概要
1981年3月10日生まれ。岡山県玉野市生まれ、大阪府寝屋川市育ち。
本名の読み方は「すぎうら たかやす」であり、デビュー当初は芸名も同じであったが、2002年に変更している。
父親は元南海ホークス投手(一軍出場せずに引退)の杉浦三六(すぎうら さんろく、1954年-2014年)。デビューより前に両親は離婚しているという。
俳優・ギタリストの杉浦タカオは実弟で、一時、兄弟でバンドを組んでいた(活動休止中)。
妻は元モーニング娘。の辻希美。いわゆる「できちゃった結婚」で、辻が当時現役アイドルということから大きな話題となった。現在四児の父である。
つるの剛士とはウルトラシリーズの先輩後輩ということもあってか非常に仲が良く、プライベートでも長い付き合いがある。実際にシリーズでの共演も多い。
夫婦揃って交友関係が広く、多くの芸能人と家族ぐるみで交流がある。
趣味は釣りで、釣り番組(単独はもちろん、仲の良いつるの剛士と一緒に出演したことも)にも何度か出演している。つるの主催の「タレントフィッシングカップ」の常連。
平成以後のウルトラマン俳優の中では珍しくTwitterアカウントを持っていない。代わりに長年こまめにブログ(アメーバブログ)の更新を続けており、夫婦共同のYouTubeチャンネルを運営する形で近況を発信している。
来歴
1998年、ドラマ『おそるべしっっ!!!音無可憐さん』で俳優デビュー。
2001年、『ウルトラマンコスモス』にて主人公春野ムサシを演じたことで一躍有名となる。本編終了後に公開された劇場版『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』で映画初主演を務めた。
その後、翌年に公開された『ウルトラマンコスモスvsウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』や2012年公開の『ウルトラマンサーガ』、2015年公開の『決戦!ウルトラ10勇士!!』にも春野ムサシ役で出演している。
俳優としてはテレビドラマへの出演が多く、2007年に結婚してからは特にタレント活動の比重が大きくなっている。2009年には『天才てれびくんMAX』の企画「MTK全国オーディション2009」の司会を当時天てれ戦士であった千葉一磨とともに担当し、Dream5の結成を見届けている。
誤認逮捕騒動
2002年、弟・杉浦太雄の知人が、太陽からの傷害・恐喝被害を訴えたことで、大阪府警に逮捕された。
逮捕時の大阪府警の発表は以下の通りである。
2000年9月28日、東京都渋谷区内の路上で因縁を付けて弟の知人を殴って全治10日間の怪我を負わせて30万円を要求。同年10月17日、弟の知人が支払わなかったことを理由に大阪府守口市の駐車場に呼び出して顔を殴って全治3週間の怪我を負わせて現金60万円を要求し、同年12月から2001年3月にかけて計45万円を銀行口座に振り込ませた疑い。
これを受け、所属事務所がすぐさま事件を否定・被害者となる知人による詐欺告訴であると主張する声明を発表。
その後、知人側が大阪地検に「2000年10月の怪我は10人程度の不良に殴られたもので、仕返しを恐れて杉浦の傷害によるものと狂言をした。銀行口座に振り込んだ45万円は杉浦家から盗んだものを返しただけで、処罰は望んでいない」とする陳述書を提出(なお、大阪府警はこの陳述書について「太雄側の弁護士が書かせたもの」だとしている)。これに加え、警察側が逮捕前の事情聴取を行っていなかったことも発覚した。
最終的には誤認逮捕と判明し、傷害については不起訴・恐喝については起訴猶予処分という形で解決したが、当時放送中だった『コスモス』は放送を一時中止。最終的に5話がテレビ未放送となった。
また、この騒動を機に、芸名の読みを「たいよう」に変更している(太雄も同時に「杉浦タカオ」に表記を改めている)。
処分が決まってからの会見で、杉浦は以下のように経緯を語っている。
- 杉浦が大阪の実家に帰省していた際、たまたま知人が実家の金を盗んでいる所を目撃。知人を問い詰めると盗んでいた事実を認め、当初は謝罪して金を返す意志を見せていた。
- しかし、その後も金を返さずにゲームセンターで遊んでいると聞き、2000年12月に大阪で会った際に「あの誠意は何だったのか」と思ってグーで頬を殴った(大怪我を負うようなものではなく、軽くひっぱたいた程度で、報道で「鼻血が出るほど」とされていたがそれすらないと言及している)。
- 本件はあくまで「友達同士のケンカ」という認識。友達なのでこれ以上争うことはしたくないし、相手も謝ってくれた。
ウルトラマンコスモス関連のエピソード
- 「コスモス」は、基本形態が青と銀のみであるため、歴代ウルトラシリーズの主演で「基本形態に赤を一切含まない主人公ウルトラマン」を演じた唯一の俳優である。
- 実はコスモスのメインの声優ではない。声を充てるときは、あくまでコスモスが他の戦士と対話する際(特にコスモスとしてではなくムサシとして発言する際)の担当という扱いである。当然掛け声なども担当していない(掛け声に関しては、佐藤佑暉をはじめとする複数の声優がそれぞれの媒体で担当)が、設定上出番が多いため出演回数自体も多い。