになった模様)。
ただし、『ドラゴンクエストⅢ』と『ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン』では共演している。
- キングマーマン
マーマン達の王。「ヒャダルコ」で攻撃したり、回復役のごくらくちょうを呼びだしたりしてくる。まほうのビキニをドロップすることで有名…だが、『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』でのネタから、マーマンダインの方と勘違いされることも。
『ドラゴンクエストⅥ』にも同名モンスターが出るが、こちらはグラコス系統の別人である。
『ドラゴンクエストⅪ』では邪バージョンがボスモンスターになるという大出世を遂げた。「マヒャデドス」を連発してくる強敵である。
- グレイトマーマン
本来はグラコス系統だが、『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』ではこの系統として登場。
敵としては登場せず、キングマーマンとキラーパンサーの配合でのみ生まれる。これをヘルバトラーを血統に配合するとデスカイザーが生まれる。
- クイーンマーマン
漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のスピンオフ『勇者アバンと獄炎の魔王』に登場。
オトギリ姫はこの種族。
ボスモンスター
- ザバン
CV:青山穣(3DS版)
『ドラゴンクエストⅧ』の最序盤のダンジョンである『滝の洞窟』に登場するボスモンスター。最初のダンジョンに中ボスが配置されているのはドラゴンクエストでは珍しい。
外見は全身が赤い鱗に覆われており、頭頂部のヒレは他のマーマンよりも小さい。額には十字型の傷跡がある。
この傷はトラペッタの占い師ルイネロが滝つぼに捨てた水晶玉が当たってできたものである。水晶玉を取りに来た主人公たちをルイネロと間違え恨みを晴らすため戦いとなる。
この時点でかなり高めの攻撃力による通常攻撃、実質全体攻撃であるギラ、さらに1ターン行動不能にする「呪いのきり」をくりだしてくる。
戦闘終了後は誤解が解けて水晶玉を渡してくれる(ただしルイネロへの腹いせに「あほう」と落書きをしている)。
「呪いのきり」は今作の主人公の特性「呪い無効化」を印象付けるためのものであり、さらにこの戦闘に限り呪いをかき消す際に竜の紋章が浮かび上がるという演出がされている。これは後々彼の出自に関する伏線となる。
- 追憶のザバン
3DS版『ドラゴンクエストⅧ』で追加されたダンジョン「追憶の回廊」に登場するザバンの強化版。
追憶の回廊に登場する強化ボスたちの一番手であり、ここで苦戦するようならば回廊に挑戦するのはまだ早いということだろう。
余談
ドラゴンクエストシリーズシリーズには亜人種に人魚やウェディが登場しているが、マーマンは一貫してモンスター扱いである。
『ドラゴンクエストⅪ』には「海の民」という括りで男性人魚も登場したがそちらは上半身が魚で下半身が人間という魚人であり、マーマンとは別物になっている。