CV:坂本真綾
概要
西尾維新のシリーズ小説『物語シリーズ』のうち、『続・終物語』の登場人物。
物語
鏡の中の異世界に取りこまれた阿良々木暦は、明らかに背が低くなった妹・火憐、イラッとするほど表情が豊かになった[[斧乃木余接
事情を知った八九寺さんは先代祭神・{[千石撫子]]に助力を依頼する一方、事態を解決する鍵が神原家の風呂場にこそあると思った暦は神原家に向かうが、
暦は神原家で、暦に対する憎悪と殺意を剝き出しにしたレイニーデビル(神原駿河)に襲われ、間一髪のところでブラック羽川(羽川翼)に救われる。
何とか自宅に帰り着いた暦は、今度は阿良々木家の養女となり暦に好意をもつ老倉育に戸惑う。
一方で暦の姿がいつもとちがうことに気づいた余接は、暦の記憶に近い性格に自己を作りかえたうえでその夜のうちに暦と接触、鏡の中の世界にはいないと暦が考える忍野忍(=キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード)との謁見を(気乗りしないものの)申し出る。
余接が気が進まないのには理由があった。
鏡の世界のキスショットは、暦たちの世界で忍野メメが暮らしていていた学習塾の廃墟に巨大な城を構えて暮らしており、吸血鬼ではなく人間のお姫様として君臨していた。
その圧倒的な荘厳さ、高貴さにあてられて暦はひざまずき、キスショットの助言を得て彼女を煩わせることが万死に値すると考えて自害することが正しいとの想いに囚われることとなった。
このまま城に居つづけては自害は避けられないと悟った余接は暦をつれて脱出、
正気に戻った暦は、鏡の世界で会った少女たちが皆元の世界における彼女たちの隠された一面であり、暦自身も気づいていなかったことを悟るのだった。