りっぱな ツノがあれば
にんきものに なれたのか?
リーンリーンと なけば
キュウリを もらえたのか?
概要
初登場作品は『MOTHER2』。多くの人が生理的な嫌悪感を覚えるアレである。「グレープフルーツの滝」と「サターンバレー」を繋ぐ洞窟内などに出現する。アイツの見た目を正確に再現しているので、MOTHER3では生理的にダメな人は背後を取るのはやめておこう。
それだけならまだしも、戦闘中のドット絵が後脚2本で立ち上がり、裏側を堂々と見せつつ片方の前脚を天に勇ましく掲げた状態という、ビジュアル的に極めて性質の悪いもの。
加えて、他の虫系モンスター(アリや蜘蛛)は可愛げのあるデフォルメがなされているのだが、コイツだけは嫌がらせとしか思えないほど妙にリアルに作られている。
フィールド上のシンボルがそれまで経験値のカモにしてきた「むこうみずなナメクジ」「アリアリブラック」、そして直前のフィールドで戦うことになる「アリアリレッド」と似ている為(ドットの大きさと脚の有無で一応見分けはつくが)、どうせ似たような雑魚だろうと高を括ってエンカウントして悲鳴を上げたプレイヤーは数知れず。
行動パターンは通常攻撃と「眉間に皺を寄せる(何もしない)」、「ひどい臭い(単体に防御低下)」と、「羽を広げて飛びかかる(固まった状態にする)」。やはり台所の黒い奴に飛びかかられる精神的なダメージは大きいのだろうか…。
どんなモンスターでも臆することなく戦う主人公一行でもあれにはかなわないか・・・。というかそれをフライパンで攻撃しちゃダメじゃないかなぁ・・・。
ステータスとしてはあれらしくカサカサ素早い上にHPが高くタフ。命中率が低いスーパースリングなんかを装備してると中々倒すのに苦労するかもしれない。
反面攻撃面は特に大したことはなく、通常攻撃以外でダメージを与える手段を持たない為、出現場所の到達レベルなら殴り合いをしてもまず負けることはない。
油っぽいからかPKファイヤーに弱く、PKフリーズも効果バツグンなので、さっさとPKで倒してしまうのもアリだろう。
また滅多なことがない限りは1体ずつしかエンカウントしない。強さ的な意味でも、そして何よりビジュアル的な意味でもそこは幸いと言えよう。
ただし極稀にどせいさんの家から現れる。
『MOTHER3』にも登場し、オソヘ城に出現する。序盤に登場するだけあって、前作と比べればステータスは下がった。ゾンビや幽霊と戦ったダスターからすれば、そいつ相手には屁でもないかもしれない。けど「ける」のはちょっと嫌。
昆虫系のモンスターであるため、「さっちゅうスプレー」や「ムシムシキラー」といったグッズで大ダメージを与えられる。
関連モンスター
- あのあれ
あれも イヤだったけど
あれより すばしっこくて
おおきくて あぶらぎってて
せいめいりょくが ありそう。
『MOTHER2』では緑色で、マグネットヒルのダンジョン内(下水道)に出現する。大都会の下水に生息するためか、ステータスが大きく向上している上位種。が、行動はあれとほとんど変わらない為攻撃面はやっぱり同ダンジョンだと大したことない部類。一応、「ひどい臭い」の代わりに「連続攻撃」をするようになったので攻撃面は強くなって…いるのか?
『MOTHER3』では黒めの茶色で、「ハイウェイ」と「どせいだに」を繋ぐトンネルの洞窟の部分に出現する。行動は前作と変わらない。
- メタルアレ
ぜんしん シルバーになって
つよくなった あれ。
ぎゃくに イヤなかんじが
うすまってしまった。
『MOTHER3』に登場する全身メタル化したあれ。シルバーコーティングになったことでかえって嫌悪感が薄まった。ニューポークシティの下水道に出現する。行動はあれとあのあれと変わらないが、メタル化のためタフさは更に向上し、PKファイアーにも耐性がある。が、メカっぽいボディのため今度はPKサンダーに弱くなり、ムシムシキラーは効かない代わりにシオミズデッポウが効くように。
余談
状態異常を回復するうらカンポーのグッズを落とす種類が存在するがコイツを原料にした物だという説が有る。
実際『2』『3』共にこいつらが出るどせいさんの住処に「うらカンポー」が販売されているので……。