「おやまぁ」
プロフィール
概要
極端にマイペースで飄々とした性格。口癖は「おやまぁ」。常に無表情で、周囲の喧騒にも無関心な様子。一人称は「ぼく」。同じクラスの滝夜叉丸は無表情で棒読みでも喜八郎の感情がわかるらしい(単行本57巻参照)。
髪の色は原作初期は茶髪で、アニメ版では灰色になり原作もアニメ同様に灰色となった。
アニメではエキセントリックに陽気な性格に変更されたため、原作回とアニメオリジナル回ではほぼ別人のように見えてしまう。
アニメでの初登場は13期15話「ロノシを解読せよの段」であり、武道大会に挑む一年は組を落とし穴に落とすという形で登場した。また、初ゼリフは「だぁいせいこう」である。1期から登場している同じ四年い組の滝夜叉丸に比べるとかなり遅めの登場となる。
周りに無関心のように見えるが割りと後輩思いで、26期5話『作法委員会のピンチの段』では生首フィギュアが取れなくなった黒門伝七を憐れみ、委員長である立花仙蔵不在の作法委員会で奮闘する場面も見られる。
忍たま長屋では滝夜叉丸と同室で、アニメ28期64話『四年生頂上決戦!の段』などでも描かれている。
能力
穴掘り
趣味兼特技は穴掘りで、学園内が競合区域であることを理由に学園中に穴を掘っている(しかもプロの忍者にも通用するほどの完成度)ことから「穴掘り小僧」、「天才トラパー」と呼ばれている。
ちなみに、ヘボい忍者が自分の落とし穴に落ちると、機嫌を悪くしてしまう。おもな被害者は乱きりしんや保健委員会の面々だが、初登場のキャラが学園内に入ると被害を受けるというのも定番である(劇場版ではそれが原因で文次郎からゲンコツをくらう)。
学園関係者が落ちる事はよくあるものの、防衛には役立っており、数々の曲者を嵌めている。
また、毎日穴を掘り続けているため意外と腕力がある。
掘った塹壕や落とし穴、鋤や鍬などの道具に名前を付けており、おもに落とし穴には「トシちゃん」、愛用の踏鋤には「踏子ちゃん」、手鋤には「テッコちゃん」と名付け、たま〜に「シャーリー」という鋤も出てくる。
また、鋤は武器も兼ねており、飛んで来た石などを撃ち返すことなどに利用している。
21期75話(最終話)『学園長先生とようかんの段』では穴の中で寝て朝帰りしたり、24期20話『学園長のブロマイドの段』では「早朝穴掘りトレーニング」してたりする。
30期10話『落とし穴に落ちてやるの段』では、喜八郎が機嫌の良い時に限って誰も落ちない為に「喜八郎のきげんが悪くなるのでは」と三木ヱ門が恐れていたが、実際32期15話『ライバルが現れた!?』では乱きりしんがある人物が掘った落とし穴に落ちて自身が掘った落とし穴に落ちなかった事に機嫌を損ね…
28期46話『落とし穴禁止令の段』では、乱太郎に落とし穴が掘れない代わりに「畑を耕す」事を提案されて実行した事があったが、余計に禁断症状が悪化した事があった。
なお、25期42話『綾部喜八郎の災難の段』や32期15話『ライバルが現れた!?』等、自分が掘った穴に落ちた際には「不甲斐ない」と発言したり、動揺して落ちそうになった際には恥ずかしそうにしたりする描写がなされる。
28期64話『四年生頂上決戦!前編の段』では「穴大全」なる本を読んでいたりする。
32期『立花先輩と綾部先輩の段』では実習に行くため忍術学園を留守にする立花仙蔵に作法委員会のことを頼まれ、委員会に集中するため穴掘りを控えようと、同じく作法委員会所属の笹山兵太夫のからくりに踏鋤の踏子ちゃんを一時封印しようとした。
(28期6話『落とし穴禁止令の段』で学園長に落とし穴堀りを禁止されたときは穴掘りを自制できていなかったが、自身の委員会が関わるとなると自ら穴掘りをやめようとしたことから、ある程度の常識はある模様。また、穴掘りを自らやめようとする描写はこの回が初めてである。)
その他
なお、細かい地味な作業は好きではない様で、大運動会での包帯巻き巻き競争では飽きたという理由で競技を棄権。滝夜叉丸と三木ヱ門からブーイングを受けている。
27期41話『ドクササコの計画の段』では、くのたま姿で女装を披露した事がある。
余談
苗字は京都府綾部市から、名前は甲賀忍者・和田喜八郎が由来。
2011年にアニメ公式サイトで行われた人気投票『初春の陣』では上級生グループ第2位。
2022年に行われた「ベストコンビ投票」のきり丸の部門で第2位にランクインした。なお、四年生でランクインを果たしたのは喜八郎のみである(ちなみに1位はきり丸が所属している図書委員会の委員長で、3位はきり丸と関係の長いくのたまであるこの子)。