「くっそお撃てー!あのモビルスーツを落とすんだー!」
概要
アドゥカーフ・メカノインダストリー社が開発した拠点防衛用MA。
ダガーLへの機種転換とユニウス条約における機体保有数の制限で廃棄される予定で有った戦時量産機ストライクダガーの上半身をセンサー兼自衛兵装ユニットとして流用しており、半人半虫の様な外観を持つ。
6脚の安定性を活かし、山岳地帯等の不整地において高い踏破性を有する。
作中の描写からザムザザーと同様に三人で搭乗する機種である。
本体である下半身側にコクピットが設置されている(設定資料では明言されていないが、MS動画図鑑などで補足説明されている)。その構造の為か流用した上半身は無人操縦に成る。
時期的にザムザザーと同等の技術で製造されているが、本機はザムザザーとは異なり拠点防衛用、要は防御に重点を置いている。
そのため武装はシンプルなものと成っており、接近戦用の武装はほとんど装備していない。
1号機が配備されたガルナハン・ローエングリンゲートにおいては、その防御力を発揮し、ミネルバの陽電子砲タンホイザーすらも傷一つ負わずに耐えきるなど堅牢さを見せるが、セイバーに懐に潜り込まれ、接近戦に弱いという弱点を突かれて破壊された。
その後、少数ながらも量産化され、月面のダイダロス基地においてもザムザザーやユークリッド等と共に基地防衛戦力として活躍する姿が見受けられるが、何れも撃破されている。
外伝漫画「DESTINY ASTRAY」でもローエングリン砲での耐久テストを行っている際にアルミューレ・リュミエール搭載MSであるドレッドノートH(イータ)の襲撃を受けており、砲撃こそ受け止めたものの格闘戦で呆気無く破壊された。
武装
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
上半身の左側頭部に装備されている牽制用の実弾兵器。ストライクダガーの頭部そのままである為、1基のみ搭載。
C.E.71年代の地球連合軍のMSの多くに装備されて来た信頼の高い装備だが、MAに搭載された例は少ない。
M7045/F7 ビームライフル×2
上半身の両腕で保持する専用ビームライフル。GATシリーズ共通の装備「M703 57mmビームライフル」の改良型で、連射性能が向上している。
GMA628 ビーム砲×2
下半身の前脚部先端に装備されているビーム兵器。
Mk61 2連装125mm滑腔砲×2
下半身の背後に装備されている実弾兵器。
陽電子リフレクタービームシールド「シュナイドシュッツSX1021」
上半身の肩と下半身の腹部に装備されているビームシールド。その出力はザムザザーを上回り、ザムザザーと同様、陽電子砲の砲撃やMS数個小隊の攻撃をビーム・実弾問わず完全防御する事が可能である。
ゲーム作品
PS3用ソフト「ガンダムブレイカー」では、何とアプサラスⅡやシャンブロと並んでボスキャラとして採用。
陽電子リフレクターによって、PG機体すら凌駕する高い防御力を誇り、原作と違いビームの塊が低速で此方を追尾してくる強力な脚部ビーム砲や、飛び上がっての踏みつけ、陽電子リフレクターを展開しながらの突進などでプレイヤーを苦しめる。
特に陽電子リフレクター展開中は全方位完全無敵状態と成り、格闘攻撃をも無効とするだけで無く、リフレクターに接触すれば大ダメージ&高確率でパーツを外されるという原作での攻略法が一切通用しない本気を出したゲルズゲーと成っている。
数々のミッションをクリアし進めると、ミサイルポッドを増設した強化型のゲルスゲーが現れる。
また「ガンダムブレイカー3」でもボスとして登場。
今作では原作再現を優先され、陽電子リフレクター展開中でも側面、後方、上面からの射撃攻撃は有効と成り、防御面では実質弱体化しているがリフレクターに接触すれば大ダメージと共にほぼ確実に全てのパーツを外されてしまうという攻撃面での強化という調整がかけられている。
また、連装滑空砲も威力と吹き飛ばし力が高い上にそれなりの確率でパーツを外してくるので下手に足を止めると上から降ってくる砲弾に邪魔される事に成る。
関連動画
関連タグ
機動戦士ガンダムSEEDDESTINY 地球連合軍(ガンダムSEED) 地球連合製のMS・MA・戦艦
アドゥカーフ・メカノインダストリー社 ザムザザー ユークリッド
ハイローミックス:地球連合軍内でのモビルアーマーとGATシリーズの運用
デストロイヤー・ドロイド:外見や運用方法が類似している。