概要
現在はフリーランスで、ぐあんばーると業務提携している。歌手活動におけるレコード会社はビクターエンタテインメント。
かつてはカノックス→ヒロックスエンターテインメント→A3プロモーションに所属していた。
2001年のジュノンスーパーボーイコンテストでファイナリストとなったことをきっかけに芸能界入り。2002年に『ごくせん』にゲスト出演という形で俳優デビューする。なお、後に共演することになる泉政行も『ごくせん』に出演していたが、このときは特に同じ場面に映ることはなかった。
当時は地元の高校に通いながら、仕事がある時に東京に出てくるという形で活動していた。高校卒業後に上京。
2003年、18歳にして『仮面ライダー555』の主人公・乾巧役を務め、好評を博した。なお、仮面ライダーを演じる俳優としては当時最年少であった。
『555』に出演したことをとても大切に思っており、当時のキャストやスタッフとは「555会」として、放映終了から20年近く経った今でも交流があるとの事。
特に仲が良いのは、(皮肉にも?)555本編では巧と犬猿の仲だった草加雅人/仮面ライダーカイザ役の村上幸平である。
興味を持った分野はとことん詳しく調べるマニア気質なところがあり、さらにその対象が多い事が特徴。
中でも昭和(※おおむね1950〜1970年代)の文化、特に高層ビル・鉄道・歌謡曲が大好きで、2004年に『タモリ倶楽部』に出演したことを機に同番組の常連となった。その知識と熱意で草野仁や阿久悠をうならせた事もある。
だが、『めちゃイケ』の抜き打ちテストに出演した際にはその博識が逆に仇となり、解答欄に補足として自らが知っている豆知識を書き加えたところ、教師役の岡村隆史の癪に障ったのか正解解答を減点されてしまうなど、やや理不尽な目に遭う羽目になった。
趣味が高じて、近年では普段の服装や髪型は完全に昭和のソレ(上下デニムや三つ揃えの柄入りスーツ、パーマを当てた長髪など)に統一しており、Youtubeに投稿された「20周年記念商品「CSMファイズギア&ファイズアクセルver.2」発売記念 半田健人氏スペシャルPV」に出演した時の姿はファンを驚かせた。
公式サイトのデザインもレトロなものとなっている。
2011年から仕事が大幅に減少していたが、本人は後年になって事務所との契約トラブルでフリーになっていたことが大きいのではないかと言及している。なお、このトラブルについては2022年に(半田が賠償金を支払う形で)無事解決している(→参考)。
エピソード
- 幼い頃の遊びは「好きな映画のシーンをビデオカメラでカット割なども含めて完全再現して撮影すること」(明石家テレビ出演時のエピソード)。
- 小さい頃、アンパンマンは偽善だと思っていた(同上)。ただし今ではアンパンマンが大好きで、ストーリーやキャラクターにも詳しい。
- 内輪ネタが大好きで、555共演者に小学校の社会の先生の似顔絵などを描いて見せていたという
- 鉄道好きで、同じ鉄オタ仲間の共演者泉政行と唐橋充を巻き込んで地下鉄博物館で遊ぶ。
- 草加役の村上幸平と二人でカラオケに行き、村上が歌い飽きてからも3時間ずっと一人でも歌い続ける(まさに半田道オンステージ)
- 楽屋に駆け込んで突如ケータイをいじりだしたので気になった啓太郎役の溝呂木賢が聞いたところ、「加齢臭の成分メモってる」(本人曰く「唐橋さんに教わった」とのこと)
- そして上記の事を話題にされた時、そのメモの内容を頑張って思い出そうとした
- 555BDbox発売時「BD再生できるプレイヤー買わなきゃ」と発言したが、本人はオープンリールを直しつつ使っていた
- 555撮影終盤、「今○○ビルの上にいます」と突然海堂役の唐橋を呼び出し、唐橋が「ヤバイ主役がナイーブになってる!」と焦って駆けつけたら「ここから見えるあのビル、唐橋さんと同い年なんです」と一言。その後カラオケで歌謡曲健人オンステージ。
- ドラマ撮影時温泉旅館で怪奇現象に遭遇する
- 幼稚園の頃、幼稚園で飼っていたニワトリと仲良くなった
- 藤岡弘、を尊敬する余り、氏の話をしていると本人が憑依する(非常にそっくり)。参考(5:42辺り)
などなど、面白いエピソードが満載な人物でもある。しかも同じく伝説で有名な天野浩成が天然からくるものなのに対し、半田の場合は己の道をひたすら邁進しているタイプである。
音楽
昭和歌謡曲を愛するあまり、日々レコード収集など研究を行い、自らギターやピアノを用いて作詞・作曲・編曲も行っている。
ちなみに、もともと音楽には関心があったが、ジュノンスーパーボーイコンテストでは「音楽がやりたい」と言ったら(苦手な)ダンス系、アイドル系の方向に行くと思い、選考の場では「俳優志望です、歌はダメです」と答えたとのこと。
シングル
- かっこいいブーガルー(2006年12月20日)
渚ようことのデュエットソング。こちらの作詞作曲は横山剣だが、カップリング曲の『新宿、泪知らず』は半田健人が作詞・作曲・編曲を行った。
- 十年ロマンス(2016年10月26日、作詞・作曲・編曲:半田健人)
歌謡曲と鉄道への熱い思いが融合した一曲。
- Justiφ’s(2018年10月21日)
仮面ライダーカイザ役の村上幸平と共にカバー&デュエットした。
アルバム
- せんちめんたる(2014年5月28日)
「何としても20代のうちにアルバムを一枚出したい」という思いで制作された。一部を除き、ほぼ全ての曲を半田健人が手がけている。
- HOMEMADE(2017年11月1日、作詞・作曲・編曲:半田健人)
書き下ろし作品に加え、前年にリリースした『十年ロマンス』『美しいままで』のデモ音源と、『Justiφ's』のカバー曲も収録されている。
- 生活(2018年5月30日)
この頃フォークソングに傾倒したため、フォーク調の曲を多数制作した。高田渡作曲の『座布団』もカバーしている。なお、歌詞カードの末尾には、アルバム制作に使用したギターとマイクロフォンの情報が記載されている。
- 昨日とちがう今日だから(2023年9月10日、作詞・作曲・編曲:半田健人)
2023年3月から6月に制作。「1972年に発売されたレコード」をイメージしている。また、ジャケットの写真を先に撮ってから、作曲に取り組むという方法が用いられている。公式オンラインストアにて発売していたが、現在は完売。今後は配信またはサブスク化を予定している。
その他
- 筒美京平マイ・コレクション 半田健人(2021年10月20日)
- 『超絶戦士サプライザー』(2021年4月〜)
YouTubeにて不定期で配信されているヒーロードラマ。取り壊しが決定しているビルなどで撮影されており、半田健人曰く「アーカイブとして残したいという気持ちで作っている。」とのこと。OP曲は頻繁に新しい曲に変わっている。共同制作者は川口法博。主演・音楽制作は半田健人。
ラジオ番組
静岡放送の『林哲司&半田健人 昭和音楽堂』には、2008年から現在までメインパーソナリティを務めている。
自らを「あべマニア」と称し、あべ静江とも親交がある。彼女のラジオにも不定期で出演している。