路線データ
路線延長 | 100.1km |
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軌間 | 1067mm |
駅数 | 21駅 |
複線区間 | 全線 |
電化区間 | 全線交流電化(交流20,000V・60Hz) |
閉塞方式 | 複線自動閉塞方式 |
保安装置 | ATS-SW |
運転指令所 | あいの風とやま指令所(富山市) |
最高速度 | 110km/h |
概要
2015年3月14日の北陸新幹線開業時にJR西日本から経営分離された、北陸本線の倶利伽羅~市振間を管轄する鉄道会社。株主は富山県内の沿線自治体と富山地方鉄道、北陸電力、北陸銀行、インテックなどである。会社設立は2012年7月24日。
当鉄道線の西側(石川県側)はIRいしかわ鉄道と接続、相互直通運転を行っている。
東側(新潟県側)はえちごトキめき鉄道と接続、えちごトキめき鉄道の車両が泊駅まで乗り入れ、同駅を実質的な境界としている。
車両は路線と共にJR西日本から継承した、521系と413系を主に使用している。
発足時は色もJR時代のものをそのまま使用していたが、521系については会社のロゴマークにも採用した、青色と緑色の帯への変更を進めている。この帯は海(北)側が緑色・山(南)側が青色となる左右非対称なデザインで、外から見た時に背景と調和するようになっている。
また、413系については後にJR側が塗装を変えた事で、結果的に独自塗装となっている。
基本的に普通列車の運行であるが、金沢~泊間を走行する快速列車「あいの風ライナー」を1日3往復設定している。この列車は乗車券とは別に300円のライナー券を追加購入する必要がある。
また、413系のうち2本は「とやま絵巻」「一万三千尺物語」の観光列車に改造している。
これら以外の413系は、2021年より521系の追加投入で置き換え、車種を統一する計画である。
第三セクター鉄道では珍しく、交通系ICカード「ICOCA」を西隣のいしかわ鉄道とともに導入しており、全国共通の交通系ICカードの相互利用も可能である。オリジナルの「Ainokaze ICOCA」も発行している。
この他、富山県や沿線自治体などで構成する「城端線・氷見線再構築検討会」が2023年10月23日、城端線と氷見線の運行主体をJR西日本からあいの風とやま鉄道に移管することで正式に合意した(具体的な移管時期は未定)。
なお本当に余談だが、当会社の駅名標等で使用されているフォントはモリサワが作った「フォーク」である。これは、日本の鉄道会社の中でも唯一の採用であり、担当者の並々ならぬ熱意が感じられる(そもそも癖があるフォントの為あまりサインシステムには向かないが、まあ、これはこれで…)。
駅一覧
●:停車、|:通過
駅名 | あいの風ライナー | 乗り換え路線 | 備考 |
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↑えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン糸魚川方面へ直通 | |||
市振 | |||
越中宮崎 | ICOCAエリアはここまで | ||
泊 | ● | 運行系統が分断、実質的な乗換駅 | |
入善 | ● | ||
西入善 | | | ||
生地 | | | ||
黒部 | ● | ||
魚津 | ● | 富山地方鉄道:本線(新魚津駅) | |
東滑川 | | | ||
滑川 | ● | 富山地方鉄道:本線 | |
水橋 | | | ||
東富山 | | | ||
新富山口 | | | 2022年開設 | |
富山 | ● | ||
呉羽 | | | ||
小杉 | ● | ||
越中大門 | | | ||
高岡 | ● | ||
高岡やぶなみ | | | ||
西高岡 | | | ||
福岡 | | | ||
石動 | ● | ||
倶利伽羅 | | | ||
↓ | ↓IRいしかわ鉄道金沢方面へ直通 |