解説
絢瀬絵里(ラブライブ!)、黒澤ダイヤ(ラブライブ!サンシャイン!!)、乙宗梢(ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ)の3人によるカップリング。
共通点としては、女性語を使用していること、グループ中の最高学年に属すること、(どちらかといえば)メンバーの中で理性的な立場であることが挙げられる。
憧れる側と憧れられる側
他の越境カップリングに比べて共通点が少ないように見えるが、このカップリングは、共通点ではなく、スクールアイドルとファンという、非対称の関係性で構築されている点が特徴である。
まず、ダイヤは絵里に憧れてスクールアイドルを始めた(テレビアニメ版の設定)。
作中では絵里になりきって、幼いルビィとごっこ遊びに興じたこともある。
そして梢もまた、絵里に憧れている。
明確に絵里やμ'sの名前を出したことはないが、「(憧れのスクールアイドルのグループは)母校をスクールアイドル活動で廃校の危機から救った」「DEEPNESSでのポニーテールは、憧れのスクールアイドルのオマージュ」「好きな曲はMermaid festa vol.1(絵里がセンターの曲)」と、彼女に憧れていることが強く示唆されている。
そして、梢を演じる花宮初奈もまた、『ラブライブ!』のアニメを見て絵里を好きになり、声優を志した人物である。そのうえ、『サンシャイン!!』ではダイヤが好きであり、演じる小宮有紗とイベントで共演した際は舞台裏でツーショットを取るも、「あなたの世界に私はいないんです」と、推しとの共演を喜びつつも信じられないという強火なオタクの一面を垣間見せている。
このように、キャラクター・演者双方の観点から、「スクールアイドルとそのファンが一緒のカップリング」というのが、当カップリングの特徴と言える。
公式化
2024年、専門誌「LoveLive!Days」の発刊5周年企画として、シリーズ5作品のスクールアイドル47名から3名をピックアップしてカップリング化し、同誌の表紙イラストに起用する企画「ラブライブ!シリーズ妄想ユニット投票!」が開始。
同年3月10日に最終選考に残った8カップリングが公開され、その中に当カップリングもエントリーされていた(しかも、主人公格が属しないにもかかわらず、エントリーナンバー1番)。
2024年5月号本誌の紹介では「ストイックなリーダー系」と記載されている。
そして、同年7月号にて遂に結果発表。
なんと堂々の1位に選ばれ、8月号で表紙を飾る事となったのである。