新百合ヶ丘駅
しんゆりがおかえき
概要
神奈川県川崎市麻生区万福寺と、同区上麻生とに跨がる小田急電鉄の駅。
元々は百合ヶ丘駅から分岐する予定だったが、既に住宅街が密集していた為、当駅が設置される事になった。
当駅で多摩線と本線が分岐しており、更に横浜市営地下鉄ブルーラインを当駅まで延伸する計画もある。
北口周辺には麻生区の区役所、図書館の他、日本映画大学などがある。又、景観条例の為か、風俗営業が禁止されているものの、パチンコ店が1軒のみ存在する。
南口がメインとなる方でペデストリアンデッキを備え、L-myrordやイオン、オーパ等の商業施設が存在する。
大きなバスターミナルもあり、小田急バス・東急バスに加え、3系統【溝11、新12、新13】のみながら市営バスも乗り入れる。川崎市だけでなく北隣の東京都稲城市、及び南隣の横浜市青葉区からの利用者も多い。また羽田空港および成田空港とのリムジンバスも発着し、旅行にも便利。
オーパのビルにはホテル、ブックオフ、ユニクロ、アニメイトと京王アートマンなどが、L-myrordにはイトーヨーカドーや有隣堂、山野楽器、OdakyuOX等が入居している。イオン6階にはイオンシネマもあり、映画館のない東京都と称する事実上の神奈川県町田市などからお客を集めている。
実は小田急電鉄で扱う全ての通勤列車種別が停車する唯一の駅であり、快速急行、急行、通勤急行、通勤準急、準急、各駅停車の全車種が停車するほか、特急ロマンスカーも「えのしま」「ふじさん」、江ノ島線の「ホームウェイ」の全列車、「さがみ」の多く、数は多くないが「はこね」も一部列車が停車する。
駅構造
小田急電鉄
島式3面6線の駅で基本は小田原方面は1・2ホーム、多摩線は2・3・4番ホーム、新宿方面は5・6番ホームを使用する。線路の多さは新宿駅の5本さえをも上回る。
ただし多摩線利用者の便宜を図るため、ラッシュ時間帯を中心に小田原線の列車であっても3番ホームに入ることがある。
1・6番ホームは配線上、多摩線と直接繋がっていない。
仮にJR東日本のATOSの案内を使用すると誤乗防止の為、1・4・5番乗り場が男声、2・3・6番乗り場が女声になるものの、現在は1・2・3番乗り場が女声、4・5・6番乗り場が男声である。
日中の下りは各停と優等列車、上りは急行と快速急行が待避する。
尚、上り列車の場合、多摩線の列車の関係で急行は5番ホーム、快速急行は6番ホームの発着と決まっている。
利用状況
横浜市営地下鉄ブルーライン
- 乗客見込みは約65,000人を見込んでいる。
年度別利用状況比較表
事業者名 | 小田急電鉄 |
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年度 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 120,516人 |
2009年(平成21年)度 | 121,705人 |
2010年(平成22年)度 | 121,119人 |
2011年(平成23年)度 | 120,483人 |
2012年(平成24年)度 | 122,763人 |
2013年(平成25年)度 | 124,499人 |
2014年(平成26年)度 | 123,894人 |
2015年(平成27年)度 | 124,747人 |
2016年(平成28年)度 | 125,659人 |
2017年(平成29年)度 | 126,772人 |
2018年(平成30年)度 | 128,565人 |
2019年(令和元年)度 | 128,155人 |
2020年(令和2年)度 | 91,516人 |
2021年(令和3年)度 | 99,225人 |
2022年(令和4年)度 | 108,661人 |
隣の駅
備考
※1 下北沢駅地下化により小田急と京王双方の利用が減少して当駅より少なくなった。