概要
創業は大正9年(1920年)。
通天閣近くの新世界本店(浪速区)と、ミナミの道頓堀店(中央区)に2店舗を構えていた。
づぼらやを象徴する巨大なふぐちょうちんの看板は、新世界と道頓堀、ひいては大阪のシンボルマークとして有名だったが、実は道路に大きく突き出ているため大阪市の広告物の基準に違反していた。
しかし、大阪の名物ということもあって、市は黙認していたという。
創業100年の記念すべき節目となる2020年、COVID-19により客足が落ち込み、大勢で鍋を囲むスタイルは受け入れられることが困難になったとして、4月から臨時休業。
そのまま営業再開することなく、9月15日付で閉店が決まった。
前述のふぐちょうちんも閉店に先んじて撤去された。
閉店後に掲げられた垂れ幕にはふぐちょうちんの写真と共に「長らく御愛顧いただきありがとうございました 皆様お元気で ほな!さいなら」というメッセージが書かれていた。
このふぐちょうちん、大阪市長の松井一郎や新世界の温泉施設が保存を希望しているものの、づぼらや側は譲渡しない意思を示している。
現在は大阪市内の倉庫で保管しているとのこと。
関連イラスト
関連項目
くいだおれ太郎 かに道楽 ビリケン:同じくミナミの名物にして、活気ある大阪を象徴するシンボル。これらは今なお現役である。