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断頭台のアウラの編集履歴

2024-01-22 15:05:36 バージョン

断頭台のアウラ

だんとうだいのあうら

『葬送のフリーレン』の登場人物。

ヒンメルはもういないじゃない。」


概要

CV:竹達彩奈

魔王直属の幹部「七崩賢」の一人。《服従させる魔法(アゼリューゼ)》の使い手。

500年以上生きた大魔族で、その年月の全てを費やした鍛錬によって強大な魔力を得た魔族の有力者。

勇者ヒンメルに敗れた後は身を隠していたが、ヒンメルの死後に活動を再開する。


魔法

断頭台のアウラ

「服従の天秤」という天秤に自身と対象のを乗せて互いの魔力を測り、魔力が大きい方が相手を半永久的に操れるようにする魔法。

最大値ではなく現在値が参照されるため、対象の魔力を消耗させてから使うことで確実性を高められる。

詳しくは個別記事を参照。


劇中での動向

約80年前に北側諸国のグラナト領に侵攻した際、勇者一行との戦いで配下をほとんど失い撤退。


その後は勇者ヒンメルの死まで息を潜め、28年前に力を取り戻しグラナト領に再び侵攻。

街を覆う防護結界を解除させ一気に攻め落とすために、3人の配下「首切り役人」を和睦の使者と称して送り込むが、街を訪れていたフリーレン達によって彼らを全滅させられる。


自らもフリーレンと対峙し、不死の軍勢をぶつけて魔力の消耗を図るなど万全を期したつもりが、フリーレンの極めて高度な魔力量偽装を見抜けず、絶対的な魔力差に気づけぬまま「服従させる魔法」を使用したことで逆に自身が支配されてしまう。

最期は敗北を受け入れられないままフリーレンに自害を命じられ、悔し涙を流しつつ首に自らの剣の刃を当て、これまで手に掛けてきた相手と同じように自らも「断頭台」の露と消えた。


アウラ自害しろ

…ありえない… この私が…


直属の配下『首切り役人

断頭台のアウラが配下、首切り役人の和睦の使者たち

CV:諏訪部順一

画像中央の男性。


CV:石見舞菜香

画像右の少女。


CV:大鈴功起

画像左の男性。


読者からの評価

クヴァール以来の名前付きの敵役、それも作中では初めて登場した魔王軍の幹部であることから、強敵としての活躍が期待されていたものの、ヒンメルを恐れて彼の死後まで身を隠していたという経緯、その仲間であるフリーレンに自信満々に戦いを挑むもあっさり返り討ちに遭い、泣きながら自害させられるという惨めな最期を遂げたことから、読者からの実力面の評価はかなり低い。


アウラ10話ハイライトフリーレンまとめ2

が、その惨めさ加減からネタキャラとしては結構な人気がある。

自分より格下と思いイキリ散らすが、実はその相手は力を抑え込んでいた格上であり力の差に恐怖するという某汚い花火を連想させる分かりやす過ぎる引き立て役であった事や、アウラの見た目や性格から典型的なメスガキわからせ的な需要があったのも大きい。


アニメ版ではその惨めさを美しさに昇華せんとばかりに気合の入った作画で最期が描かれた。アウラから見た地面に首の落ちる視点が追加されたり細かく歪む表情と髪を切り落としてから少しづつ剣が首に食い込む描写は一見の価値があり、「…美しい これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう」と思わず洩らしてしまう視聴者もちらほら見られた。

なお、本作の中目プロデューサーによると、該当シーンは絵コンテ・演出の刈谷氏が傘で首を切る芝居をし、それを原画担当のもああん氏が撮影して参考に描かれたとのこと。またアニメ放映後、公式より該当シーンの作監修正原画も公開されている。アニメスタッフの思い入れと熱意がこれでもかと感じられるシーンであり、プロデューサーのその他の制作裏話等も併せて読んでみてはどうだろうか?


加えて原作では話が進むにつれ、同じ七崩賢でも強キャラとしての格を遺憾なく発揮しているマハトや、死してなお株を上げ続けるクヴァールと比較し、アウラは南の勇者との戦いで一人逃亡した疑惑をかけられるなど、公式からも若干小物扱いされているフシが窺える。


ただし彼女の名誉のためにフォローをしておくと、500年以上を生きた魔族だけあって彼女の力は人智を超えたものであることに疑いはなく、一見臆病と取られてしまう行動も、裏を返せば障害を極力排除してから事にあたろうとする周到さの表れと言えよう。

実際に対峙したフリーレンも「魔力比べに持ち込まず、不死の軍勢による消耗戦を徹底されていたら危なかった」と述べており、一歩間違えればフリーレンですら敗れていた可能性もあったかも知れない。

「魔力のより大きい者が上に立つ」という魔族の矜持から《服従させる魔法》を決め手に選んだがために、『天敵』の前に惨めに敗れ去るという印象的な末路を辿ったが故に侮られがちではあるが、彼女が恐るべき魔族であったことには違いない。

本来であれば彼女の能力は非常に性質が悪く、交戦すれば確実に兵力を削られる上に、人間側の兵士はアウラの戦力になる。指揮官クラスを支配下におけば軍隊としての指揮能力は喪失し、歴戦の勇士を支配下に置けばその場で暴れまわらせて敵陣を混乱させる事すら可能であると思われる。更に仮に不死の軍団を解呪出来たとしても、戻ってくるのは首無し死体だけで戦力を取り戻せるわけでも無い。

また、アウラ自身も単独での行動を選びがちな魔族には珍しく、部下を3名従えて連携を取らせているほか、不死の軍団を使えば多方面の作戦を展開できる可能性もあり、人間たちからすれば殊更厄介である。

以上の点を鑑みれば、七崩賢の名を冠するだけの実力は十分に備えており、フリーレン自身も彼女のことを大魔族と呼んで認めていることからも他の七崩賢と比べても劣るわけでは無い。

 メタ的に言えば、彼女の敗北は、フェルンとシュタルクの成長ぶり、そしてフリーレンが秘めていた力量を露わにするという展開を描くための都合によるところが大きい。彼女が優れた実力を持つ魔族であるからこそ「かませ犬」としてのイメージもまた大きく際立ってしまったと言える。


なお、作中でフリーレンは自身の魔力が本来のそれよりも低く見えるように偽装しているということは度々語られるのだが、そのことに気づけるものはごくわずかというレベルの巧妙な偽装を行っていること、前述した魔族の矜持故に自身の魔力を偽装するという発想すら持たない(持てない)ことが彼女の敗因ではあるが、仕方のないこととも言えるだろう。

「発想すら持たない(持てない)」ということは逆に言えば一度誰かが気付けば警戒されるということであり、そうなればフリーレン自身が語っていたように「魔力比べに持ち込まず」の戦いをされていたおそれもあるし、後に他の魔物等との戦いで何度も活躍する姿が見れるフェルンでさえも彼女の《服従させる魔法》を使われてしまえばほぼ確実に負けていただろうことを考慮すれば、色んな意味で最初に激突したのがフリーレンでよかったと思わせる敵であった。


余談

アニメにおいてアウラが自害した回と同じ週に放映されたアニメ『「進撃の巨人」 The Final Season完結編』においてエレン・イェーガージーク・イェーガーが首を斬られて死亡しており、特に前者はそれぞれの中の人ということも相まって、「今週は夫婦揃って首を斬られた」と話題になった。

今季の首切られ夫婦

その少し前には、アニメ『呪術廻戦』にて枷場美々子が斬首されているため、このようなイラストもある。

仲間がいるよ


ちなみに、同じ週の日曜日に放送されていたどうする家康では、関ヶ原の戦いの回で石田三成小西行長が斬首されたというタイムリーな話もあり、アウラと重なったと話題になった。


断頭台


違う、そうじゃない


関連イラスト

アウラアウラ

no titleAura

関連タグ

葬送のフリーレン 魔族(葬送のフリーレン) アウラ構文 アウラ、自害しろ。

七崩賢 ネタキャラ かませ犬 ネットのおもちゃ わからせ

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