概要
フルネームは「アタリメ ヨシオ(辺目 義男)」。よく変換ミスで「アタリメ指令」と誤表記されるが、正しくは「アタリメ司令」なので要注意。
100年前の大ナワバリバトルで活躍したカラストンビ部隊の元隊長で、英雄として名を馳せた伝説のインクリング。
…しかし今では老齢のためか杖をついており、あまり見る影はない。100年前の功績も他のインクリング達からは完全に忘れ去られている。現在はNew!カラストンビ部隊の司令として活動している。
スプラトゥーン
シリーズ初代作『スプラトゥーン』から登場。地下世界に潜むタコ軍団「オクタリアン」が悪さをしないか長らく監視していたが、うっかり目を離した隙にイカ世界のエネルギー源のオオデンチナマズを奪われてしまう。これを取り返すべく、たまたまアタリメの元に迷い込んだプレイヤーの若者をNew!カラストンビ部隊の隊員3号に任命。オオデンチナマズ奪還の任務を与える。
老年故にインクが溜まりにくいことを理由に自身はサポートにあたる。
軍帽を被っているため分かり辛いが、インクリングのボーイと同じく、ゲソを後ろに括っている。
インクリングは50才を過ぎると日干しという行動を取って身体の保存性を高め、個体によってはそのことで彼のように驚くまでに長生きが可能となる。
年齢は開発者インタビューによると120歳くらい、好物はオハギ。
基本的な絡みがあるのは、オフライン専用モードとなる「ヒーローモード」のみ。普段はハイカラシティのイカスツリー脇のマンホールから顔を出してプレイヤーを遠くから見守っている。近づくとプレイヤーに気が付き、マンホールの中に逃げてしまう。
amiiboのアオリ・ホタルをセットすると、演奏中にフェスの時同様、アタリメ司令がマンホールから顔を出して乗り出しているが、この時に近づくとマンホールの中に入らないため、司令の頭に乗れてしまうという珍場面を見ることが出来る。
実際の戦闘になると主人公を無線でサポートし、敵となるオクタリアンの個体ごとの特徴や戦術などについて解説してくれる。
ステージを進むのに必要なジャンプポイントを見つけると「ジャンプポイント発見!確認されたしーっ!」と叫ぶため、印象に残っているひとも多いはず。
ちなみにヒーローモードクリア後にもらえる「ヒーロースーツレプリカ」一式と「タコゾネススーツ」一式のブランド名は「アタリメイド」で、作製したのは恐らく彼。
ヒーロースーツ一式は彼のお手製なのだろうが、タコゾネススーツはオクタリアン謹製のはず……撃破されたタコゾネスから回収した装備を調整したのだろうか?
なお、彼の拠点には本人お手製のデンチナマズのぬいぐるみがあり、裏設定では取り返した本物のデンチナマズを予め用意したぬいぐるみのデンチナマズにすり替えておく事もヒーローモードの目的である(なお特別なことをする必要はなく、デンチナマズを奪還するだけで良い)。
ぬいぐるみのデンチナマズでも防衛に生真面目なオクタリアンにはバレない上、生活にも困らない程度のデンリョクを有しているらしい。もうそれでタコの世界の電力問題解決できるんじゃないですかね…?
意外な所ではシオカラーズの歌う「マリタイム・メモリー」の男声ラップ部分を担当… と言うか飛び入りでブチ込んだと言うアグレッシブな一面もある。
オンラインでランク50になると、彼の帽子「伝説の帽子」が入手可能。
スプラトゥーン2
シリーズ2作目『スプラトゥーン2』では、3号を連れて別の場所の調査に向かっているとのことで、直接登場はしない。オフライン専用のヒーローモードの進行役はアタリメ司令に代わってホタルが担当する。
その後、『2』の有料追加コンテンツ『オクト・エキスパンション』にて再登場。謎の地下実験施設「深海メトロ」に迷い込んでしまい、記憶を失ったタコの8号と共に地上脱出を目指すことになる。本編前に8号に対して3号をけしかける等、過去のこともあって最初はタコである8号に対して厳しめの態度であったが、8号が気絶している間にシオカラ節を口ずさんでいたことに気づいて態度を軟化させ、3号をけしかけた事を謝罪する。
『シオカラ節が好きな者に 悪い者はおらん』
これが、真理にして人生の鉄則らしい。
相撲が好きなのか、ある戦略タコツボ兵器との戦闘時には「立会いから ブチかますんじゃ!」と発破をかけたり、相手がバイクを乗り回しだした時には「土俵に乗り物とは! 力士の風上にも置けん!」と憤慨している。前作から続いてラップも好きであり、ヒメとラップバトルを繰り広げたり、電車内でも話しかけるとラップを披露してくれる。
またハイカラウォーカーによれば、3号がイイダと8時間に及ぶノーミスDJバトルを行い、アオリがタコワサと組んで歌っている中、ヒメが電波にも紙面にも載せられない放送禁止用語をブチ撒くラップに乱入してラップバトルしていたらしい。
スプラトゥーン3
シリーズ3作目『スプラトゥーン3』ではNew!カラストンビ部隊を引退し、司令の座を3号に譲って部隊の相談役になった。
となると今は隠居しているのか?
………と思いきや、なんと勝手にイカの世界の見回りをしているらしい。
歳の割にまだまだキレはあるようだ。彼はまだ若者には負けない。
名前の由来
スルメの俗称にあたる「あたりめ」と推測される。
ヨシオの由来は不明だがよっちゃんイカではないだろうか。
ネタバレ注意
↓イカ ネタバレ注意↓
100年前に起きたイカとタコの大決戦「大ナワバリバトル」でイカ陣営の勝利を決定づけた伝説の部隊「カラストンビ部隊」の元隊長である。
現代になってオクタリアンがイカ世界への侵略を企てていることに気が付き、オクタリアンに立ち向かうべく「New!カラストンビ部隊」を結成。孫娘のアオリとホタルをそれぞれ隊員1号・2号に任命し、オクタリアンの動向を監視していた。その後、アタリメの元に迷い込んだプレイヤーの若者を隊員3号として強引にスカウトした事でヒーローモードは始まる。
ヒーローモード後半ではオクタリアンによって囚われの身となり、変わって合流したNew!カラストンビ部隊の隊員1号と2号がプレイヤーのサポートに入る。
しかし、最終決戦にて1号と2号がシオカラ節を流し始めると、なんと縄を自力でぶっちぎって踊り出す。その後は、オクタリアンの首領となるDJタコワサ将軍を追い詰める3号に発破をかけた。
ちなみにヒーローモードクリア後、ラストバトルのヤカンに再び入ると「オハギを食べている間にタコワサがまた逃げた」ということで再救出することになる……のだが、
最近孫たちが構ってくれないらしく、ワザと捕まり(というよりタコワサに依頼している)、助けてもらうことで構ってもらおうとしているらしい。
竹製のチャージャーを杖の要領で持ち歩いており、これは後のアップデートによって復刻版が「14式竹筒銃」の名称で追加された。バリエーションとして「甲」「乙」「丙」が登場している。
作中のセリフやミステリーファイルから、大ナワバリバトルで彼が使用していたのはこのブキであると確認できる。
なお、ミステリーファイルの中には、若き日のアタリメとタコワサらしき若者が談笑している写真が載っており、かつてはタコワサとも友人の仲だったのだろう。
また、ミステリーファイル等から現在のイカ達がバトルで使っているブキの源流を作ったのは、同じカラストンビ部隊の隊員にしてブキチの祖父、カンブリヤ・ブキノサイである可能性が示唆されている。
『2』のオクト・エキスパンションクリア後は地上に出たりせずに深海メトロ内に住み着くようになる。アタリメ曰く「居心地が良い」らしい。メトロ内は「日干し」ができそうに見えないが、いいのだろうか?
↓イカ、スプラトゥーン3ヒーローモードでのネタバレ
3では前述のように司令の座を3号に譲り独断でイカたちの世界の見回りをしていたがバンカラ街のオオデンチナマズが消える事件が発生し、アタリメは過去に2回ほどオクタリアンによってオオデンチナマズが失踪していたので今回もオクタリアンが原因じゃないかと考え、自身を追いかけてクレーターにやってきた主人公を(半ば強制的に)新たな3号に任命しサポートに回るが当のオクタリアンの親玉DJタコワサ将軍との戦いに勝った後、彼はオオデンチナマズを盗んでおらず逆に失踪した部下たちを捜しにバンカラ地方に来ていたことが判明。その直後足元からケバインクが突如出現、クレーターが崩壊し主人公やタコワサらと共に地下空間に落ちてしまう。
地下空間に落ちた後は何者かによって囚われの身になっており、無線で主人公とNew!カラストンビ部隊の1号、2号、そして司令になった旧3号と新しい3号に助けを求める。しかし彼らが助けに来た時にはすでに遅く、今回の事件の黒幕によってエキスを吸われてしまいカラカラに干からびて動かなくなっていた。1号や2号は悲しみに暮れるが旧3号が流した涙により、なんとスルメになって復活。その後は何事もなく3号のサポートをNew!カラストンビ部隊やすりみ連合のメンバーと共に徹した。事件収束後もスルメのままでおり、スルメになったことで支障をきたしたり、ヒトの姿になれない事を悔やんでいる…思いきや、悔やむ様子はなく、2号曰く干からびてから余計元気になっている...とのこと。とんだ高性能おじいちゃんである。
ちなみに黒幕の発言より、かつて「歴戦の白きゲソ」と呼ばれていたらしい。
また、既にタコの状態だったタコワサと対になっているという意見もある。