「インハイ 最終日(ラスステ)の先頭は ハンパなくキモチイイ ---マジで」
「初めてくぐるな オレは3年やっと初めてのインハイで…リタイアしてねてたからな」
プロフィール
学年 | 箱根学園三年生→洋南大学工学部 |
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出身中学 | 横浜丙中 |
タイプ | オールラウンダー |
愛車 | チェレステカラーに黒ロゴのBianchi |
身長 | 178cm |
体重 | 63kg |
BMI | 19.9 |
誕生日 | 1990年4月2日 |
星座 | 牡羊座 |
血液型 | A型 |
イメージ動物 | 狼、もしくは野犬 |
ゼッケン | 2 |
声優 | 吉野裕行 |
俳優 | 鈴木拡樹 / 木戸邑弥 / 時人(舞台) |
鈴木拡樹(S1) / 木戸邑弥(S2)(ドラマ) |
概要
箱根学園三年生→洋南大学工学部。二年の秋から主将福富寿一のアシストを務めている。
細長い三白眼で目つきが悪く、下睫毛が目立つ。口調は荒々しく、歯を剥いて喋ることが多い。
福富のオーダーに従いつつ彼の代わりにメンバーに指示を出す事もある、チームの参謀的な位置にいる。
普段は何事にも冷めた態度を取る皮肉屋だが、乱暴な性格ながら先導を切るサポート役として優秀であり、箱根学園イチの「運び屋」として、集団の中から後続の者を引き上げて行く技能を持ち合わせる。
特に大一番での追走の際には、研ぎ澄まされた反射神経により落車ギリギリの荒々しいライディングで、周囲を抜き去るという隠れた獣性を併せ持つ。
一方で、予想外の事態に動揺する脆さも持つが、なおかつそれに応えようとする責任感もある。
そして、その場の感覚や雰囲気を「ニオイ」と表現し、それに敏感に反応している。
ロードの世界に入るまではリーゼントヘアーで原付スクーターでを乗り回していた、いわゆる元ヤン。
好きな飲み物はベプシで、間違えて違うコーラを買ってこようモノなら何をされるかわからないので要注意。
実家は横浜にあり、高校は寮で生活していた。大学での居住形態は不明。
経歴・戦歴
中学時代~高校2年まで
実は元々は野球をやっており、中学二年までは投手として名を挙げていたものの、肘を壊して辞めざるを得なくなる。
高校も野球部のない箱根学園もを選び、原付スクーターをノーヘル(実質的には半キャップを首にかけている)で乗り回す荒れた生活を送っていた。
そんな時福富に偶然出会い、福富から挑まれた勝負に敗れたことを切っ掛けにロードバイクに目覚めて自転車競技部に入部、インターハイに出るのを目標として、福富から出される過酷な練習メニューを行って行き、自転車を始めて僅か2年で全国有数の強豪の箱根学園のレギュラーにまで登り詰めた。
当初は福富を「鉄仮面」と呼んでいたが、後に親しみを込めて福富を「福チャン」と呼び、強い信頼関係を結んでいる。
中学時代は野球をしていたことから坊主頭で、入学間もないころはリーゼントヘアーにしていたが、福富との出会いをきっかけに現在の髪型になっている。この時に買ったはさみは学校の近くにある文具店で購入していることが明らかになった。
2年になり、スポーツを何でもこなし自意識過剰気味だった新入部員の黒田雪成に「プライドの高いクソエリート」と言って現実を見せつけたことで敵視されていたが、何度も勝負に負けて現実を知った黒田から強くなりたいと頭を下げられたことでプライドを捨てれたと認め、相手の技を盗んで強くなれ(要約)とアドバイスする。余談だが、その黒田は3年の時には荒北の後継者の位置にいた。
中学で野球をしていたことについては福富を含め部の皆には内緒にしており、後日談として、3年で部を後輩の世代に引き継いだあとも野球道具を見るのも嫌というほどに引きずっていた。東堂尽八や新開隼人も荒北が過去に何かしらのスポーツをやっていた事は感じていたが、その過去は語りたくは無い過去だとも察していた。
インターハイ
3年で初めて参加するインターハイの神奈川大会、一日目は福富のアシストを務め、金城真護をアシストする今泉俊輔と競り争う。二日目は御堂筋翔とのスプリント勝負に敗れて疲弊した新開を引くことに専念し、その新開を最終ステージのアシストとして再度発射させるための体力を温存させていた。途中水田信行に「フェイズ49」と称したアシスト封じをされるが、自身はアシストのアシストだったことでファイズ49を無意味にさせた。
三日目は広島呉南の待宮栄吉がスタート前に金城や福冨へのボディタッチ(本人曰く「ホシを吸う」)に怒りを見せるも福冨に止められる。レースでも、呉南の作った集団をコントロールする為に自ら飲み込まれ、自分の2度の判断ミスで前に出たところを同じく集団に飲み込まれた小野田坂道から協調を申しこまれる。当初は罵声を浴びせながら断るが、それでも食い下がらない坂道に福富の姿をみて協調を受け、一緒に飲み込まれた真波山岳と共に3人で呉南を追う。最初は坂道のことを「細メガネ」と呼んでいたが、その予想外な走りを見て「小野田チャン」と呼び方を変える(坂道も当初は一番苦手な人と怖がっていたが、その走りの凄さを見て見方を少し変えている)。その後呉南に追いつき、井尾谷諒の提案したバトルに競り勝ち先頭と合流後スプリントリザルト直前まで箱学を引くもゴール手前でリザルトを新開に託し失速しリタイアする。
リタイア後、泉田塔一郎と救護室のテントで様子を見守り、坂道と真波が優勝争いをしていることを聞いて驚きながらも、二人に聞こうとして言いそびれた「おまえら どこまで行くつもりだ」という言葉を思い出し、まさかゴールまで行くとは(思わなかった)と驚きの呟きをしている、
レース終了後、箱学が総北に敗れたことを知り、同じテントで脇目を振らず泣きじゃくる泉田に次の年の箱学を託した。
3年生追い出しレース
毎年秋恒例の「ファンライド」と称した3年生の追い出しレースでは、最終ステージで福富を引き、在校生組の葦木場拓斗・黒田組と戦う。レース中にさらに強くなる黒田の姿に、成長するのが遅いと漏らしつつも驚きを見せていた。
大学進学後
卒業後は洋南大学へ進学(本人曰く、野生のカンで合格したとのこと)、進学後は奇遇にも福富の因縁の相手でありライバル校の主将だった金城と、更には直接の因縁の相手でもある待宮ともチームメイトとなる。
待宮については当初は別サークルに入ると断られていたが、それは自分にペテンをかけていたことだと勘づき、高1の時に自身が福富から救われた経験から、今度は自分が救ってやりたいという気持ちがあり、説得の末に入部にこぎ付けている。
入学まもなく金城から運転免許を取る様に言われ教習所に通う。一度は自身の過去もあって免許は取らないと心に決めていた(一応原付免許は持っている)が、金城に説得されて一緒に通うこととなる。教習中は運転時に本能が出てしまい、コース内をアクセル全開で走ってしまい教官から注意を受け、自身の本能にに逆らえない走りをすることで、根本的に車の運転には向いてない事実が発覚。それでも教習時間をオーバーしながらも金城に遅れる形で無事に運転免許を取得したが、教習風景を見ていた金城は絶対に運転させないことを強く決心すると同時に、福富がよく手なづけていたことに感心していた。
夏休みには後述するファミレスでの雑談がきっかけで待宮の地元・呉に待宮・金城・新開の4人で向かう。待宮の案内で呉の街中を散策していた時に偶然スーツ姿で黒塗りの高級車を運転する井尾谷の姿を目撃、その話をするも当初こそ待宮らから疑いの目を向けられていたが、翌日参加したライドイベントで仕事で来ていたスーツ姿の井尾谷と遭遇、井尾谷が社長秘書をやってると聞いて驚くも、その姿を見て適役と褒めている。その一方で後輩の手伝いで別行動をとっていた待宮とはすれ違いだったこともあり、そこにいた井尾谷の勤める会社の社長に頭を下げて井尾谷を借り、待宮のいる場所に向かって再会に力添えをした。
大学レース
SPARE BIKEで描かれる大学レースは、初参戦となる埼玉・秋沢湖のロードレースでは3年部員の中迫のアシストをしていたが、その中迫が途中の集団落車に巻き込まれ、「逃げ」と呼ばれる先頭集団の様子の変化に気づき、待宮に金城を引いて上がるよう指示、結果的にその指示で洋南が勝利することとなった。
その次に行われたつくば山ロードレースでは新たに東堂が自らの手で自転車競技部を創部した筑士波大学も参戦、ジャージは異なるが、元箱学の4人が同じレースで再会した。
そのレースでは平地で後続を引き放そうとする明早大にチームを引いて追走、最終周回で金城にアシストを託すが、チームとしては敗れている。
このレースでは東堂と幼馴染で同じ筑士波大チームの糸川修作に「ちんちくりん」と言って反発されるが、言い合ううちに気が合っている。
それぞれのレース後には飲食店に立ち寄ってのストーリーがあるが(スペアバイクはこのようなレース以外の話がメインといってもいい)、秋沢湖レースの帰りのファミレスでは先輩のおごりだと思って大量に注文したり、つくば山の帰りのとんかつ屋ではご飯を限界まで盛ってくれと頼んで、俗に言う「マンガ盛り」にするほどの大食漢である。
インターハイ栃木大会
卒業して初めて観戦するIHは、3日目に単独で観戦に訪れ、途中で田所迅の運転する車でやってきた金城ら総北元3年トリオと合流しゴール前で観戦。ゴール前の金城との会話で、前年の優勝をキメた坂道が順風満帆に成長していると思い「最初のゴールラインを割るヤツにはそれなりの「資格」がいる」と敗北の屈辱から這い上がってきた真波に対して坂道に勝ち目はないと断言するが、金城は優勝と同時に大切なものを失ったこと(巻島の渡英)や立ち直るまでの経緯、勝利のためではなくその「意外性」のために自転車に乗っていることを話し、その会話で坂道にもゴールを狙う資格があると納得していた。そしてゴール後に2位となった真波と顔を合わせ健闘を称え励ましている。ただし箱学の自転車部の元に足を運んだかどうかは不明(金城らとの会話ではたぶん後輩から煙たがられる、コワがられると話している)…ではあるが、アニメ5期では最終回での表彰式に銅橋正清・新開悠人・宮原すずこと共に壇上にいる坂道・真波・黒田の3人に拍手を送る姿が描かれている。
使用車両について
使用車両はBianchi。ベースになった車両は不明。もともとは福富が中学時代から乗り続けていたものを地元レースの際に預けられ、その後も使用し続けている。
それまでは原付スクーターに乗っていたが、ロードに乗ることとなり売却している。
ドラマ版では1期ではSempre Pro、2期ではFENICEに乗っている。コンポは1期ではシマノのアルテグラを使用しているが、2期(ワイズロードドラペダサイト)では何故か「シマノ製ギア」とし書かれていなく、フロントクランクに至ってはシマノロゴを残して本来の名称が消されている(消された部分の形状からティアグラ4700を使用している模様)。
原付スクーターは原作・アニメは不明だったが(原作に至っては本来右側にあるクーリングファンやマフラーが左側に描かれていた)、ドラマでは黒のホンダ・ディオ(AF62型、4サイクル車)が使われている。
余談
原作初期版は、通称「初期北」と呼ばれる程現在と風貌が違い(福富も初期とは風貌が異なっている)、姿としては前髪を変えた井尾谷に近い姿だった。この時はまだ東堂が未登場だったため真波に総北が合宿している話をしている。
インターハイの開会式でも初期北の面影は残っていたが、IH1日目の時点て現在のスタイルを確立していった。
なお、アニメでは本編前の「SPECIAL RIDE」の時点で現在のスタイルとなっている。
2013年でのとあるインタビューで「もっと活躍させたいキャラクター」として挙げており、インタビューの時点では始まって間もない「スペアバイク」で描きたいキャラの一人と答えている。
実家では犬を飼っており、その犬の名前をメールアドレスにしている。