「俺の野性は眠ってなんかねぇぜ…!いつでもギラギラ…ワイドオープンだ!!!」
概要
ワイルドバーストとは「ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突」にて登場したウルトラマンゼロの新たな強化形態。
アブソリュートタルタロスに敗れたゼロがタルタロスにリベンジするためにジョーニアスに弟子入りし、その指導のもとジョー二アスだけでなく父・セブン、師匠・レオの3人を相手に本来の野性を取り戻す厳しい修行を実施。
その末にかつて道を踏み外しかけた際に父から助けられその時に抱いた誓いを思い返し、「仲間を思いやり、守るために強さを探求する」という自身の原点に立ち返ることで覚醒した。
見た目の変化として赤と青のツートンカラーだったボディは全身が紅く染まり、父であるセブンとよく似たレッド族相当の外見となっている。
「相手の動きを読む」タルタロスの戦闘スタイルに対抗するための修行の際に覚醒した姿であり、タルタロスとの再戦時や惑星ブリザードでの総力戦では、一旦ワイルドバーストに変身してから、それに上乗せする形でウルティメイトシャイニングに変身するというプロセスを取っている。
これによって消耗の激しいウルティメイトシャイニングの力を使いこなし、タルタロスに深傷を負わせて見事に雪辱を果たすことに成功している。
またワイルドバーストとして本格的に戦闘を行った機会はまだないが、タルタロス再戦時に両手から放った巨大なエネルギー弾ハウザーゼロショットでタルタロスにも大ダメージを与えられていることから、かなりの戦闘力を秘めている事が窺える。
ジェネスタの公式Twitterアカウントに挙がっていた何者かによるゼロに関する報告書によると、惑星ブリザードにて見せた『紅く燃え上がるような強化形態』と記載され警戒されていた。
(それ以前のK76星や惑星バベルでの変身は外部から確認されていなかったのだろう)
なお、ゼロの数ある形態の中でもシャイニングと同じく自分自身の力で覚醒した姿であるため、道具に依存せず変身することが出来るのも特徴である。
余談
- 元ネタはかつて没になった企画段階でのウルトラマンゼロ、ウルトラセブンアックスであると思われる。ウルティメイトブレスレットの有無を除けば外見はほぼそのままと言っていいほどに酷似しており、二重の意味でゼロの原点に帰ったと言えるだろう。
- ストロングコロナゼロと違い、ゼロスラッガーは銀色のままなので上半身だけ見ても両形態の区別は可能。更に言えばワイルドバーストが全身紅色で銀ラインに対し、ストロングコロナは上半身が赤、下半身が銀に金ラインと同じ赤い形態でも雰囲気は大きく異なる。
- ワイルドバーストに覚醒した『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズでもメイン監督と出演者として共演している坂本浩一監督とウルトラマンゼロ役の宮野真守氏も登壇したゼロ10周年時のイベント『ウルトラマンゼロTALKish』で坂本監督が今後のゼロの成長で描いてみたいと語っていた数々の出会いを経て成長した今のゼロが原点でもある野生みを取り戻したらどうなるか?というテーマの答えともいえる形態でもある。
- また特訓中には新撮による回想シーンにてゼロのこれまでの出会いが描かれており、『奴らとの出会いは俺の一部だ』というゼロのセリフまであるため、既に幾多の戦いを経て成長したゼロが更に高みに上がることを如実に表している姿とも言えるだろう。
- 現状、唯一のワイルドバースト固有技であるハウザーゼロショットは、「両拳を前に突き出す」発射ポーズの共通点から、父・ウルトラセブンのリュウ弾ショットに相当する技と思われる。
- ウルサマ2023の前期ステージにてスーツが作られ後期ステージでは、同じく運命の衝突で登場した弟子の新たな力であるデスシウムライズクローもスーツが作られた。アトラクション用のスーツを改造したと思われる。
関連タグ
身勝手の極意、我儘の極意:K76星での組手特訓中の『考えて戦うよりも本能に従って戦う』というセブン達からの言葉とコンセプトからこれらを思い出した視聴者もいた。
孫悟飯ビースト:野生の力を解放した息子キャラ繋がり。
トップガン_マーヴェリック:同時期の洋画。ゼロと同じ声優が吹き替えを担当したパイロットが劇中で「考えるな!動け!」と教わっている。なお、作中でこの言葉を教えた主人公の吹き替え担当はパワードの声優だったりする。