インビジブル・ドーパント

いんびじぶるどーぱんと

インビジブル・ドーパントとは、『仮面ライダーW』第27・28話に登場したドーパントである。

「その、私…本当に消えるんです。」

スペック

身長	─
体重	─
特色/力	自身を可視状態と不可視状態を自在にコントロールすることで自分の意思により、自在に可視、不可視状態になることができる

マジシャン見習い・リリィ白銀が、マジックに成功したい一心で、井坂深紅郎から手に入れたインビジブルメモリを右の二の腕に挿して透明になった姿である。

本来ならドーパントの姿になってから透明になる筈なのだが、井坂がメモリに改造を加えた為か人間態のまま透明になってしまい、しかも自分の意志では透明化とその解除が制御できずメモリも抜けなくなってしまっていた（園咲冴子からは「出来損ないのドーパント」と揶揄された）。

後に再会した井坂の「治療」を受けて任意で透明化が出来るようになったが、透明化の度に生命力をメモリに吸い取られ、やがては死に至る事態だと分かり……。

鳴海探偵事務所を訪ねたところ、フィリップが完成したばかりで動作を説明していたデンデンセンサーの物体検知センサーに運良く引っ掛かり、事情を事務所の面々に説明した。

その後、紆余曲折あって照井竜/仮面ライダーアクセルのエンジンブレードの技・エレクトリックをギリギリまで微弱にしたものを浴びて 一時的に心停止させ、メモリに『ユーザーが死亡した』と誤解させ排出させる という荒業でメモリを取り出され助かった(当然同じ方法で蘇生?させられている)。

続編『風都探偵』にてハイドープであることが劇中にて語られた。

また、作中では五条一葉がガイアドライバーrexを用いて変身している（インビジブルメモリは中毒症状で死亡した前使用者の白骨死体から拝借した）が、彼女もリリィ同様に怪人態にならず透明化の効果だけが発現した(これはメモリの影響と言うより、ガイアドライバーrexの仕様であると考えられる)。

スーツが存在せず、風貌が極普通の人間の女性そのままな珍しい（……と言うか間違いなく史上初の）怪人である。

ちなみに本来のインビジブルメモリは、ちゃんとしたドーパント態に変身できるようだが、本来のインビジブル・ドーパントの外見は不明である。

仮面ライダー図鑑では基本画像がないキャラには「NO IMAGE」となっているのだが、インビジブル・ドーパントはその表示が無い＝透明になっている。