概要
ウルトラシリーズではお約束の防衛組織であり、科学特捜隊やウルトラ警備隊での戦闘データを生かし、怪獣撃滅のために尽力する特殊組織である。
22話にて日本支部隊長が加藤勝一郎から伊吹竜へと変わった。実は、防衛組織がメンバーチェンジを行ったのは本作が最初だったりする。
日本支部の基地は、なんと東京湾の底にある。勿論、戦闘機などの発射孔は陸上にあるが。
軍内部では弱い立場にあり、上官から解散を命じられたりすることもあった。
隊員
- 加藤勝一郎隊長
MAT日本支部初代隊長。ベムスター襲来時に全滅した宇宙ステーションの職員の再編成を行った際に、隊長として抜擢された。
- 伊吹竜隊長
2代目日本支部隊長。優れたパイロットであり、ジャックの危機を何度も救った。
- 郷秀樹隊員
言わずと知れた本作の主人公であり、ウルトラマンジャックと一心同体になっている。ジャックがバット星人との戦争に出征せねばならなくなった際、彼と共にウルトラの星に向かったため、公式記録では「ゼットンとの戦いで殉職」とされた。後に地球に戻ってきたジャックがUキラーザウルスとの戦いでエネルギーを使い果たした際には、夢だったレーシングクラブの会長として働いていた。
- 南猛隊員
事実上の副隊長。もともといじめられっ子であり、誰よりも優しい心を持っている。
- 岸田文夫隊員
軍人の家系に生まれたエリート隊員。最初は郷をあまり信用していなかったが、後に打ち解ける。射撃の腕はMAT一。
- 上野一平隊員
郷と仲のいい若い隊員。直情型で感情に流されやすい点も見受けられる。
- 丘ユリ子隊員
MATの通信員であり、紅一点。しかしメインヒロインではない。剣道をやっている。
武装
- MATシュート
ビームと実弾の換装が可能な拳銃。以降の防衛組織は実弾銃が基本になっていく。
- MATガン
怪獣撃退用の連発式自動小銃。実弾兵器だが、子供が乱射しても平気な程反動が少ない。
- SP-70
強力なレーザーライフル。シーゴラスの角を切断する程の火力を持ち、後にさらに強力な核兵器並みの熱量を持つレーザーガン『スペースカノン』が作られた。大袈裟なように思えるが、レーザーは出力さえあげればいかなる物体も溶融・切断することが可能であり、事実バルタン星人やグドンといった核兵器に耐えうるほど頑丈な怪獣も(ごく稀に)出没するウルトラ世界では決して大仰な武器ではないのである。
- MATバズーカ
怪獣攻撃用の無反動砲。『ウルトラマン』にてケムラーを倒したバズーカに名前が酷似しているが、気のせいだろう。
最高速度マッハ5で飛行する、VITOR機能を持つ戦闘機。水中すら移動することが可能な優れもの。
1号に比べると若干丸っこいデザインが特徴的な戦闘機。後半はあまり登場しない。