けんまくんとは
pixivでは概ね置物の方、厳密には置物を元にした「擬人化けんまくん」を示すのが主流である。
置物の概要
1998年にアメリカのArtline社によって造された置物。
陶器と勘違いされるが正確には合成樹脂(耐光性プラスチック)製のガーデンオーナメント(庭園用装飾品)である。
中国で生産されたものが日本に輸入されたため、原産地は中国と言われることもある。
「3607L」という製造番号が与えられており、末尾の文字Lは座りポーズを表すLowの頭文字。
「3607H」というポーズ違いの兄弟製品があり、こちらは立ちポーズを表すHighの頭文字。
正確は商品名は「耳長ウサギ(loop eared rabbit)」注文票に表記されていた品名は「アニマルデコレーションミミナガウサギ」らしい。
かつてはホームセンター等で販売されていたが、既に製造は停止しており購入は不可能。
ただし、知的財産権が失効しているため複製はOKである。
日本各地で同個体が散見されているが、皆一様に屋外の環境に晒され、経年劣化による変色や汚損等に見舞われており、製造当時の姿を保っている個体はほとんど存在しない。
ちばけんまに置かれていたけんまくんは心ない教徒によって盗難されてしまった。世田谷区に置いてあったけんまくんは池にある植木鉢の中に置かれており、ある教徒に貰われていった。
外見
製造当時は体毛を表現したシワのような凹凸に二色の灰色の塗装が施され、耳の内側もピンク色に塗られていた。
本来はいかにもウサギらしい風貌だったのだが、15年ものあいだ日差しと風雨に晒され続けて塗装が削げ落ち、鮮やかな空色のファンタジックな外見になっている。
擬人化
2015年4月7日に「睡魔」氏がTwitterに投下したイラストを発端として擬人化路線が確立。
性別はオス、語尾に「ンマ」を付けるなどの設定が作られ、サマナ式ミクをベースにしたMMDモデルも制作されている。
また、テーマソングとして作曲されたボカロ曲「おるすばんけんま!」は個人宅の住所をそのまま歌詞に入れているにもかかわらず内輪ネタの域を超えた人気曲となり、一時期JOYSOUNDに捻じ込まれたことも話題となった。
けんまくんバーチャルYouTuberデビュー
擬人化けんまくんの姿を基本形として置物系Vtuber「けんま」としてvtuberデビューを果たした。ちなみにれっきとした男の娘である。
公式ツイッター@kenma_Vtuber
表面上は健全なVTuberを装ってはいるが、ハセカラネタをまったく自粛しない尖りっぷりは、BANs(BAN経験者もしくは可能性のあるVTuberの集まり)ですら扱えない、むしろBANsの誰よりも遥かにやべーやつと評判になっている。
ニコニコ動画にも公式に「けんまちゃんねる」名義のアカウントを取得して公式に動画を転載しているが、そちらでは自己紹介動画の投稿から三日足らずで10万再生を突破した。
だが、YouTubeにアップロードした自己紹介動画はわずか5日で削除された。
なぜか「ユーザー削除」の名義で削除されておりバグの可能性が高く、復元申請と共に再アップロードすることになった。
しばらくはツイッターをメインに活動していたが、諸事情で動画を投稿できなくなり、代打として偽けんまくんの動画が公開された。