概要
「アルカナの棺」と呼ばれる3メートル大の棺型の物体を動力源とする、機動兵器の総称。
それぞれがタロットカードの大アルカナに由来するナンバーと、表裏二種の固有能力を有する。
アルカナの棺が22基しか存在しない為、必然的にこの世に同時に存在出来るアルカニック・ギアも22機となる。
「アルカナの棺を搭載した兵器」という定義はあるものの、その設計・用兵思想はギアを研究・開発した組織によって大きく異なる。
機動兵器の多くが人型を成しているということもあり四肢を持つ機体が多いが、棺からエネルギーを取り出す為の形態はどのような形でも問題は無く、その機体コンセプトはまさに十人十色ならぬ二十二人二十二色である。
アルカナの棺の解析が進んでいないということもあり、信頼性に難色を示す研究者も少なくはないが、アルカナの棺は一定のエネルギーを放出し続ける為、アルカニック・ギアは実戦に投入しても問題を来さないだけの性能を発揮する。
なお、固有能力は機体に備わった機能ではなくアルカナの棺に予め備わっている物であり、機体の機能に組み込む為には予め棺の能力を知っておく必要がある。
アルカナの棺
アルカニック・ギアの心臓部となる、宇宙各地に散らばる22基の棺型の物体。
アルカナの棺表面にはタロットカードの大アルカナに相当するナンバーと、セフィロトが刻まれており、大アルカナに対応するセフィロトのパスが発光している。
何れの棺も事象の「観測」と「書き換え」を行う能力を持ち、これによって無尽蔵のエネルギーと、強力な固有能力をギアに与える。
知性体や機械類からは「物質」として認識されるが、それ自体は物質界に存在しない概念のみの存在である。
その為、物質界に干渉はすれど、物質界から影響を受ける事は無い。
棺の解析は難しく、その本質は殆ど何も分かっていないに等しいが、ドルネクロネの研究機関「アルカーヌム」では、アルカナの棺から得られるエネルギーを制御する「セフィラー」と呼ばれる小型のエネルギー結晶の生成に成功している。
アルカニック・ギア一覧
No | アルカナ | 機体名 | 勢力 |
---|---|---|---|
0 | 愚者 | スケヴァーン/レン | アルテミス |
I | 魔術師 | クヴァール | 世界解放戦線 |
II | 女教皇 | アウレウム | アルテミス |
III | 女帝 | マドレ・デ・ディオス | ミューラ連盟 |
IV | 皇帝 | フィスト・モナーク | 宇宙統一星団 |
V | 教皇 | ||
VI | 恋人 | A・O・Oダークサピエンテ | 世界解放戦線 |
VII | 戦車 | ブルワーク | ミューラ連盟 |
VIII | 力 | ジェニレンガー/ノームレオン | ミューラ連盟 |
IX | 隠者 | グレイヴィアード | ミューラ連盟 |
X | 運命の輪 | フォルティニス | 世界解放戦線 |
XI | 正義 | フェルレム・クリート | 世界解放戦線 |
XII | 吊るされた男 | エフェメラ | ミューラ連合 |
XIII | 死神 | シュニッター/シュニッター・デオルクネス | アルテミス |
XIV | 節制 | 世界解放戦線 | |
XV | 悪魔 | ザイダー | 宇宙統一星団 |
XVI | 塔 | バベリオン | アルテミス |
XVII | 星 | エーレ・シュトラール/ルフト・シュトラール | ミューラ連盟 |
XVIII | 月 | クロウ・クルワッハ/クロウ・クルワッハ・キャラハ | 世界解放戦線 |
XIX | 太陽 | ウル・へブライト | 宇宙統一星団 |
XX | 審判 | ||
XXI | 世界 | オルヴェール/ジ・オルヴェール | 宇宙統一星団 |