概要
ヴィクトリー倶楽部とは、クロスメディアコンテンツ「ウマ娘プリティーダービー」における架空の競走ウマ娘育成クラブチームの名称。チームのモットーは「強い気持ち」と「ポジティブで元気一杯」。ファンの間では単に下記の三名を一くくりに呼ぶ際や単に「ヴィクトリー倶楽部組」、「クラブ組」と呼ばれたり。
どうやらウマ娘たちの世界では実績豊富で有名らしく、後にGⅠレベルのレースを勝利したサクラバクシンオーやサクラチヨノオー、サクラローレルといった競走ウマ娘を輩出してきた実力派のクラブ。
有名なだけあって子供でも入れるクラブとしては練習構成などもかなり理論的に則ったレベルの高いものになっているようで、子供の身体に負荷の掛からないような練習が徹底されている。また、トレーニングを飽きさせないようドッジボールなどの球技も混ぜ混んでいるらしく、子供たちからの評判も上々のようだ。
「自分の蹄鉄は自分でお世話」という教えがある(ローレルの一コマより)。
上記の通り「サクラ」の名を冠するウマ娘が多く所属しているが、独自の育成コーチングや所属者との縁を深つ持つことから親世代から引き続き子へとクラブに参加することもザラらしく、それが結果的にサクラの子が多く在籍する一因になっているらしい(バクシンオー曰くサクラの名の宿命がヴィクトリー倶楽部と惹かれ合うそうな)。現に、バクシンオーとチヨノオーも母親がかつて倶楽部出身だったという縁がある。
親世代から続いている辺り少なくとも10~20年以上経営を維持している歴史の深いクラブだが、たまにOGの面々が集まることも少なくない。それだけ縁を大事にするクラブチームということなのだろう。
なお、いずれも元ネタとなった競走馬を所有していた馬主が、「さくらコマース」という共通点がある。
ネオユニヴァースの育成シナリオ内では、近くにボーリング場が2軒あった事が語られている。
その他、どうやら倶楽部の歌があるらしい。
ゲーム版では、2023年4月に『サクラ前線上昇中!花咲かヴィクトリー倶楽部』の企画がスタート。
サクラのウマ娘3人組が日本列島をバクシンしていき、サクラ前線と称して日本中の人を笑顔にすると言う旅に出るというもの。全国各地の桜に縁のある名所を主に巡っていった。
使用BGMは3人のソロ曲をインスト化+メドレー化したもの。同時に公式Youtubeアカウント『ぱかチューブっ!』にも出張出演した。
サクラローレルが主人公のスピンオフ漫画『ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム』では、ローレルが所属するトレセン学園のレースチーム「チームアルケス」に、ヨシノプリヴェールという競走馬サクラエイコウオー号が元ネタと推測されるウマ娘が登場しているが、ヴィクトリー倶楽部とは無関係の模様。
なお、『スターブロッサム』では幼少期のローレルたちが描かれているが、ヴィクトリー倶楽部のメンバーは共通のユニフォームを支給されるようだ。
モチーフ
史実における「サクラ軍団」の競走馬を多く任されていた、いわば「御用調教師」の境"勝"太郎氏からではないかと言われている。(※勝→勝利=victory)
登場した元メンバー
猪突猛進な学級委員長。思い込んだら一直線に行動し、周りを助けたり迷惑かけたりしながら、気にせずバクシンする。かといって独善のつもりはなく、誰からも頼られないと落ち込む。短距離に圧倒的な適性があり、無敵のスピードで誰より速く駆け抜けることに自信がある。
(公式ポータルサイトより)
素直で良い子で普通なウマ娘。マルゼンスキーに憧れており、彼女に挑戦できる自分になるため、ひたむきに努力を重ねている。日課は、日々の気づきを格言にして記録すること。気付きがしたためられた通称・チヨノートには、絶妙に伝わらない例えが書き連ねられている。
(公式ポータルサイトより)
明るく前向きで、どんなことにもへこたれない不屈のポジティブウマ娘。生まれつき脚があまり強くなく、ケガに悩まされ続けてきたが、諦めず何度でも立ち上がってきた。
同期のナリタブライアンには特別な感情があり、いつか必ず倒したい目標でもある。
(公式ポータルサイトより)
関連イラスト
別名・表記ゆれ
サクラ軍団とも呼称されるが、この場合だと名前が春っぽいハルウララが含まれることがある。
なお、競馬において「〇〇軍団」はその冠名の馬主が所有する競走馬たちのことを言い、「サクラ軍団」は「さくらコマース」が所有する競走馬らのことを指す。
史実
府中市に東京競馬場がある土地柄、1953年頃からおもに会社名義で競走馬を所有するようになった。「サクラ」の冠名は社名から冠名を取っている。
勝負服の柄は桃、白一本輪、桃袖
関連タグ
サクラバクシンオー(ウマ娘) サクラチヨノオー(ウマ娘) サクラローレル(ウマ娘)