CV:藤原喜明
概要
神室町に存在する「賽の河原」を根城にするボス兼伝説の情報屋。表側に鳳凰、背中に風神と雷神が描かれた羽織を着用しており、偽名は賽の河原の「賽(サイ)」と情報の横流しに「花束」を使っていたことに由来している。
元々は警察官で伊達真の部下だったが、彼に裏仕事がバレて失職した過去を持つ。タカシ(CV:日野聡)という息子がいる。
本編での活躍
本編
『1』の第五章「賽の河原」にて初登場。東城会100億円盗難事件に巻き込まれた主人公・桐生一馬は事件の鍵を握る少女・遥を保護し、その母親とされる「美月」の情報を求め、伊達の助言で花屋の元を訪ねる。桐生は花屋が情報料代わりの条件として命じた地下闘技場での勝ち抜きを達成し、加えて彼の息子・タカシと、暴力団跡部組組長の娘・京香の駆け落ち騒動を治めたことで、花屋からの信頼を得た。
なお、一部のファン界隈で伊達の代名詞的扱いになっている迷台詞「すまねえ桐生」は、元々はこの花屋の第八章でのセリフである(伊達が桐生に代わって遥を保護していた間、カラーギャングに賽の河原を襲撃され彼女を連れ去られた際の発言)。
『2』では賽の河原の地下から警察関係者へとなり。ミレニアムタワーの50階に拠点を移し、情報を収集しているが、知らぬ間に伊達が偽一輝を射殺した映像が警視庁に流れてしまったが。後に賽の河原に戻ることになる。
リメイクの『極2』では真島吾朗との出会いが描かれており、植松殺しの濡れ衣を着せられて真犯人を突き止めるために訪れた真島に自身の代わりに賽の河原の管理をすることを要求し、その条件を引き受けた真島に植松を殺した犯人である川村が蒼天堀に向かった事を伝えた。
『3』では東城会真島組の管理下で拠点を間借りしており、桐生一馬たちに東城会内部の情報を提供する。
『4』では冴島大河が組時代の親である笹井を探している際に情報屋として登場し、谷村正義にも同様に葛城勲の情報を提供するが、後に上野誠和会に強襲されて一時は負傷する。
スピンオフ
『見参!』では「本阿弥光悦」として登場。大屋敷に住む「鶴屋」の常連で、伊東の旧知の仲。諜報活動用の忍者達を雇って彼らと自分の得た情報を密かに売っており、その面で桐生を手助けする。
『OTE』では今回も情報網を駆使してゾンビ騒ぎの原因を追っており、神室町がゾンビで埋め尽くされている中で地下でバリケードを築いてゾンビの侵入を防ぐ一方で、神室町のために主人公達をサポートするが、物語終盤では情報網が裏目に出て膨大過ぎる情報の整理に忙殺されることとなる。
『維新!』では「サイの風呂屋」として登場。劇中では京随一のの情報屋として、天念理心流の使い手が新選組にいることを、主人公・坂本龍馬に教えた。