概要
少年漫画『ONEPIECE』に登場する天才科学者・ベガパンクが発明した驚異の活動方式〝猫(サテライト)〟で自己へ施した「複製(クローン)」により誕生した存在の1人。
ナンバリングは「PUNK-06」で、名は「欲」を冠して「ヨーク」と呼ばれる。
プロフィール
本名 | PUNK-06「欲(ヨーク)」 |
---|---|
通称 | Dr.ベガパンク |
年齢 | 不明 |
身長 | 不明 |
所属 | 海軍特殊科学班(SSG) |
出身地 | 不明 |
種族 | 猫(サテライト) |
誕生日 | 不明 |
星座 | 不明 |
血液型 | 不明 |
好物 | 不明 |
初登場 | 単行本105巻 第1065話『6人のペガパンク』 |
CV | 未定 |
人物像
容姿
「PUNK-06」の文字が書かれたシャツに上着を羽織った、そばかす気味の女性の姿をしている。
基本的には美女であるが、全猫たちの中でも“暴(アトラス)”と同等の高身長を誇る上、肉体の組成がとても柔軟なのか、ルフィのように表情を崩しての暴飲暴食や、その結果アトラス以上の質量になるシーンも。
性格
マイペースなタイプであり、全ての“猫”の中で最ものんびりとした言動になっている。
また、後述のポジション故に深く考えるのが苦手なようで、“悪(リリス)”とは違う方向でトラブルメーカーな面も持つ。
役割
名前の「欲」は「強欲」ではなく、人間の生理的欲求=絶対的に避けられない生理現象を指す。
つまり他の5体の“猫”たちとの感覚の共有を応用して、仕事で手が離せない彼らの代わりに「KDN(クー・ダス・ネール)」を一手に担って、彼等は文字通り不眠不休で働き続けられるようにすると、一見自堕落のように見えてある意味では最も重要にして、余事への関心を示せない不自由なポジションとも言える。
活躍
エッグヘッド編
麦わらの一味が研究所に招かれた際には、新兵器セラフィムの実験に躍起になるエジソンやピタゴラスの代わりに食事、排泄、睡眠を行い自身の役割を全うした。
研究所から脱出させるべきベガパンク本体が所内で謎の失踪を遂げると、ウソップとフランキー、リリスとグループを組んで本体を捜索。しかし、道中出くわしたS-スネークがベガパンクと同等以上の威権順位を持つ何者かの命令を受けていたため、ヨークは能力で石化されてしまう。
余談
他の“猫”と異なり、人名など元ネタがあるかは現状不明。
単純な響きから 『欲+ヨーガの造語』 と推測できる。
ヨーガの語源となった古代サンスクリット語の『ユジュ』は「繋げる」、更に遡ると「馬に手綱を付ける」を意味し、これを紐解くと「自らの意志だけではどうにもならない心身の不備・暴走を『馬』に例え、その『馬』を多角的に取り込み、可能な限り自発的に御する」考えから生じた思想とされる。
そして、上記の通り“欲(ヨーク)”が他のベガパンクの生理現象(=心身の不備・暴走)を代行する(=繋がっている)現状からも、可能性はあると思われる。
大食いの美女の姿から、一部の読者は「彼女の遺伝子や細胞を素材に造られたのでは?」と推測されている。
関連イラスト
関連タグ
〝猫(サテライト)〟
- PUNK-01〝正(シャカ)〟
- PUNK-02〝悪(リリス)〟
- PUNK-03〝想(エジソン)〟
- PUNK-04〝知(ピタゴラス)〟
- PUNK-05〝暴(アトラス)〟
※以下、単行本未収録の重大なネタバレを含みます。
「ねェ 本体(ステラ)!! あたいね!! 天竜人になるんだ♡」
実はヨークこそがフロンティアドームの解除や、サイファーポールの面々とベガパンクを監禁するなどした裏切り者の正体。そして、マザーフレイムを政府に密かに渡したのも彼女である。
現時点の情報は少ないが、監禁場所でベガパンクと対面した際の彼女には、人畜無害と思われた今までの姿から考えられない狂気を感じさせる。
なお、前述の石化に関しては能力者本人の意思で解除できるため、事前にS-スネークと示し合わせればどうとでもなる。
余談だが、リリスの初登場時「生物の『欲』は制御出来ない」と口にしていたが、結果的にベガパンク本人に返ってくる皮肉な展開となった。
「Dr.ベガパンクは この世界に1人でいいよね.....」
その後、海軍の大船団がエッグヘッドを取り囲むのとほぼ同じくして、五老星に抗議の連絡を入れる。
五老星側も当初は「彼女もベガパンク」としてまとめて消すつもりだったが、彼女もまたマザーフレイムの製造が行える、製造に必要な「融合炉(パワープラント)」がエッグヘッドにしかない事実を考慮して交渉を再開。
「じゃあ交渉成立ね! だったら今すぐ」
「あたいを助けに来てェ~!! “麦わらのルフィ”に殺される~!! こいつら全員叩き潰して~!!」
なんとヨークはこの時点で経緯は不明ながらも、再集結した麦わらの一味に完全制圧されたばかりか、捕らえていた“本体”も一味に救出され八方塞がりに陥っていた。
これにより、モルガンズがでっち上げた「麦わらのルフィによるベガパンクを人質にとっての立てこもり事件」が、図らずも現実の光景と化した(ヨークもベガパンクには違いないので、間違った指摘ではない)。