諸元
艦籍番号 | FFMH-Y101 |
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分類 | 高速モビルスーツフリーゲート |
概要
ザフトがフリーダムとジャスティス二機の核動力MSとの連携を前提として建造された戦闘艦兼母艦。
核エンジンの整備に必要な専用設備や機材を搭載し、在来MSのスペックを大きく上回った両機をサポートするため、これまでのザフト艦でも随一の速力を誇り、当時アークエンジェルと肩を並べたナスカ級すらも追い抜いた。
大気圏内での運用は確認されていないものの、設定上は大気圏内の飛行も可能とされる(ミーティアは使用不可)。
元々が実験艦ということもあり、武装は積極的に攻撃するよりも艦の防御に重点が置かれ、艦体各所に多数のミサイル発射管や機関砲を装備している。ビーム兵器は殆ど搭載されていないため、実弾兵器を無効化するPS装甲の類を搭載しているMS相手には分が悪く、そのような相手が接近した場合、専らフリーダムやジャスティスなどの搭載機からの援護に依存する形となっている。
艦体はローズレッドに塗装されており、各所に設置された羽根のような外装が特徴。
初期はフリーダムとジャスティスの専用運用艦ということもあり、基本2機しか搭載出来なかったが、ヤキン・ドゥーエ戦後に改修されたのか、他の機体の収容も可能となった模様。
「特定のMSを徹底してサポートする専用運用艦」と言うコンセプトは後のミネルバに受け継がれた。
艦長はアンドリュー・バルトフェルド。マーチン・ダコスタが補佐を務める。
ラクス・クラインが指揮を執る場合もある。
活躍
フリーダムの奪取、ジャスティスの遠征任務により持て余していたところをクライン派であった船員およびラクス・クラインによりザフト基地から脱走、近隣に待機していたフリーダムの援護の甲斐あってザフト軍の迎撃を脱し、三隻同盟へ参加する。
また、この強奪作戦の間にラクスの父シーゲルが銃殺されている。
ラクスのSEEDの発現によって、第二次ヤキンドゥーエ攻防戦にて優れた指揮能力を発揮、艦名の通り最後までクサナギやアークエンジェルと共に前線で戦い抜いた。
戦後はジャンク屋から提供された物資で船を修復、ファクトリーの開発拠点を内蔵するデブリの偽装を施して雲隠れしていた。ファクトリーで開発されたストライクフリーダム・インフィニットジャスティスを艦載。また、ザフトが奪還した後クライン派が横流ししたガイアをバルトフェルド用に調整し唯一の戦力としている。
ダゴスタの廃棄コロニー調査をザフトに発見されたことにより艦の位置が特定され、偽装を排除しファクトリーの脱出の時間を稼ぐべく発進。ガイアが出撃するも波状攻撃にさらされ窮地に陥るも、キラ・ヤマトの駆るストライクルージュが到着。ルージュは大破したものの、キラがストライクフリーダムに搭乗したことによって危機を脱した。
その後はキラとラクスが地球に降りたためしばらく出番がなかったが、ギルバート・デュランダルのデスティニー・プラン実行宣言を受けアークエンジェルがエターナルに合流、キラ・ラクス・アスラン・メイリンらがこちらへ移乗。大きな損傷なくメサイア攻防戦を戦い抜き、その後はプラント最高評議会の要請を受けてプラントへ戻るラクスの船として入港する様子が描かれた。
武装
単装エネルギー収束火線砲
艦橋前方に装備される単装ビーム砲。
連射は出来ないが、殆どのMSなら一撃で破壊可能。
上面にもある程度の射角を保持しているが、基本的に正面にしか発砲出来ない。
66mm連装レールガン
艦橋後方の両舷に2門装備される小型連装レールガン。対空迎撃用。
ミサイル発射管
艦体全方位に多数装備されたミサイル発射管。
既存の艦艇のそれを上回る高密度のミサイル弾幕を張ることが可能。
58mmCIWS
全周囲に設置された近接防御用機関砲。
ミサイルと共に迎撃に多用される。
オプション
ミーティア
搭載機が使用していない場合、艦体前方にドッキングされ、可動砲台として機能する。
エネルギー消費は大きいが、強力なビームを発射可能。
ミサイルは使用していないが使用可能とされる。
プラモデル
1/1700のEXモデルで発売されている。
小さいながらもミーティアも造形されている他フリーダムとジャスティス、敵対機のプロヴィデンスまでもが付属している。
後にランナーをメッキコーティングにしたリミテッドエディションも発売された。
搭載機
機動戦士ガンダムSEED時
機動戦士ガンダムSEED DESTINY時
MBF-02 ストライクルージュ(緊急収容)