基礎データ
進化
概要
チャデスの進化形で、進化アイテムとして使用する茶碗に移り住んだことで、液状の抹茶の身体に変化した。頭には、穂がいくつか欠けてかつらの様になった茶筅をかぶっているが、バトルの際にはこの茶筅で体をかき混ぜてエネルギーを充てんする。
ヤバチャ同様、ただのお茶に扮して飲まれることで生気を吸おうと目論むが、名前通り「ヤバそうな粗茶」の雰囲気を看破されやすいためか成功率はあまりよろしくない模様。
原種(?)同様、贋作と真作にあたる「ボンサク(凡作)」と「ケッサク(傑作)」の2種類の姿がある。
元から進化前が違ってはいるが、「ボンサクのすがた」と「ケッサクのすがた」の見極め方は、チャデスと同じで下から見ると窯印のような模様があるか無いかである。
「ケッサクのすがた」は有名な焼き物師の作った見事な傑作のものに棲みつく、マニア垂涎の個体となっている。
進化するとたかさとおもさが倍になるのも原種と同じである。
尚、ヤバチャ系統と比べると進化前と後でネーミングが逆転しており、外国語でも同様の現象が起きている。これはヤバチャ系統がコップ→ポットなのに対し、チャデス系統は茶壺→茶碗と注がれる器と注ぐ器が逆転しているためと思われる。
別種として扱われているのも、この点が所以なのだろう。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤバソチャ | 71 | 60 | 106 | 121 | 80 | 70 | 508 |
ポットデス | 60 | 65 | 65 | 134 | 114 | 70 | 508 |
ポットデスから火力と特殊耐久を削って物理耐久に振り直した配分となっている。
弱点も耐性も多いくさ/ゴーストタイプだが、隠れ特性のたいねつならば実質ほのおは等倍となる。
専用技はかき混ぜたあつ~いお茶を発射するシャカシャカほう。威力80でダメージの半分を回復とだけ見てもギガドレインの上位互換だが、なんせぶっかけるものが熱いお茶なのでやけどの追加効果が発生するし、おまけに全体攻撃と至れり尽くせり。ただ命中率が90なので外す時は外すのが難点か。
その他、お茶のポケモンらしくねっとうも覚えることができ、ほのおタイプに一矢報いることができる。
ポットデスの主力技「からをやぶる」は覚えられないが、最強クラスの回復技「ちからをすいとる」は同様に習得可能なのであちらのような積みアタッカーではなく、上記のやけど技の豊富さから物理受け向きの性能をしていると言える。環境トップのカイリューの主要な型である神速地震の2ウェポンを両方受けられるので役割を持たせやすく、隙を見て「てっぺき」や「めいそう」で要塞化するのも良いだろう。
「いかりのこな」や「トリックルーム」、「いのちのしずく」を覚えるためサポーター運用も可能。その場合、通常特性の「おもてなし」も輝く。
レギュレーションDでは、準伝説らと共に何故か解禁。
タイプの都合上連撃ウーラオスなどに非常に強く、早速環境に食い込んだ。
持ち物もその強みを最大限活かすべくゴツゴツメットが多い。その他、たべのこしやオボンのみなど。
テラスタイプはほのおタイプとこおりタイプを半減できるみずタイプが多め。ドラゴンウエポンでのごり押しへの対策となるフェアリー、はがね、ゴースト打点対策となるノーマルも一定数使われる。ダブルバトルでは偶に「たいねつ」と合わせてイーユイの「ねっぷう」に対してガンメタしたほのおテラスタル型も存在する。
シングルでもそこそこ使われる。「おもてなし」がダブル専用であるため特性は「たいねつ」一択。
使用トレーナー
※ボンサクのすがた
余談
器の元ネタとなったのは、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕え、千利休の弟子であり、芸術にも秀でた古田織部が起こした織部焼、その中でも大部分に黒い釉薬をかけ、残った一部に絵付けをする黒織部の茶碗と考えられる。