「我が名はあるえ。紅魔族随一の発育にして、やがて作家を目指す者!」
CV:名塚佳織
概要
職業は『アークウィザード』だが冒険者になるつもりはなく、作家になる事を目指している変わった紅魔族の少女。
人物
年齢はめぐみんと同じ14歳。中二病を患う紅魔族の例に漏れず、芝居がかった言動や格好良い展開を好む。また演技力も高い。
マイペースでサバサバした性格の持ち主で、中性的な男性寄りの口調で話す。滅多な事では動じず、普段何を考えているのか分からないとも評されており、めぐみん曰く「変わった子」。
しかし『このファン』のリリース2周年記念において、原作者の暁なつめ氏が書き下ろしたアニバーサリーエピソード『アクセルの冒険者達』では、めぐみんの爆裂魔法でゆんゆん共々ふっ飛ばされ、互いにパンツが丸見えになるという災難に遭い、流石の彼女もこの時ばかりは羞恥心のあまり元凶のめぐみんをひたすら攻撃していた。
学生時代はめぐみん、ゆんゆんに次ぐ、優秀な成績を収めていた。
卒業後は毎日家に籠もって『紅魔族英雄伝』という作品を執筆中(ワナビであって断じてニートではない)、最近では紅魔族の新聞を作ったり本も出版したりなど収入は得ている模様。
なお、上述の外伝の各巻頭で紹介されている『“紅魔の里”不滅目録』は、彼女が書いたという体裁になっている。
『作家は適当に話を作ってなんぼ』という考えを持っており、その影響で周りを困らせたりする事もあるが、ゆんゆん程ではないにしろ学校では友達の少なかっためぐみんによく声をかけたり、ゆんゆんを気遣ったり、彼女の提案したお別れ会にも来たりと、友達思いで面倒見も良い。
アクセルの街で暮らすめぐみん、ゆんゆんとも、手紙のやり取りを続けている。
めぐみんの仲間達にも基本友好的に接しているが、カズマとだけは険悪な関係。
事の発端はゆんゆんの父である族長が娘に送った手紙に、あるえが自作小説を同封したことから。この手紙の内容をゆんゆんが勘違いしたことにより、カズマ達のパーティーが紅魔の里へ来るきっかけにもなっている(原作5巻)。
加えてカズマ達がシルビアと戦っていた際にも、一連の戦闘を高見の見物を決め込みながらネタにして小説を書き続けていた。書き上げた大作を持って来てめぐみんに感想を聞こうとするが、事の次第を知ったカズマがブチキレて小説を引き裂いてしまう。
これ以降顔を合わせる度に喧嘩となり、めぐみんがカズマに好意を寄せていると知ると、ゆんゆんルートに戻るよう説得する様にもなった。
ちなみに原作とは違うストーリーで展開する『このファン』では、カズマとの前述の様なやり取りは今のところ見られないため、イベントストーリー『この紅魔の作家と演劇を!』では劇の脚本を書いて貰おうとカズマがあるえを紅魔の里から呼び寄せ、当のあるえもそれに快く応じるなど、仲は至って良好である。
容姿
短めの縦ロールに、蝙蝠の羽型の髪留め、左目には常に眼帯を着けている。
アニメやゲーム作品においては、髪留めが紫色のリボンへと変更されている。
左目の眼帯は強力な力が込められた逸品で、精神を安定させ洗脳や魅了といった操作系の魔法に対する耐性が得られ、同時に魔力を抑える役割も持つ。彼女の場合、持って生まれた魔力が大き過ぎたらしく、力を暴走させない為に幼い頃に着けられた……………
……………という設定がある。正しくは、お洒落で着けているただの眼帯なので特に意味は無い。
外伝『この素晴らしい世界に爆焔を!』では、里から旅立つめぐみんに、同じ眼帯をプレゼントしている。
自身の紅魔族の名乗りでも述べている通り、えらくあちこちが発育しており長身でスタイルも良い(同級生の間では「脱いだら凄い」と評判。なお12歳の頃には、既にこのスタイルだった)。
めぐみん「こいつは敵だ!」
余談
Web版では登場せず書籍化の際に追加されたキャラクターなのだが、公式のキャラクター総選挙ではサブキャラの中では毎度高い順位にいたり、複数のゲーム作品にプレイアブルキャラクターとして登場するなど、隠れた人気を誇る。
特に『このファン』においては水着姿やくノ一姿などで、紅魔族随一の発育を毎回惜しみなく見せ付けており、様々な姿の彼女をお目にかかれる。やはり大きいは正義、という事か……。
その人気の要因の1つとして「Webみんの系譜を受け継いでいる」と言われ、無表情系美少女で落ち着いた雰囲気に口調など、書籍化で設定変更される前のめぐみんとの類似点が多い。