概要
1972年12月20日に発売された美川憲一の25作目のシングル。元々、この歌はB面の曲とする予定だったが、A面の曲となった。カップリング曲は、「ひとりで涙をふきましょう」という曲。
『柳ヶ瀬ブルース』と並ぶ美川の代表曲の一つとなっている。また、コロッケらタレントが美川の物真似をする際によく歌われる。
男に弄ばれ傷ついた一途な女の執念を歌った曲で、自らを蠍になぞらえ「さそりの毒は あとできくのよ」と男に釘を刺す様子が歌われている。
蠍座は星占いにおいても「真面目で研究熱心」・「集中力に長け忍耐強い」といった面がある一方で、「恋愛には情熱的、かつ執念深い」・「周囲にも自分にも厳しく、嘘や不正を許せない」といった面もあり、良くも悪くも「一途」な性格であると言われている。
1970年代にはこの曲のヒットをきっかけに占星術(星占い)ブームが起こった。
紅白歌合戦では、7回歌われた。
※歌っている美川憲一本人は、牡牛座の男である。
余談
サソリの交尾は独特であり、まず雄と雌が婚姻のダンスを行った後に、
雄が精包という精子に当たる白い物体を地面に置いて雌がそれを体内に取り込む「交接」という形で行われる。