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編集者:十宮恵士郎
編集内容:「ファンシー御三家の共通点」を一切満たしていないポケモンを「近い立ち位置」とは言えないことを強調、アイドル扱いやレア度に関係ない記述を抑制(プリンのフレンドガード獲得などは後付けであり、第1世代ではファンシー御三家のどの種も対戦で使えるようなポケモンではなかった)

ファンシー御三家

ふぁんしーごさんけ

ファンシー御三家とは『ポケットモンスター』(ポケモン)シリーズにおけるピカチュウ、プリン、ピッピの3匹の総称。

概要

ポケモンにおける「〇〇御三家」タグの一種であり、ポケモン黎明期においてアイドル枠とされて可愛いポケモンとメディアにもよく取り上げられたピカチュウプリンピッピのトリオ。

他にも(元祖)アイドルトリオ等の愛称がありこの3匹の呼び方は特には決まっていないがここでは名称をファンシー御三家とする。

第1世代の頃からグッズ化されることが多く、特に第1世代ではこの3匹セットでのグッズ化の機会もあった。

度々のPRの成果か、現在に至るまでカントー御三家と共にポケモンに詳しくない人にも良く知られている。

ファンシー御三家の共通点

ファンシー御三家の3匹には以下のような共通点がみられる。

・第1世代でいずれも低確率で野生の個体が出現。その後も所謂序盤ポケに落ち着くようなことはなく基本的にはレア寄りのポケモンである。

進化の石を使う事で進化する。(プリン・ピッピはつきのいしピカチュウのみかみなりのいし

・第2世代で3匹共に進化前のポケモンが発見され何れもなつき進化でファンシー御三家の3匹に進化する。

ファンシー御三家のその後

ピカチュウ…トキワの森で低確率で現れるレアポケモンという立ち位置で当時からそれなりに人気はあったがアニメで主人公サトシの最初のポケモンになった事で爆発的な人気を誇るようになり今や説明不要のポケモンの顔である。

その後もピカチュウと特徴が似ているポケモンが新作が出るごとに登場しておりこれらのポケモンは電気袋組と称されている。そしてゲームではなんと第6世代から第8世代までといった一部の作品では、アニポケでピカチュウの声優を担当する大谷育江氏の声となったが、レジェアルと第9世代では元の電子音に戻っている。

プリン…ゲームでもニビシティのポケモンセンターでプリンに話しかけると歌声を聴くことができるなどゲーム内でもそれなりに露出度があったがアニメで落書きプリンがサトシたちを追いかける形で準レギュラーになり、スマブラにもファイターとして出場するなど人気ポケモンへと駆け上がった。

第6世代にはノーマルとフェアリーの複合となり、他の単ノーマルポケモンとの差別化も果たした。

ピッピ…ゲーム内のアイテムにピッピ人形がある事から当初はポケモン界において最もアイドル的存在とされていたのだがアニメや外伝では他の2匹よりも露出が少なく、あいつの影響もあってマニアックなコアな路線へと移行していった。その後プリンと同じく第6世代でフェアリータイプが与えられたがプリンとは違い旧来のノーマルタイプは失った。

なお、他の2匹より最終進化の対戦での性能が高くバトルメンバーとして活躍している。

ファンシー御三家の立ち位置に近いポケモン

イーブイ

当初はゲーム内で1匹だけしか手に入らないレアなポケモンで当時は進化の石で3種類の異なったタイプのポケモンに進化するポケモンだったがそこまで目立った存在ではなかった。その後ピカチュウ版でライバルのポケモンになったのをキッカケに露出が増加。世代が進むにつれ進化する系統が第2世代で5種類、第4世代で7種類と増やしていき、第6世代では8種類に進化する可能性を秘めたポケモンとなり、グッズも充実し、第8世代やダイパリメイクなど一部の作品で専用ボイス(担当声優はアイリス役でおなじみの悠木碧氏)を採用しており今やプリンやピッピを凌ぐ人気ポケモンとなっている。

(なお、こちらの鳴き声もレジェアルと第9世代では元の電子音に戻っている)

ニャース

アニメでの扱いがとにかく大きい。第1~3世代頃は特に人気が高く、ピカチュウですら当時は無しえなかったED楽曲の主役の座を射止めている。それも複数回。

とは言えゲームでの扱いはそれほど良くなく、長らくレア度の低い一般ポケモンの域を出なかったが、第7・8世代で連続でリージョンフォームを獲得、第8世代はリージョンフォームでない方のニャースもキョダイマックス獲得という強い個性を得た。キョダイマックス個体はDLC配信前は滅多に手に入らないレアポケモンであったので、ここで完全にファンシー御三家と同格に近い存在になれたと言えよう。

カントー御三家たち

云わずと知れた本家初代御三家。当初は研究所で最初に貰える3匹に過ぎなかったがシリーズが進むに連れ最初に貰えるポケモンのタイプがくさ・ほのお・みずの3タイプに固定される事が定番になりその中でもカントー御三家は人気・知名度共に高く関連グッズも多いため、ファンシー御三家とは今に至るまで人気ポケモンとしてシリーズを支えてきており共にポケモンの象徴的な存在となっている。

原則として野生で出現しないレア寄りのポケモンではあるものの、ハードの機種が新しくなる度に何らかの形で手に入れられ、第6世代では最終進化に当時の象徴であるメガシンカを搭載され、しかも研究所で手に入れられる等かなり優遇を受けている。第8世代では発売時に先行搭載されたヒトカゲをはじめ最終進化にキョダイマックスが搭載されている。

なおこの中でもヒトカゲ系統は特に好待遇を受けがちであり、第6世代ではミュウツーと共にメガシンカ2種類獲得、第8世代ではラスボスの切り札になり、第9世代では記念すべき1匹目の最強レイドボスとなっている。

マリル

最近では一般ポケモンの枠に収まっている印象があるが、第2世代当時は金銀発売前に映画に先行登場、大量発生が起こらなければ滅多に出会えないレアポケモン扱いなどかなりファンシー御三家に近い立場だった。

その他にも、登場した次の世代で進化前が追加されていたり、第6世代でフェアリータイプを獲得したりとピッピやプリンとの共通点が実は多い。

ポッチャマ

第4世代のシンオウ御三家の一匹。

アニポケでもヒロインかつサトシに次ぐ第二主人公だったヒカリの最初のポケモンだったこともありピカチュウとのコンビで人気に火が付き、ピクシブ内でもピカチュウとポッチャマのコンビのイラストが多数投稿されている。

BDSPならびにLEGENDSアルセウスによりシンオウブームが再来した際も「プロジェクトポッチャマ」が立ち上げられ、大々的にPRされているなど、世代を経てもアイドル扱いに変わりはない。

編集者:十宮恵士郎
編集内容:「ファンシー御三家の共通点」を一切満たしていないポケモンを「近い立ち位置」とは言えないことを強調、アイドル扱いやレア度に関係ない記述を抑制(プリンのフレンドガード獲得などは後付けであり、第1世代ではファンシー御三家のどの種も対戦で使えるようなポケモンではなかった)