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テラノTVギンの編集履歴

2024-07-16 02:42:53 バージョン

テラノTVギン

てらのてれびぎん

テラノTVギンとは、特撮テレビドラマ『地球戦隊ファイブマン』に登場する敵怪人の一体。

ドンゴロス「テレビばっかり見よる人間のテレビは、テラノTVギンのパワーで悪魔テレビになるんや」

「そして、悪魔テレビから目を離すことができんようになり、ついには銀帝軍ゾーンのファンになるんやで~!」


CV:河合義雄

登場話数:第43話「テレビの恋」


概要

銀帝軍ゾーンが使役する合身銀河闘士最後の一体である。

その名の通り、プテラノドンテレビの要素が一体化した個体であるが、従前までの合身銀河闘士とは異なり元になった銀河闘士達の半身がそのままくっついているのではなく、胴体に埋め込まれたかのようなモニターや、鶏冠と一体化したパラボラアンテナなど、所謂一般的な合成怪人と同様に異なる要素が融合した姿をしている。

このような出で立ちや、素体の片割れがテレビという、銀河闘士としてはそれまで類を見ない無機物であることなども含め、合身銀河闘士としては異彩を放つ存在でもある。


悪魔テレビさん(の中の人)

主だった能力として、アンテナから照射する「テラノ電波」によって、一般家庭のテレビを「悪魔テレビ」(CV:高坂真琴)と呼ばれる生命体へと変化させるというものが挙げられる。人間の身体(※)にブラウン管テレビの頭部を備えたこの悪魔テレビは、そのモニターにゾーンの映像を映し出し、テレビばかり見ている人間を追いかけてはこれを見せ続けるという行動を示す。

それ以外にも、胸部のブラウン管に映し出される「スーパースペシャル番組」による映像の実体化も可能で、これを活かした映し出された幹部達の攻撃を実体化させて攻撃したり、黒ゴルリンを召喚したりといった離れ業までもやってのけてみせる。


(※ 作中で最も目立っていたのは、上記の画像にもある赤いワンピース姿の個体であったが、これ以外にもピエロ姿やタキシード姿の個体も確認されている)


作中での動向

銀河戦艦バルガイヤーに異変の兆候が現れる一方、その裏ではドンゴロスが差し向けたテラノTVギンによる「悪魔テレビ作戦」が密かに進められていた。テレビばかりを見ている人間に対し、悪魔テレビを通してゾーンの活躍ぶりを強制的に視聴させることで、彼等をゾーンのファンに仕立て上げようという算段である。

そのターゲットの一人である良夫少年もまた、悪魔テレビから執拗に番組視聴を強要され、隙をついて逃げ出すも散々に追い回されるという状況に陥ってしまう。テレビ好きゆえの友達付き合いの悪さも災いし、一人逃げ回ることを余儀なくされた良夫は、彼の親から相談を受ける形で関わりを持っていた文矢に助けられるも、彼にモニターを壊されたことで怒り心頭の悪魔テレビはなおも2人に襲いかかろうと迫った。

達も駆けつけどうにか悪魔テレビを取り押さえたものの、同様の被害は各所で増え続けており、さらに彼等の前にドンゴロスと共にテラノTVギンが現れると、「スーパースペシャル番組」を通してビリオンドルドラザザの攻撃を実体化させ、応戦したファイブマンを苦戦せしめた。


その後もなお、悪魔テレビは文矢と良夫を追い回すこととなるが、その様を最初は囃し立てていた良夫の友達もまた、悪魔テレビの剣呑な言動や良夫の胸のうちに触れたことで反省し、野球チームのユニフォームを利用して悪魔テレビを撹乱させるという形で助けに入ってみせた。

これにより、良夫を追い回していた悪魔テレビも自壊し窮地を脱すると、文矢は他の4人と合流してテラノTVギンに再度挑戦。これにテラノTVギンは再度「スーパースペシャル番組」を映し出し、特別出演と称してシュバリエの攻撃を実体化させ反撃に及ぶも、ファイブブラックの繰り出す必殺ファイブテクターの前に敗れ去った。

ゴルリン35号によって吸収・巨大化した後、モニターから黒ゴルリンを呼び出しスターファイブを苦戦させ、さらにファイブマンがスーパーファイブロボを繰り出してからも、三度の「スーパースペシャル番組」でギンガレッドの攻撃を実体化させるなど一時は優勢に立つが、ブラックの発案によって妨害電波が照射されると、モニターに映し出されたスーダラ節を歌うドンゴロスに合わせて自らも踊り出すという失態を演じてしまい、その隙にジェットナックルでモニターを破壊されたのに続けて、スーパーベクトルパンチで止めを刺されたのであった。


備考

デザインは大畑晃一が担当。プテラノドンとテレビという、流石に真ん中で割ってくっつけるには無理がある組み合わせであることから、デザインに際しては制作サイドからも「普通に胸にテレビでいい」とのオーダーがあったという。デザイン画稿には仮称として「プテレビギン」の名が付されており、手足の意匠は鉄塔をイメージしたものである他、鶏冠パラボラアンテナも当時始まったばかりの衛星放送に影響される形で配されたことが示唆されている。


余談

資源不足もしくは万策尽きたためか帝国側は合身銀河闘士を作らず以降は幹部側が善戦に立つ事となる。なお2話後に登場するイワカセキギン自体が本作最後の怪人ではあるが彼は純粋な銀河闘士である。

第43話が放映してから1週間経った平成2年(1990年)12月28日は特番で中止になったため彼が登場した回が本年度最後の放送回となった。


関連タグ

地球戦隊ファイブマン

銀帝軍ゾーン 銀河闘士


メカシンカバイオ次元獣:いずれもスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する合成怪人達で、器物と生物というモチーフの構成はこれらに近似したものとなっている

ムカデンパンジーアンテナバンキ:スーパー戦隊シリーズの他作品に登場する怪人で、こちらはテラノTVギンと同様にテレビの電波を利用して人々を洗脳しようとしたという点で共通項を有する

カセットゴウモル:動物に家電製品を合成させた機械合成怪人繋がり。頭部がアンテナになっており超音波を発する事ができメカニカルな胸部が弱点という共通点がある(主人公の策略で弱点を突かれてフリーズして盆踊りをさせられたという失態まで共通)。

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