クール系メイド×少年ご主人様の「主従サスペンス・アクション」!
概要
本作品は、『ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)にて2019年7月号から2020年11月号まで連載された、藤近小梅による漫画作品である。単行本は全3巻。
ストーリー
歪んだ奉仕を繰り返し、人々を危険にさらすメイド “ステップガール”。彼女たちを消滅させる方法はただ一つ——その奉仕を受け入れること。人の気持ちを無視できない少年・言見は、メイド姿の美女・ウルスラに “ご主人様” として見出されてしまい——。
登場人物
- 霜野言見(しもの ことみ)
本作の主人公。人の気持ちを考えすぎるきらいがあり、ティッシュ配りやセールスの訪問など絶対に断れないお人好し。
その献身性——ウルスラ曰く「ご主人様力」の高さを買われ、半ば強制的にステップガールと対峙することになる。
初めてのステップガールを討伐して以降、家ではウルスラとの二人暮らし。小さい頃から歯医者が苦手。
- ウルスラ
ステップガールとの戦闘が主な仕事の戦女中(ヴァルメイド)。拳銃を使い、ステップガールと戦う。
ステップガールを始末するため、ご主人様力のある人間を探していたときに言見を見つける。
今までのご主人様とは違い、自分に危害を加えるステップガールにでさえ寄り添う献身の心を持つ言見をお慕い申してしまう。
- セプト
ウルスラと同じ戦女中。
髪を後ろで束ねたボーイッシュな女の子っぽいが男。一人称は「俺」で男らしい声をしている。
一応、言見のメイドなので彼を「コトミ様」と呼ぶが、喋り方は非常にフランク。
電気を纏った警棒のようなものを両手で1本ずつ扱う。戦闘狂まではいかないが、ステップガールに対してはかなり好戦的。
- エミリーリュエル
ステップガール対策本部本部長直属の博士を務めるメイド。愛称は「エミリー」。
何事も思った通りにズバズバ言う性格。
嫌味にも取れる発言が多く、セプトとは軽い言い合いも茶飯事。
戦女中ではないため戦闘には参加しないが、戦女中の二人よりよく食べる。
- 左諸土大(さもろ どだい)
ウルスラたちの元・ご主人様の男性。
話すことが苦手で、追い込まれるとついカッとなって手が出てしまうことも。
自分の言動に問題があることは自覚しており、話の最後に「信じられないと思うけど…!」と付け加えることが多い。
なにやら言見を探しているらしい。
用語
- メイド
人々に幸せを運ぶ精霊(座敷童やケセランパサランなど)のこと。その中でも人に危害を及ぼすメイドを『ステップガール』という。
関連タグ
好きな子がめがねを忘れた(同作者による別作品)