もしかしなくても→おジャ魔女どれみ16
概説
おジャ魔女どれみシリーズ第6期にあたるライトノベルシリーズ作品『おジャ魔女どれみ16』シリーズのファイナルピリオドにして最終巻。それはとりもなおさず「おジャ魔女どれみシリーズ」全体にとっての現時点における最終的な完結編でもある事をも自動的に意味している。
なお、誤解されやすい部分ではあるが、のちに執筆された『おジャ魔女どれみ20’s』(著:影山由美)は、本作の続きではなく番外編(どれみの就職浪人時代の物語)にあたり、完結編としての位置は変わらず本作にある。
そのため、読むにあたり最低限の基本前提として『おジャ魔女どれみ16』(全3巻)『おジャ魔女どれみ17』(全3巻)『おジャ魔女どれみ18』(全2巻)の通読を必須としている。(実際、これらを読まないと『19』単巻では物語の意味が理解できない)
当然、物語のより深い理解のためにはアニメシリーズの通覧も推奨されるのは言うまでもない事でもある。
物語は『18 2nd』にて高校を卒業した後のおジャ魔女たちの各近況を記した補遺的な物語で構成されている。
pixivタグとして
『おジャ魔女どれみ17』『おジャ魔女どれみ18』の各タグ同様に『おジャ魔女どれみ16』(おジャ魔女どれみシリーズ第6期)の内容を描いた作品に付される表記揺れタグとしての性質を持っている。
ただし、当然のことながら内容は『19』本編のネタバレ的なものに付されるタグともいえる。
特記するとするならば、春風どれみの小学校教師姿が、本タグにおける代表的なもの。
余談
本巻の表紙カバー(裏表紙)に記された「春風どれみ」の黒板チョーク文字は、長らくどれみを演じてきた千葉千恵巳によるもの。
本巻の巻末には著者である栗山緑(……というか山田隆司)のインタビューが載っており、そこで栗山は「ライトノベルなんて書いたことが無かったですから、俺、書けるのかな? って思いましたけど 」(『19』P.224,L4)とのたまっている。が、その一言を見た栗山(山田)の来歴を知るファンは総じて「嘘つけぇ!」とツッ込んだ。
実は、山田隆司(=栗山緑)はコバルト文庫(コバルト文庫ピンキーリボン)において『姫ちゃんのリボン』『赤ずきんチャチャ』のノベライズを担当しており、明らかなコバルト作家(=ラノベ作家)であった過去がある。おまけにジャンプJブックスで『アウターゾーン』、小学館SQ文庫で『餓狼伝説』も担当していたりする。全部ラノベである。
(もっとも「栗山緑という『キャラ』を演じる上でのギミック」としてのセリフであった可能性もある……というか、そうなのであろうと受け止めたほうがいいのであろうが、それにしても白々しい と感じるファンはいたりする)