スクウェア・エニックス(旧スクウェア系)の作品に登場する回復魔法。
FFシリーズのものが有名。
名前の由来はおそらく英単語の「care」か「cure」のどちらかだと思われる。
ちなみに、「ケアル」という名前はスクウェア・エニックスに商標登録されている。
FFシリーズのケアル
白魔法であり、最も初級の回復魔法。DQのホイミに相当。上位魔法にケアルラ、ケアルア、ケアルダ、ケアルガ、ケアルジャ、フルケアがある。
HPの回復する対象は、特定の1人か、パーティー全体(戦闘時は戦闘参加メンバーのみ)かの指定ができる。パーティーで一部メンバーだけを指定して(3人中2人だけ、など)回復、という方法は取れない。
FF2以降では、アンデッドに掛ける事でダメージを与えられるようになった。
その他スクウェア・エニックス作品のケアル
Sa・GaシリーズではGB3作(「魔界塔士Sa・Ga」「Sa・Ga2秘宝伝説」「サガ3時空の覇者」)とその移植版に登場。
魔界塔士ではモンスターの能力としてのみ登場。秘宝伝説ではモンスターのほか、エスパーが特殊能力として習得できるようになった。両作品にはケアルと似た効果を持った「ケアルの書」という武器(魔法の本)も登場している。
時空の覇者では店で売っている魔法で、一部のモンスターも使用する。DS版では基本的にモンスター専用(他の種族は引継ぎで使える。魔法辞典だと最下級がケアルラになる)。
基本的にアンデッド相手にも通常の回復効果となっている(GB版サガ3時空の覇者のみ、敵対するアンデッドに掛けるとダメージになる)。
クロノトリガーではマールの習得する魔法。また、ロボがケアルと同じ効果の技ケアルビームを習得する。
聖剣伝説-ファイナルファンタジー外伝-では主人公の習得する魔法。
効果はいずれも単体回復となっている。
例外は、GB版Sa・Ga2秘宝伝説およびDS版サガ3時空の覇者であり、前者はグループ回復・後者は全体回復となっている。サガ2に関しては、味方が使う分には単体効果である。
特殊なのが半熟英雄。エッグモンスターの城魔道士とゾンビが使えるのだが、前者はHP回復、後者は即死してしまう(アンデッドなので当然である)。
空耳の「ケアル」
東映版スパイダーマンの登場人物であるモンスター教授の台詞の空耳。ただし、上記のケアルとは異なり地割れが起きたり爆発が起きたりする。
元々は「てやぁっ!」や「へやぁっ!」といった類の掛け声と思われる。