神聖円卓領域キャメロット
しんせいえんたくりょういききゃめろっと
何を犠牲にしようと、私は今度こそ———
……今度こそ、我が王を殺すのだ
それは――それは、世界の果ての、最後の神話。
或る人間の騎士の、長い長い旅路の終わり。
概要
2016年7月25日に実装されたメインシナリオ第1部第六章。
ストーリー
六度目の聖杯探索の舞台は1273年。多くの人々の信仰の寄る辺となる聖地。
第九次十字軍が終了し、エルサレム王国が地上から姿を消した直後の時期。
しかし、今回の特異点はそのものが「あってはならない」歴史になりつつあった。
そう、かの聖地には全く別の「聖都」が“獅子王”によって築かれていたのである。
聖地奪還と蹂躙から立ち向かう「山の民」。
領地ごと召喚され今は静観を決め込む「エジプト領」。
そして、白亜の宮殿を守らんが為再び集結した「円卓の騎士」。
三つ巴の戦いが始まる中、銀の腕の騎士はかつての主君に相まみえるべく砂漠の大地を進む。
登場サーヴァント
その他人物
本編未登場
特異点に召喚されていたが、主人公たちの到着前に消滅している。
※第六特異点の時点では姿未公開・未実装。
特徴
- 実装から約3か月前の定期メンテナンスにて、突如特異点名がエルサレムからキャメロットへと変更になった経緯がある。当初はユーザーから大人の事情やアップル審査にはじかれたなどの憶測が囁かれたが、第六章配信後の竹箒日記にて別の理由であったことが判明する(該当記事 外部リンク)。
- このため、当初予定されたシナリオから大きく変更されたのがこの章となる。これまで主として味方側のサーヴァントとして描かれた円卓の騎士を強大な敵として描くことになった。
- 物語の舞台上、歴代のハサン・サッバーハにも大きくスポットがあたっており、歴代ハサンが味方側で大集合する。
- エジプト由来のサーヴァント(ファラオ)がFGOに登場し始めたのも本章から。
- 直前のイベント、『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』と一部リンクできる部分があり、選択肢によっては主人公は三蔵ちゃんと既にイベントで出会った後の話と解釈できるようになっている。この手法は以後のシナリオでも採用されている。
- FGOのゲーム性において壁というべき難関に当たる章でもある。
- 奈須きのこ氏直々の指定イメージソングは坂本真綾氏の『レプリカ』。正しくはイメージソングではなく、坂本真綾氏のライブで歌われた『レプリカ』に衝撃を受けたきのこが六章の構想を一から練り直した経緯がある。歌詞が尋常じゃないほど“彼”とマッチしている点や最終節の名称を「レプリカ」にした点もそのため。
- 劇場版前編における主題歌でも『レプリカ』と同じ内澤崇仁が作曲・編曲を担当している。
- 2016年末特番放送でいきなりルキウスの真名をバラしてしまうという大暴挙に、Twitter勢は騒然としていた。
FGOACでは『騎勲渇仰遠征 ロスト・エルサレム』とタイトルから全く違う独自のストーリーが展開される。
ウィンターキャラバンにて公開されたPVには、フードを被ったような謎の騎士のシルエットが映っており、この章からアプリ版とは大きく分岐していくと思われる。
各節
節 | サブタイトル |
---|---|
1 | 砂の洗礼 |
2 | 太陽王の晩餐 |
3 | 東へ |
4 | 嘆きの壁 |
5 | 敗走 |
6 | 東の村の冒険 |
7 | 遊撃騎士モードレッド |
8 | 星の三蔵ちゃん、天竺から帰る |
9 | 毒の花、鉄の剣 |
10 | 宴、西の村 |
11 | 死を告げる晩鐘 |
12 | 炎の村 |
13 | アトラスの砂漠へ |
14 | 秘匿の研究 |
15 | 神王オジマンディアス |
16 | 決戦前夜 |
17 | レプリカ |
メディアミックス
舞台
『AnimeJapan2017』の『Fate Project 2017 スペシャルステージ』にて舞台化が発表された。
正式タイトルは『Fate/Grand Order THE STAGE 神聖円卓領域キャメロット Replica;Agateram』。
2017年9月29日から10月8日にかけて、Zeppブルーシアター六本木にて上演された。
詳細はFGO_THE_STAGE参照。
アニメ
2018年7月29日に開催された「Fate/Grand Order Fes.2018~3rd Anniversary~」にて第七特異点『絶対魔獣戦線 バビロニア』と共に「Fate/Grand Order Animetion Project」としてアニメ化が発表された。
媒体は劇場版アニメ。前後編で構成され、副題は『前編 Wandering; Agateram』、『後編 Paladin; Agateram』となっている。
前編の当初の公開日は2020年8月15日だったが、新型コロナウイルス感染症の影響による制作遅延に伴い、同年12月5日に延期。
後編は2021年5月8日の上映を予定していたが、緊急事態宣言の発令に伴って5月15日より公開された。
TVアニメのバビロニア同様キャラクターの活躍配分に改変が行われており、俵藤太、百貌のハサン、ホームズが登場せず、よりベディヴィエールに焦点を当てた内容となっている。
制作スタッフ
原作 | 奈須きのこ/TYPE-MOON |
---|---|
リードキャラクターデザイナー | 武内崇 |
監督 | 末澤慧(前編)・荒井和人(後編) |
脚本 | 小太刀右京 |
キャラクターデザイン | 細居美恵子・黄瀬和哉・温泉中也 |
サブキャラクターデザイン | 乘田拓茂・山本彩 |
総作画監督 | 黄瀬和哉 |
プロップデザイン | 吉田大洋・原由知 |
美術設計 | 小木斉之・イノセユキエ |
コンセプトアートデザイン | coralie nagel・竹内敦志 |
美術監督 | 甲斐政俊 |
色彩設計 | 関本美津子 |
撮影監督 | 田中宏侍 |
3DCG | Studio Bros Inc. |
3Dディレクター | 鈴木寛 |
編集 | 濱宇津妙子 |
音楽 | 芳賀敬太・深澤秀行 |
音響監督 | 明田川仁 |
制作 | Production I.G |
アニメーション制作 | SIGNAL.MD(前編)・Production I.G(後編) |
関連項目
Fate/GrandOrder Observer_on_Timeless_Temple
円卓組 エルサレム 古代エジプト 十字軍 特異点(Fate)
妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ:同じく名前に「円卓領域」が入っているシナリオ。
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