概要
1958年(昭和33年)5月5日に開園した、動物園である。「多摩動物園」と呼ばれることも多く、恩賜上野動物園等と並び日本有数の動物園となっている。当初は上野動物園の分園という形であった。
上野動物園に比して広大な(約4倍)敷地を生かし、ゾウからモグラ、虫まで大小問わず多種多様な生体を飼育しており(一方で爬虫類、両生類は乏しいが)、動物達が自由に動く様を見せることを目指している。
丘陵地に作られたため起伏が多く、展示動物同士の間隔が比較的広いため園内ではシャトルバスが運行されている。
ネコ科猛獣の繁殖にも定評が高く、希少種も含め毎年のようにどこかでネコ科の子供を見ることができ、ここ出身で国内外の動物園に行った個体も多い。
敷地が広大で坂も多いため、歩きやすい靴で来ることをおすすめする。
主な飼育動物
- アフリカゾウ…1967年7月に来園したメスのアコは、国内最高齢個体。
- アムールトラ
- インドサイ
- インドゾウ
- エミュー
- オオゴマダラ
- キリン
- グレビーシマウマ
- コアラ
- ゴールデンターキン
- サーバル
- シフゾウ
- シャモア
- シロオリックス
- タイリクオオカミ
- タスマニアデビル…実は国内ではここでしか見られない、それどころかアジアの動物園で唯一展示されている一般施設…だったが、高齢による症状悪化からの回復が見込めず、2023年10月13日、安楽死処置された。「今後著しく苦痛が増大していく状況と判断し、大変残念でありますが、やむを得ず、安楽死処置をおこないました」(動物園公式より要点を抜粋)個体名「テイマー」、享年7才。その後4ヶ月余りの空白期間を経て、翌2024年3月14日、2頭の若い雌が来日した。
- チーター(キングチーター)
- チンパンジー
- トウキョウトガリネズミ
- トキ…正規展示はされておらず、バックヤードにいる。
- ニホンコウノトリ
- ニホンツキノワグマ
- ヒメウォンバット
- ボルネオオランウータン…2017年9月27日に亡くなったメスのジプシーは、当時の国内最高齢個体で、国内で飼育されているボルネオオランウータンの33頭のうち半数近い16頭がその血を引いている。
- ホンドタヌキ
- マレーバク
- モウコノウマ
- ユキヒョウ
- ライオン
- リオック
- レッサーパンダ
- ワラビー
関連タグ
しんざきおにいさん…職員。アニメ版けものフレンズの解説で一躍有名になった。
フク(ユキヒョウ)…本園で飼育されている人気の個体。