概要
『仮面ライダーストロンガー』第7話「ライダー大逆転!」にて主人公のストロンガーが発したセリフ。
ブラックサタンの次なる刺客奇械人ワニーダは、ドライブインのマスターに憑依し、客にサタン虫入りの食事を食わせ(内側からサタン虫で客を洗脳し)奴隷を増やすというせこい作戦に出ていた。これを知った城茂と岬ユリ子は作戦の阻止に向かい、ワニーダは対ストロンガー用に開発された(※重要)催眠噴煙「スリープガス」を用いて茂を眠らせた。
勝利を確信したワニーダはスリープガスの効果で茂を意のままに操り、ユリ子にけしかけようとした。しかしなぜか茂は自意識を保っており、そのままストロンガーに変身。
このように驚くワニーダに向け、ストロンガーは一喝。
※実際はこんなにキレ気味に言っておらずやや投げやり
まさかの説明完全放棄であった。まあ、主人公が状態異常に異様に耐性が多いのはよくあることであるが。こうしてストロンガーはワニーダをあっけなく粉砕、つかの間の平和が訪れた。そしてガスが通用しなかった理由は全く説明されなかった。
特撮世界では大した理由のない超展開は日常茶飯事。特撮世界を一言で現した名言であり迷言である。
フォローしておくと
一応フォローしておくと、ワニーダどころか茂自身にもどうして効かなかったのかわからなかったため、「原理はわからん、俺に聞かれても困る」といったニュアンスでワニーダに上記の通り返した。
ただ あまりにも投げやりな言い草だったためにインパクトが強烈すぎた上、一切説明が無かったためネタ化したと言っていいだろう。
いわば後の「その時、不思議な事が起こった」である。
余談
東映まんがまつりで公開された劇場版「仮面ライダーストロンガー」(TV放送版の映像を劇場用に再編集した所謂ブローアップ版)では偶然にもこの話が扱われており、当セリフは劇場でも流れた。
あまりに清々しいご都合主義から『仮面ライダーストロンガー』を代表するシーン(別に決め台詞とかではない)としてよくネタにされ、『アメトーーク』の仮面ライダー芸人の回や『怪獣VOW』、『空想科学読本9』でも紹介された。
『仮面ライダーSPIRITS』ではセルフパロディとして登場。海中から上空へと浮上していくサザングロスにストロンガーが突如侵入してきたことに驚愕する地獄大使に対して、返しの台詞として言い放った。この一件については、その直後に現れたスカイライダー/筑波洋によって「運んだの俺」と種明かしがされている。
関連項目
その時不思議な事が起こった:一言で言えばコレ。
飛電或人:こちらも「わかんねぇだろ、俺もわかんない」という似たような台詞で説明を完全放棄している。