「我が名はこめっこ。紅魔族随一の魔性の妹!魔王軍幹部より強き者!!」
CV:長縄まりあ
概要
めぐみんの7歳下の妹。初登場時にアクアから「ちっこいめぐみん」と言われた程、面立ちが姉と似ている。
アニメ版ではTVシリーズ二期のめぐみんの回想内で初登場し、その後劇場版から本格登場している。
人物
誕生日は5月5日。
容姿だけでなく性格まで姉のめぐみんとほぼ同じで、非常にマイペースで人の話を全く聞こうとせず、気が強くて攻撃的。しかも頭の回転もとても良いので、めぐみんでも手に負えない。
家が貧しいため常にお腹を空かせており、食べられるものなら何でも食べようとする食い意地の張った野生児。黒い羽根を持つ火を吹く怪しい黒猫(ちょむすけ)でも食い物として連れて帰り、空きっ腹を満たすためか甘噛みするのが常。
スピンオフ『この素晴らしい世界に爆焔を!』では、元々食料にするつもりで連れ帰ったとは言え、半年近くも一緒に暮らしたちょむすけを何の抵抗も無く明日の朝食として受け入れたり、「(ちょむすけを)高値で売る」と言われても「凄い!」と大喜びする様子は妹を溺愛するめぐみんをして、「この子は人の心を無くしたのだろうか」と引かせた程だった。
しかし、紅魔の里にやって来たモンスターがちょむすけを奪った際には「ごはんを返せー!」と怒鳴り、その迫力はモンスターの方が怯んでしまう程だったとの事。
シスコンのめぐみんと違い、既に姉離れを終えてしまった感もあり、めぐみんが旅に出る事を伝えた時は「ふーん」と薄い反応を見せていた(それでもその後、寂しがる素振りを見せてはいた)。
他にも、邪神ウォルバク(厳密には、その半身たる暴虐の魔獣)の封印を解こうとした上級悪魔のホースト相手に「カッコいい!」と感動して(ぶっころりーから横取りした)親子丼を生け贄代わりに持って来たり、シルビアが里に襲来した時は殆ど最後まで熟睡していた上に致命的な一撃を喰らわす事をやらかすなど、かなりの大物。更には荒くれ者が集まる冒険者ギルドにも入り浸るくらい、大胆不敵だったりする。
魔性の妹
天性の人たらしであるこめっこに、姉のめぐみんが付けた通り名。
原作11巻でアクセルの街にやって来た際に、尊敬の眼差しと無邪気な褒め言葉で、カズマ・アクア・ダクネスの3人だけではなく、アクセルの街の冒険者達も良い気分にさせ、食事やデザートなどを奢ってもらっていた。
更に期待の眼差しで冒険者達をやる気にさせ、溜まっていた塩漬けクエストを解消させるのに大きく貢献するなど、魔性っぷりを見せ付けた。
『このファン』でもその能力(?)を買われてセシリーの布教活動を手伝う事になったが、こめっこ自身は「飯が食えるならエリス教でもアクシズ教でも構わない」と言っており、怪しい宗教かどうかという問題は関心が無いらしい。
めぐみんはこめっこが将来男を誑かす悪女にならないか心配しているが、こめっこに「大人を見かけたら食べ物をねだれ」と教えていたのは、他ならぬめぐみんである。
そのめぐみんも、カズマからは「男をダメにするタイプの悪女」「いつも良いところでお預けにする」と言われているので、結局のところは似た者姉妹。
才能
サキュバスの話によると高い悪魔使いの才能があるらしく、アクセルの街のサキュバス達を夢中にした。
スピンオフでは既に上位悪魔のホーストと、いつか主従関係を結ぶ事を約束済み。
更にそのスピンオフでは、かつての姉と同じく賢者級の大人でもなかなか解けないというウォルバクの封印を(何も知らずに)おもちゃのパズル感覚で解いてしまい、里に騒動を引き起こした。
加えてまだ魔法を使えないにも拘わらず、使用するにはそれなりの魔力が必要な魔力式の点火風呂を事もなげに使用出来ており、その事からめぐみんは「自分以上の才能があるのかもしれない」と考えている。
『このファン』ではプレイアブルキャラクターとして参戦し、それに関するストーリーでは前述のホーストを喚び出して、ジャイアントトードの群れを一掃した。実際の戦闘でもホーストが一緒に闘ってくれる(参考ツイート)。
余談
『この素晴らしい世界に爆焔を!』のアニメOPでは、あのポーズ…と思わせてあのポーズをとっていた。