プロフィール
概要
シリーズ一作目からプレイヤー武将として参戦。BASARAオリジナルの人物であり、史実上で彼女に相当する人物はいない。『3』以降はストーリーや人物の関係上、不参加となってしまった。
戦国の世で荒れ果てる農民たちの田畑や生活を見てそれを憂いた神・ウカノメ(原形はウカノミタマか?)の神託を受けて立ち上がった少女。合戦のたびに田畑や家を荒らされ、高い年貢に苦しめられる農民たちの怒りを戦国武将たちに知らしめるべく一揆衆(いっきしゅう)を結成し、その大将として戦場へと乗り込んでいくことになる。
名前の由来は『一揆(いっき)』。
外見
銀髪を三つ編みのツインテールにしており、前髪は一直線に切りそろている。防寒用の耳あて、金太郎の前掛け(腹掛け)のような衣装に藁蓑(藁で出来た合羽のようなもの)と白い襟巻、二つ指の手袋と藁製の腕貫きに、藁のすね当てと藁靴を着用ており、総じて雪国伝統の防寒具をベースにした格好をしている。雪国なのにノースリーブだったり、ミニスカートにスパッツだったりというのはツッコむ方が野暮というものである。
公式に設定年齢は12歳であるため、登場作品中では森蘭丸とならんでもっとも小柄な武将である。
性格
キャッチコピーどおりに天真爛漫で、自然を愛する優しい元気な女の子。
東北地方特有の訛りが入ったしゃべり方をする。
そのまっすぐで明るい性格からか、アイドル的なカリスマ性を秘めており、一揆衆を若輩ながらしっかりと統率している。ただその一方で、本物のアイドルのように扱う熱狂的なファンも一揆衆に混ざっており、その影響で一揆衆なのかアイドルのおっかけか親衛隊なのか、よく分からない集団と化している節がある。
自然とともに生き、農業をしながらゆったりと暮らしたいと願っているため、本来は争い事は嫌いな方である。心の芯も強くはあるがやはりそこは12歳の少女であり、過酷な運命と現実に心を痛めることもある。
バトルスタイル
武器はウカノメより授けられたハンマー。
太鼓をモチーフにしたもので、その大きさはいつきの身長とほぼ同じという巨大さ。この巨大ハンマーを武器に、雪を利用した攻撃を織り交ぜつつ豪快に戦う。いつき自身が小柄ながら非常に力持ちであるため、多少ふらつくもののこうした戦闘方法は苦ではない模様。
通常攻撃は大振りかつ前述のようなふらつく動きがあるので隙が多めだが、固有技『おらさちから』や専用の装飾具などで何とハンマーを手放して戦える。
ハンマーを手放している間は移動速度が上がって通常攻撃も手数が段違いに増えるが、ガード不可・回避不可・乗馬不可・一部を除く固有技が使用不可・専用装具で手放している時はバサラ技も使用不可というデメリットが付いてくるので、油断は禁物。
しかし、これらのデメリットを踏まえてもハンマー無し状態で暴れ回る方が殲滅力は高く、むしろハンマー無しの方が普通に強いというなんとも言い難い現象が発生している。
ただし、ハンマー無し状態は全方位に攻撃が届く通常の状態と比較すると攻撃範囲が前方に集中するので、それぞれの状態を使い分ける事が重要となる。
ちなみに、いつきが率いる一揆衆の兵は全員が農民という事もあり、他武将の兵士と比べると全体的なステータスは低めの傾向にある。
バサラ技は移動方向にゆっくり前進しつつ、ハンマーを振り回す。
全方位に攻撃が届くものの、効果範囲は近距離特化なので敵に密集された時に本領を発揮する。
そして前述の通り、専用装具で常時ハンマーを手放している状態だと照れるような仕草を取るだけで技が不発に終わってしまうので注意。
学園BASARA
学食を切り盛りしており、別名「学食のアイドル」。
理事長からA定食を値上げするように言われているが、生徒達のために闘う。
アニメ版ではかなり出番が増えており、CVは沢城みゆきが担当している。
服装は白い半袖シャツ着て、黒いスカートをはいている。
足元は、黄色いレッグカバーと黄色い靴を履いている。
前髪がぱっつんではなくなっているが、基本的には戦国と同じ髪型。
学食で働いているためか、頭に黄色いバンダナと水色のエプロンをつけている。
余談
- ザビー教の教主・ザビーとは、信仰や愛への価値観の相違から明確な敵対関係にある。
- 『2』でのストーリーの関係から、一部のファンのあいだで伊達政宗・片倉小十郎とセットで扱われることがある。
- もともといつきの出身が、日の本最北の地(おそらくは現在の青森県)にあるため決して突飛な接点でもない。(ちなみに史実の伊達政宗は、一揆を何度か扇動している。)
- 『2』発売以前にCAPCOMの開発スタッフらが『いつき親衛隊』を一般公募したことがあり、応募者の名前が親衛隊員として起用されるという企画も行われた。
関連イラスト
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戦国BASARAシリーズ 学園BASARA 戦国BASARA登場キャラクター一覧