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マクシムス(ロマサガ3)の編集履歴

2024-11-09 20:14:16 バージョン

マクシムス(ロマサガ3)

まくしむす

マクシムス(ロマサガ3)とは『ロマンシングサガ3』の登場人物。

「神王様の出現は間近にせまっています。

 われわれは神王様をむかえる準備をととのえねばなりません。

 あなたの力も必要です。

 さあ、すべてを教団にゆだねなさい」


演者:森大(ロアーヌが燃える日)


概要

ルートヴィッヒ、マクシムス

宗教団体〈神王教団〉の伝道者にしてピドナ教長。ピドナの礼拝堂で布教活動やボランティアを行っている。4人の幹部の1人でもある。

団員たちから尊崇の念を集めており、更にはメッサーナ地方の有力者・ルートヴィッヒ(メイン画像左上)をはじめ多くの人々に名前と顔を知られている。浮浪児のゴンにも優しく声を掛けるなど分け隔てなく接する。

まさに神王教団の顔たる人物である。


正体

「神王だと? そんなガキは必要ない。世界はオレ様が支配してやる!」


以上が表の顔で、その正体はかつてアケの子供達を拉致していた海賊・ジャッカルである。

マクシムスとしての活動も教団を隠れ蓑にしているに過ぎず、今も尚悪行を続けており、現在は聖王遺物を収集し世界を支配する力を得ようとしていた。

聖王遺物に対する執着は相当なもので、


  • ルートヴィッヒとクレメンスの戦いの混乱に乗じてピドナの工房から聖王の槍を盗み出す。1年後、行方を突き止めて来た工房の親方(ノーラの父親)を殺害して口封じを行う。遺体は港に捨てられた。

  • 浮浪児のゴンを騙してミューズに夢魔の薬を飲ませ永遠の眠りに就かせる(ゴンに声をかけたのはこのため。夢の世界にある銀の手を欲したのだろう)。


などの悪事を働いている。しかも、裏ではモンスターとも手を組んでいた。


過去には海賊ブラックと戦い、その末に喉を斬られている。

このためミューズを悪夢から救出した後、ハーマン(=海賊ブラック)を連れて礼拝堂に行くと、マクシムスの正体を暴くイベントが発生する(ハーマンがいない時にマクシムスに話し掛けても「いずれ尻尾を掴んでやる」と主人公が独白するだけに終わる。尚、ハーマンの姿がそのままか海賊ブラックかで、マクシムスの発言が変化する)。

このまま神王の塔まで追い掛けるのだが、長丁場になる上に中盤で戦うレッドドラゴンがかなりの強敵である(明らかにマクシムスよりも強い)。


戦闘

敗北!マクシムス

「ここまでたどり着くとは。大した奴だ。だが、ここで消えてもらうぞ。オレの邪魔はさせん!」


最初は主人公との一騎討ちだが、ターンが経過するに連れて主人公の仲間達が次々と駆け付ける。

そして、マクシムスも護衛である4人のマクシムスガードが戦列に加わり、5対5の戦いとなる(マクシムスのHPも10000まで回復する)。

それぞれが各地から奪った聖王遺物を所持しており、マクシムスもまた栄光の杖を取り出して本気を出して来る。しかも前列の2人を倒さないとマクシムスに攻撃が届かない。


ただし7ターン以内にマクシムスを倒せば、ガードを登場させずに戦闘を終わらせられる。

また、いずれも状態異常耐性がないため、即死攻撃や魅了などが通用するし、1対1の時にカウンター技を使用しておけば、面白いように大ダメージを与えられる。


見事にマクシムスを倒せば5個の聖王遺物が手に入る。特に七星剣と聖王の槍は強力な固有技を閃くので、ラストバトルまで使える逸品である。

マクシムスを倒した時点で持ち物がいっぱいだった場合は、持ちきれなかった分の聖王遺物が消滅してしまうので、マクシムス戦直前は忘れずにアイテム欄を確認し、空きを5個以上確保するように


インペリアルサガ

「そりゃ手遅れだよ、ティベリウス。

 神王教団もこの塔も、とっくの昔に

 オレ様のものだったんだからなあ――」


ディミルヘイム編4章8話「略奪せし者」のラスボスとして登場。原作を意識したのか最後の戦いではマクシムスガードたちも登場する。原作の戦いで死亡後、混沌世界ディスノミアに亡者として呼ばれ、何者かによってディミルヘイムに放り込まれていた。

このためか肌の色がゾンビのように変色しており、顔付きも不気味になっている。また配下のマクシムスガードも亡者化している(以外にもガードたちは原作よりも人間らしい見た目になっている)。


当初はファティーマの家来を名乗ってフード付きのローブで素顔を隠しハリードやティベリウスを欺いていた。

正体を現した際はハリードに対して「ゲッシア朝を滅ぼした神王教団のオレがお前の忠臣のふりをするってのは、なかなか気の利いた冗談だろ?」と嘲笑して怒りを買っている。


目的は生者として生き返ること。ハリードと仲違い中のファティーマと出会い、彼女が反魂の秘法によって蘇っていることを知る。そこで得意の変装と演技で信頼させ、塔に誘い込んで反魂の秘法を抜き取る外法の儀式で略奪しようとする。

しかし外法を維持するには今後も生贄が必要なため、ジャッカル時代に子供たちを拉致したようにガキどもを用意し続けると語った。


これらのことを聞いたティベリウスは「救いようのない悪党を教団の幹部に取り立ててしまった」とハリードに詫びた。


僧兵(ガード)たちの亡者をけしかけるがハリードとティベリウスが共闘して蹴散らしてしまい「本来なら憎しみ合っているはずの二人がなぜ?」と驚愕。最後の悪足掻きにファティーマを人質に取って時間稼ぎを行い、儀式を完了させようとする。

そこへ新たな登場人物が駆け付けファティーマを奪還されてしまう。驚愕した直後、ハリードの斬撃によって仕留められこの世界から消え去った。


ロマンシングサガリ・ユニバース

「そうそう、神王教団だ。有難い教えに身も心も捧げた連中の集まりだよ。

 こんなに、悪人に便利な組織があるかい?みんな、このマクシムス様の言葉を信頼して従ってくれるんだ」


まさかのプレイアブル化。イラストはなかなかの悪人顔。主に雷と陰の複合術や冷属性の術などで戦う術士タイプ。


ロアーヌが燃える日


余談

ジャッカル一味は赤いピアスを付けており、ジャッカル本人は腕に決して消えないジャッカル刺青を入れている。これが仇となって正体を暴かれる。

ちなみにジャッカル時代の彼は、もっと髪と髭が短かったらしい。変装のために伸ばしていたのだろうか?(あるいは喉の傷を隠すためか)。


聖王遺物をガードたちに与えている辺り、マクシムスなりに彼らを信頼しているのが窺える。ジャッカル時代の配下だろうか。

カタリナからマスカレイドを奪ったのも彼らの内の誰かの可能性もある。


聖王遺物の集め方は手段を選ばなかったが、カタリナだけは命に関わる被害を受けたわけではない。

カタリナは完全に騙されていたので殺そうと思えば簡単だっただろう。その辺りはやはり〈ロアーヌ侯の側近〉の立場が作用したのかもしれない。ある意味カタリナは運が良かった。


作中屈指の悪役なのだが、キドラントの町長の方が色んな意味でヘイトが集中すると同時に、1周してネタにもされている。

ちなみに、モンスターと手を組んで上役を蹴落とそうとする行為はゴドウィン男爵、善人の皮をかぶって人々を騙すところはキドラントの村長と共通する。


ティベリウスは主人公からマクシムスの正体を告げられても「ジャッカルにどんな過去があろうと教団に入った今は関係ない」と断言している。直後に「この塔はいただいたぞティベリウス!」と宣戦布告をするため、マクシムス=ジャッカルのあくどさが際立っている。


神王教団は信者には寛大だが外敵に対しては一切容赦しない。ハリードの故郷であるナジュ王国も「布教活動の禁止」をしたために滅ぼしている。しかも兵力は3000万とツヴァイクやピドナを上回る。

荒くれ者だったマクシムスが大樹の陰と身を寄せたのもある意味当然だったのかもしれない。主人公たちに追い詰められてヤケになったのもあるのだろうが、塔を乗っ取った辺り、いずれは教団そのものを乗っ取るつもりだったのかもしれない。


関連タグ

ロマンシングサガ3 神父 悪役 黒幕 外道

ニューリーダー病


ブッチャー(ロマサガ)ロマンシングサガに登場する悪役の海賊。ゲーム本編では正統派の海賊であるキャプテンホークと因縁のある点も共通。ただし、彼の方は派生作品では足を洗って真っ当な職業に就いたり、お調子者ではあるが時に漢気を見せるなど、ホークとの関係がそれなりに良好な善玉として扱われることもしばしばある。


ギャロンロマンシングサガ2に登場する悪役の海賊(と思われる)男。こちらは七英雄スービエをバックに武装商船団の乗っ取りを目論んだ他、それに失敗した後に亡霊となって海を荒らし続けた。

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